2022/8/28中央競馬回顧+今週の出来事

新潟2R 3歳未勝利(ダ1800m) 勝ち馬ウィルソンテソーロ牡3(父キタサンブラック)

このレースが初ダートとなったウィルソンテソーロ、2.3番手追走から楽に抜け出すと2着サトノギベオンの大差をつける大楽勝。上がりも当然ながら抜けておりかなり派手なパフォーマンスだった。2着サトノギベオンも未勝利は勝ち上がれる馬だけに3勝クラスまではスムーズに上がっていきそうである。

 

新潟4R 3歳未勝利(芝2000m) 勝ち馬シュトルーヴェ牡3(父キングカメハメハ)

道中は後方からの追走となったシュトルーヴェ大外から伸びてくると一頭次元の違う脚を使い差し切り勝ち。3戦目で初勝利となった。

けっしてハイペースということはなかったが後方からすさまじい脚をくりだしたシュトルーヴェ。馬場も稍重とはいえ12.3-11.9-11.3と最後は流しているにもかかわらずグングン差を広げていった。新潟巧者の可能性もあるので確実なことはいえないが、他場でもこの走りができるならかなり楽しみ。

 


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rセイウンスイート(父サトノクラウン)3

新潟5Rクロスライセンス(父キズナ)4

新潟6Rエコロアイ(父シャックルフォード(Shackleford))3

新潟11R新潟2歳S(G3)キタウイング(父ダノンバラード)3

小倉1Rアルムラトゥール(父コパノリッキー)2

小倉5Rコナコースト(父キタサンブラック)5

小倉6Rバレリーナ(父ダイワメジャー)4

札幌1Rコスモフーレイ(父サトノクラウン)3

札幌5Rフォトンブルー(父ハーツクライ)5

 

日曜は2頭をピックアップ。

まずは小倉5Rのコナコースト、道中は2番手追走ながら勝負所では進路をなくし4.5番手に後退して直線へ、切れ味比べとなり万事休すかに思えたが、ゴール寸前で辛くも粘るメテオリートを捉えて勝利。伸びている2着馬相手にさらに伸びきっての勝利だけに価値がある内容。着差はわずかだがかなり気に入った、祖母に04年の阪神JF2着馬アンブロワーズがいる血統。

 

札幌5Rは道中4.5番手辺りの追走から直線外に持ち出すと、逃げていた人気のエルデストサンとの一騎打ち、ゴール寸前でクビ捉え切り勝利をもぎ取った。

こちらも伸びている相手に伸び勝っての勝利に価値があり、レースラップ最後の1Fが11.4なのでこれを差したことを考えると中々の脚力。上がり3Fは12.2-11.7-11.4の加速ラップで今開催ここまでの札幌新馬で加速ラップを踏んだレースは同レースのみ。まだかなり緩そうだというコメントからもこれからの期待が高まる一頭。

血統的には半兄に種牡馬としても活躍しているシルバーステート、ヘンリーバローズがいるお馴染みのシルヴァースカヤ産駒、2頭を除くと派手な活躍をした産駒はいないがこの馬はしっかりと成長してくればかなりいい所まで行きそう。


今週の出来事

19年エプソムC勝ち馬レイエンダ(セ7)が引退

ドーヴィル大賞(G2)に出走したステイフーリッシュ(牡7)は2着

12年阪急杯含む重賞3勝馬マジンプロスパー(牡15)が亡くなる

WASJはJRA選抜の武豊騎手が優勝

 

10戦無敗のバーイード(Baaeed)(牡4)が良馬場を条件に凱旋門賞出走を示唆

20年サンタアニタH勝ち馬で種牡馬として繋養されていたコンバタント(Combatant)(牡7)が亡くなる

21年ジオールスターマイル勝ち馬ムガトゥー(Mugatoo)(セ8)が引退

種牡馬としてBCスプリント連覇のロイエイチ(Roy H)などを送り出した大種牡馬モアザンレディ(牡25)が亡くなる

 

 

フォアゴーS(G1)米4歳以上ダ1400m    
勝ち馬コーディーズウィッシュ(Cody's Wish)(牡4)    
映像https://youtu.be/IvuLmel5dI8

ここは断然の支持を集めたジャッキーズウォリアー(Jackie's Warrior)が中心。ここまで4連勝中でG1は4勝。この路線ではトップクラスの実績を誇っており、ここは1.15倍と圧倒的な支持を集めた。

レースも3番のジャッキーズウォリアーが引っ張り直線へ。

2番手から終始ジャッキーズウォリアーをつついていたパイプライン(Pipeline)を競り落とし押切りかに思えたが、一番外からコーディーズウィッシュが一気に脚で強襲。並ぶ間もなくあっという間に交わすと1 1/4馬身差をつけて勝利。G1初制覇となった。断然の支持を集めたジャッキーズウォリアーはまさかに2着敗退。3着にはパイプラインが入った。

勝ったコーディーズウィッシュはこれがG1初制覇。昨年6月にデビューの同馬だが4戦目の未勝利で勝ち上がるとそこから条件戦含め3連勝。

初の重賞挑戦となった今年3月のG3で3着となると、5月のG3で重賞初制覇。

前走リステッドを快勝しここがG1初挑戦となった。

ここまで馬券園外なしと抜群の安定感。連勝の勢いそのままに上がり馬が大本命相手に金星を挙げたのだった。

ちなみにジャッキーズウォリアーはここからBCスプリントに直行でここがラストランとなるとのこと。

 

HアレンジャーケンスS(G1)米3歳ダ1400m    
勝ち馬ジャッククリストファー(Jack Christopher)(牡3)    
映像https://youtu.be/HY05e9fRUjg

ここは馬番6番のジャッククリストファーが断然の支持を集めた。

ここまで5戦4勝。3着1回と安定した成績。前走ハスケル招待は1800mという距離が影響してか最後は止まったものの実績ある距離で反撃態勢。

レースでは2番手外につけ直線では早々先頭に立つと、最後は迫るガンナイト(Gunite)を1 1/4馬身抑え快勝。これでG1は3勝目となった。

 

 

パーソナルエンスンS(G1)米4歳牝ダ1800m    
勝ち馬マラサート(Malathaat)(牝4)    
映像https://youtu.be/e5u0Y9PxxAw

5頭立てながらこの路線の上位所が揃った好カード。人気順ではまず馬番3番のクレリエール(Clairiere)昨年まではすこし地味な印象であったが、今年に入り4月に行われたG1アップルブロッサムHを同レースにも出走しているレトルスカ(Letruska)の2着となった後、6月のG1オグデンフィップスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438101622072ではマラサート、サーチリザルツ(Search Results)、レトルスカを撃破し、2度目のG1制覇。前走G2シュヴィーSでもマラサートに土を付け連勝。勢い著しくここでも中心的存在。

 

人気で続いたのはサーチリザルツ、ここまで10戦し馬券外なしの安定感。G2.G3ではしっかり勝ち切るものの、昨年4月のケンタッキーオークス2着、8月テストS3着、今年6月のオグデンフィップスS3着とG1ではあと一歩勝ちきれない同馬。前走はG3を快勝し、2度目のG1制覇に挑む。

 

3番人気は1番レトルスカ、昨年G1を4連勝含む怒涛の5連勝で最優秀牝馬に選ばれた昨年の牝馬チャンピオン。今年は初戦のG3を制し、続くアップルブロッサムHhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438085972867も連勝したが、前走オグデンフィップスSはハイペースで力尽き5着、ここは復権を喫しての一戦。

 

4番人気にはマラサート、昨年は5戦無敗でケンタッキーオークスを制したが、続く7月のCCAオークス2着に敗れ無敗がストップ。しかし、8月のアラバマSを制し3度目のG1制覇。昨年はBCCディスタフ3着でシーズンを終える。今年は初戦のG3を制したものの、前々走オグデンフィップスS、前走シュヴィーS共にクレリエールの2着と敗れており、人気も少し落としていた。

 

レースは一番内から主張したレトルスカが前走同様先手を取り切り、2番手外からサーチリザルツ、3番手からマラサート、大きく離れた最後方からクレリエールが運ぶ。

4コーナーを回ってすぐにレトルスカの外につけたサーチリザルツが競り落とすように先頭に立ったが、その外から人馬泥だらけになりながら一完歩ずづ前に迫ってきたマラサートがゴール寸前でサーチリザルツを捉えて勝利。

昨年の3歳牝馬路線を引っ張ってきた同馬が意地を見せる勝利となった。きわどく粘った2着にはサーチリザルツが入り、逃げたレトルスカは3着、人気のクレリエールは唯一の人気薄すら捉えられずまさかの最下位となった。

 


ソードダンサーS(G1)米4歳以上芝2400m    
勝ち馬グーフォ(Gufo)(牡5)    
映像https://youtu.be/HWutCc_7B1Y

人気の中心は愛からの遠征馬ブルーム(Broome)、もはやお馴染みの馬であるが、今年は初戦のタタソールズゴールドC5着の後、6月のハードウィックSではハリケーンレーンを撃破、前走キングジョージは4着となったが、昨年11月のBCターフでは2着に入っており、米の適性は十分でここは中心。

これに前走7月のユナイテッドネーションズShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889899681623を制したアダモ(Adhamo)、更には昨年の同レース覇者グーフォが続いた。

 

レースはスタートでブルームが痛恨の出遅れ。後方からのレースとなった。

4コーナーを回って直線では前から抜け出した中穴のミラミッション(Mira Mission)が押切りを図り大きなリードを取るが、ブルームの一列前、中団やや後ろからレースを進めたグーフォがゴール前鮮やかに差し切ってゴール。

久々のG1制覇がレース連覇となった。後方から運んだブルームは持ち味を生かせず猛追も4着、アダモは見せ場を作れず8着となった。

 

トラヴァーズS(G1)米3歳ダ2000m    
勝ち馬エピセンター(Epicenter)(牡3)    
映像https://youtu.be/wiz-G7VtGr0

クラシック上位組の再戦となったトラヴァーズS、1番人気は2頭が分け合い、ケンタッキーダービー、プリークネスS2着の後、ジムダンディSを快勝し、初のG1制覇を狙うエピセンター、4月のアーカンソーダービーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105勝利後、ケンタッキーダービーは18着と大敗したが、6月のG3を勝利すると前走7月のハスケル招待https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889899681623ではテイバ、ジャッククリストファーを抑え2度目のG1制覇を果たしたサイバーナイフ(Cyberknife)が分け合った。

このほかにも4月のブルーグラスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173を制すると、続くケンタッキーダービーでは3着、ジムダンディSで2着と安定した成績を誇るゼンダン(Zandon)、ケンタッキーダービーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023で大金星を挙げたリッチストライク(Rich Strike)、プリークネスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438093033467を制したアーリーヴォーティング(Early Voting)などが続いた。

レースではサイバーナイフが先手を取り切り、2番手には前走最後方から追い込んできたエピセンターが強気に2番手から。3番手外にアーリーヴォーティングがつけ、リッチストライク、ゼンダンは中団辺りからレースを運ぶ、3.4角でアーリーヴォーティングが早々に失速するとサイバーナイフ、エピセンターの人気2頭が後続を離し直線へ。

2頭の争いになるかに思えたが、外のエピセンターがあっさりサイバーナイフをパスすると、最後は流す余裕も見せる圧勝劇。これまでのうっぷんを晴らす完璧なレースでG1初制覇となった。これで通算成績10戦6勝、2着3回。

5 1/4馬身離された接戦の2着争いはサイバーナイフが辛うじて残し3着にゼンダン、4着にリッチストライク、アーリーヴォーティングは大きく離された8着に敗れた。

 

バレリーナS(G1)米3歳以上ダ1400m    
勝ち馬グッドナイトオリーブ(Goodnight Oliver)(牝4)    
映像https://youtu.be/yNiZIY6Y4LE

こちらも好メンバーが揃ったバレリーナS、人気では昨年のBCフィリー&メアスプリントhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438032986193の覇者シーシー(Ce Ce)、今年5月のディスタフShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023を制したオブリゲートリー(Obligatory)、昨年8月のテストSを制したベラソフィア(Bella Sofia)、4連勝中の上がり馬グッドナイトオリーブの順

レースは3番手から3.4角早めに2番手から直線楽な手ごたえで前を捉えたグッドナイトオリーブふが最後まで後続を寄せ付けず完勝。2着キャラメルスワール(Caramel Swarl)に2 3/4馬身を付ける内容で牝馬スプリント路線に新星誕生。人気のオブリゲイトリーは3着、シーシーは5着、ベラソフィアは7着となった。

 

メムジーS(G1)豪3歳以上芝1400m    
勝ち馬スナップダンサー(Snapdancer)(牝6)    
映像https://youtu.be/TQMSfu8A9RA

割れたオッズではあったが、人気は昨年11月のレイルウェイShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438037556200を制したウエスタンエンパイア(Western Empire)が集めた。僅差で続いたのが馬主が破産したことで出走停止になったことで話題になっていた今年6月のストラドブロークHhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438101622072の勝ち馬アリゲーターブラッド(Alligator Blood)、馬主を変更したことで豪内でも出走可能となり、同レース出走にこぎつけた。これに昨年同レース3着のトーファネ(Tofane)、今年5月のロバートサングスターShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023を制したスナップダンサー(Snapdancer)など10倍以下7頭と大混戦とメンバー。

レースは逃げた4番人気のスナップダンサーがマイペースで逃げると直線では一旦突き放してリードを取る。最後は猛追してきた中穴のアイムサンダーズトラック(I'm Thunderstruck)が迫ってきたが半馬身抑えたところがゴール。逃げ切り勝ちとなりG1は2勝目となった。2着にはアイムサンダーズトラックが入り、人気のウエスタンエンパイアは5着、アリゲーターブラッドは7着、トーファネは12着に敗れた。

 

 

 

2022/8/27中央競馬回顧

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rエマヌエーレ(父ロードカナロア)3

新潟5Rフライヤートゥルー(父リアルスティール)4

新潟6Rデインバランス(父エピファネイア)4

小倉1Rフラッシングレート(父ミッキーロケット)4

小倉5Rスカパラダイス(父シルバーステート)3

小倉9Rひまわり賞(OP)サツマノオンナ(父スクワートルスクワート)3

札幌1Rキングズレイン(父ルーラーシップ)4

札幌2Rバロットボックス(父タリスマニック)2

札幌5Rペリエール(父ヘニーヒューズ)5

 

札幌5Rのペリエールをピックアップ。ここはジャスティファイ産駒のユティタムが断然の支持を集めていたが、それをぴったりマークし直線早々先頭にたったペリエールがあっさり突き放し完勝。素質馬相手にインパクトのあるレース内容だった、2着ユティタム、3着ピッチパーフェクトまで離されはしたがメンバーレベルは高かった印象で次走以降も注目。

2022/8/21中央競馬回顧+今週の出来事

新潟4R 3歳未勝利(ダ1800m) 勝ち馬キャリックアリード牝3(父キズナ)

道中は先団外を追走していたキャリックアリード。抜群の手応えで4角を回り先頭に立つとあっという間にリードを広げていき、最終的に7馬身差をつける圧勝。2戦目で初勝利となった。

育成時の故障でデビューは遅れ今年6月のデビューとなった同馬だが、見せ場十分の3着。一度使われて2戦目となったここは好位追走から上がり最速で圧勝。強い内容だった。かなり体質が弱そうでここまでかなり苦労して使われてきているようだが、無事ならかなり期待できそうな内容だった。

 

 

新潟10R 阿賀野川特別(芝2200m) 勝ち馬セレシオン牡3(父ハーツクライ)

道中は離れた2.3番手から運んだセレシオン、前を追うことはせずマイペースで前を追走すると、4角手前で一気に前に接近。4角を回ったところで先頭に立つとそのままスピードは緩まず。2着シルブロンに3 1/2馬身差をつける完勝。通算成績を5戦3勝とした。

デビュー戦、1勝クラスと連勝した同馬だが、その後すみれSは4着、プリンシパルS7着でクラシック路線には乗れず。休養を挟んで久々の一戦であったが、古馬相手に強い内容であった。同レースは菊花賞への出世レースでもあり、17.18年に同レースを勝利したポポカテペトル、ユーキャンスマイルは菊花賞で3着に善戦した。菊花賞は春上位組は出走しないことも考えて期待の上がり馬といっていいだろう。

 

小倉9R 耶馬渓特別(芝1200m) 勝ち馬スノーテーラー牝5(父アドマイヤコジーン)

道中はハイペースの中最後方に位置取りしていたスノーテーラー。直線大外に持ち出されるとグングン加速し、前を飲み込むと最後は2着に3馬身差を付けて快勝。前走1勝クラスから連勝となった。

同馬はこれが15戦目だが、未勝利勝ち上がり後、1勝クラスを5度使い2着は2回あるものの勝ち切るには至っていなかった。

前走の1勝クラスは1年2ヵ月ぶりのレースで人気も当然落としていたが、2番手追走から快勝。勢いそのままにここも連勝となった。

明らかに休養前とはパフォーマンスが違い、更に上のクラスでの期待が持てる内容だった。上がりも稍重馬場で33.1と抜けた脚を繰り出した。血統的にも中央では本馬も含めわずか2頭しかいないアドマイヤコジーン産駒。本馬にかかる期待も大きい。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rキタウイング(父ダノンバラード)4

新潟2Rウインオーディン(父エピファネイア)4

新潟5Rロードプレイヤー(父グレーターロンドン)5

小倉2Rネアセリーニ(父ハーツクライ)3

小倉5Rメイショウヒュウガ(父ダンカーク)3

札幌1Rドンデンガエシ(父ドレフォン)3

札幌5Rインスタキング(父エピファネイア)3

札幌9Rクローバー賞(OP)ジョリダム(父カレンブラックヒル)3

 

新潟5Rのロードプレイヤーは6番手辺りの追走から直線へ。

直線では外に持ち出され一気に前を捉え切り、最後まで猛追してきたブレイディヴェーグをアタマ抑え切り勝利なった。1.2着非常に強い印象で3着にも大きな着差を付けた。

この2頭は今後も注目。


今週の出来事

ウイニングチケットエアグルーヴファインモーション等を管理した伊藤雄二元調教師が亡くなる

14年デイリー杯2歳S、20年中山大障害、21年中山GJ3着などの実績があるタガノエスプレッソ(牡10)が引退

20年秋華賞2着馬マジックキャッスル(牝5)が引退→繁殖入り

21年年度代表馬のエフフォーリア(牡4)が秋全休を発表

98年ジャックルマロワ賞含むG1 5勝馬タイキシャトル(牡28)が亡くなる

 

21年凱旋門賞馬で9/4のベルリン大賞に出走するトルカータタッソ(Torquator Tasso)(牡5)はRピーチュレク騎手が契約馬主の馬に騎乗予定のためFデットーリ騎手に乗り替わり

キングジョージで5着となった愛ダービー馬ウエストオーバー(West Over)(牡3)は英セントレジャーを回避して凱旋門賞へ直行

日本に導入されたブリックスアンドモルタル(牡8)やプリークネスSを制したクラウドコンピューティング(牡8)を管理していた米のチャドブラウン調教師が逮捕される

 

 

 

デルマーオークス(G1)米3歳牝ダ1800m    
勝ち馬スペンダレラ(Spendarella)(牝3)    
映像https://youtu.be/03qtTslnKJQ

道中3番手辺りを追走していた断然人気のスペンダレラが直線早々先頭に立つと後続に差を広げていき2着べラベル(Bellabel)に4 1/2馬身差を付ける圧勝。通算5戦4勝とし、重賞は3勝目、G1は初制覇となった。

本馬は14年の仏2000ギニーBCマイルの勝ち馬で日本産馬でもある仏調教馬カラコンティの産駒。米ではいまだ無敗で前走はコロネーションSに出走しインスパイラルの2着。さすがに米から遠征し英国でも結果を出すレベルも馬だけに、地元では米では負けられないといった所。久々に米の牝馬路線に抜けた馬が現れたという印象でBC戦線においても非常に注目の存在。

 

アラバマS(G1)米3歳牝ダ2000m    
勝ち馬ネスト(Nest)(牝3)    
映像https://youtu.be/fC0fNP5SeuY

10倍を切るオッズは3頭だったが、抜けた1番人気だったのは4番のネスト。この路線お馴染みの一頭で4月のアッシュランドSを勝利した後、ケンタッキーオークスが同レースに出走するシークレットオース(Secret Oath)の2着。その後牡馬相手にベルモントSでモードニゴール(Mo Donegal)の2着とし、前走CCAオークスではシークレットオースにリベンジを果たし2度目のG1制覇。ここは1倍台前半の断然の支持を集めた。

ネストに続いたのが上記で名前を出したシークレットオース。こちらはケンタッキーオークスを勝利後、プリークネスSが4着、前走CCAオークス2着からの参戦。これに前走G2マザーグースSを制したゲリマンダー(Gerrymander)が続いた。

レースは逃げた人気薄のシーズキーン(She's Keen)の外2番手にネストがびったりと付け、その内に3番のゲリマンダーゲリマンダーの真後ろにシークレットオースが続く。

4角手前でシーズキーンが早々捕まりネストが先頭に立つと一団で直線へ。

直線向いた所では後続に1馬身ほどのリードではあったが、各馬脚が上がる中一頭グングン加速していくネスト。一頭抜けた足取りで後続を引き離していくと最後は流して2着シークレットオースに4 1/4馬身差を付け完勝。完膚なきまでに力でねじ伏せて見せた。2着にはシークレットオースが残しゲリマンダーは5着に敗れた。

勝ったネストはG1連勝。これでG1は3勝目となった。

 

ウィンクスS(G1)豪3歳以上芝1400m    
勝ち馬アナモー(Anamoe)(牡4)    
映像https://youtu.be/3DqIGoLNO2g

いよいよ豪春シーズンも本格的に始動。いきなり豪華メンバー勢ぞろいとなったウィンクスS。人気の中心はもはや豪競馬お馴染みのアナモー、2歳時からイングリスサイアーズを制すと、3歳でもコーフィールドギニー、ローズヒルギニーを制しこれまで3度のG1制覇。ここまで16戦し、馬券外は2度という抜群の安定感を持ち、この路線の中心的存在。2番人気には昨年同レースでヴェリーエレガントを撃破し、このレース連覇を狙うモウンガ(Mo'unga)、3番人気にはヴァイナリースタッドSを制したファンガール(Fangirl)、これ以降今年3月のカンタベリーS、ジョージライダーSを連勝したフォビドゥンラブ(Foebidden Love)、今年2月のサラウンドSを制したヒンジド(Hinged)、ディープインパクト産駒で昨年10月のスプリングチャンピオンを制したプロフォンド(Prodfondo)などが続いた。

 

レースは道中好位インを追走し、直線も最内も進路を取ったアナモーが鋭い脚で先頭に立つと、そのまま抜け出し唯一後続を引き離しての快勝。2.3.4歳と3年連続でG1制覇となり素晴らしいシーズンのスタートとなった。2着には追い込んできたファンガールが入り、道中かかり気味に上がっていきながらもしぶとく残したプロフォンドが3着、ヒンジドは5着、フォビドゥンラブは8着、モウンガは最下位10着となった。

 

ジャンロマネ賞(G1)仏4歳以上牝馬芝2000m    
勝ち馬アリスティア(Aristia)(牝4)    
映像https://youtu.be/zOJj-Mbc9Oo 

豪から移籍をしてきたヴェリーエレガント(Verry Elleegant)が欧州移籍始動戦となり注目を集めた同レース。しかし、そのヴェリーエレガントは後方追走から全く見せ場を作れず最下位7着。

変わってレースでは、逃げたアリスティアがそのまま押し切り、2番手にいたロスカーベリー(Rosscarbery)が2着といったいったで決着。

勝った4歳馬アリスティアはこれが重賞初制覇。前走はナシュワが勝利したナッソー2着、これが重賞初制覇となった。

 

モルニ賞(G1)仏2歳牡馬、牝馬芝1200m
勝ち馬ブラックビアード(Blackbeard)(牡2)    
映像 https://youtu.be/Il6472_6Yr4  

5頭立てながら人気は2強対決の様相。まずAオブライエン厩舎のブラックビアード、ここまで6戦4勝。2度の重賞制覇で仏でもすでに重賞を制しておりここも注目の存在だった。

これに対抗格として挙げられていたのが、ペルシアンフォース(Persian Force)、こちらはここまで5戦3勝2着2回という成績。すでにG1も出走しており前走愛のフェニックスS2着からの3戦となった。

道中は2.3番手につけていた2頭が勝負所で抜けだしてきて人気2頭のたたき合いに。先に抜け出したのはブラックビアードだが、最後までペルシアンフォース相手に譲らず1/2馬身差抑えきっての勝利。G1初制覇となった。2着にペルシアンフォースが入線。

 

ナンソープS(G1)英2歳以上芝1000m    
勝ち馬ハイフィールドプリンセス(Highfield Princess)(牝5)    
映像https://youtu.be/cF9QFBPj6o4

10倍を切っていたのは3頭で人気の中心は3歳馬のロイヤルアクレイム(Royal Aclaim)、ここまでデビュー3連勝で前走のリステッドも強い内容。古豪を抑え1番人気の支持を集めた。

これにこのレースならではの出走となった2番人気は2歳馬のザプラチナムクイーン(The Platinum Queen)、7月に同馬が出走したグッドウッドの5F戦にて56.5秒の2歳レコードをマーク。斤量は51.5kgで同レース最重ハンデは64kgと実に12.5kgの斤量差があった。同レースには追加登録を払い意欲の挑戦。これに続いたのはハイフィールドプリンセス。前走はキングエルメスが出走したモーリスドゲスト賞を制しG1初制覇。勢いそのままに中1週でのG1挑戦。レースは2歳馬のザプラチナムクイーンが果敢に逃げロイヤルアクレイムは内ラチを追走。ハイフィールドプリンセスは中団辺りからの追走となった。残り300m辺りからザプラチナムクイーンが寄れながらもしぶとく粘っている所をハイフィールドプリンセスが勢いよく捉えて先頭に立つとそのまま突き放していき2 1/2馬身と1000m戦としては決定的な差を付けて快勝。G1連勝となった。2着にはザプラチナムクイーンが残し追加登録料を見事取り返す素晴らしいレース内容。人気のロイヤルアクレイムは6着に敗れた。

 

ヨークシャーオークス(G1)英3歳以上牝馬芝2400m    
勝ち馬アルピニスタ(Alpinista)(牝5)    
映像https://youtu.be/7Yq2c3NtWmE

10倍を切るオッズは4頭で人気はここまで6連勝でG1は4連勝中のアルピニスタ。昨年は独をどさ周りしていたことでそれほど評価は高くなかったが、前走久々のレースとなったサンクルー大賞を快勝し、レースで実力を証明して見せた。

これに前走英オークスを制したチューズデイ(Tuesday)、前走プリティーポリーSを制したラペティココ(La Petite Coco)、愛オークスを制したマジカルラグーン(MAgical Lagoon)が続いた。

レースは直線一番外から伸びてきたアルピニスタが、ラペティココ、内から上がってきたチューズデイをねじ伏せるように先頭に立つと最後まで押し切って快勝。怒涛の7連勝でG1は5連勝となり、凱旋門賞戦線へまた一つ株を上げた。

しぶとく脚を使って迫ったチューズデイが2着となり、3着にラペティココ、マジカルラグーンは5着に敗れた。

 

インターナショナルS(G1)英3歳以上芝2100m    
勝ち馬バーイード(Baaeed)(牡4)    
映像https://youtu.be/g6EFdD2NNvU

好メンバーが揃ったカードではあったが、当然人気はバーイードが中心となった。

ここまで9戦9勝、マイルでは敵なしだった同馬が満を持しての10F路線へ参戦。

これに昨年の同レースを6馬身差で圧勝し、前々走エクリプスSが2着、前走キングジョージ3着からの参戦となったミシュリフ(Mishriff)、同じくエクリプスSに参戦しヴァデニの3着となった今年の愛2000ギニー勝ち馬ネイティブトレイル(Native Trail)

ここまでが10倍以下で離されたオッズにはなったが、昨年の英チャンピオンS2着のドバイオナー(Dubai Honour)、タタソールズゴールドC2着のハイデフィニション(High Definition)、前哨戦のヨークSでドバイオナーを破ったサーバスカー(Sir Busker)が参戦した。

レースはハイデフィニションに飛ばして逃げていき、スタートを決めたミシュリフが2番手、そこからさらに3馬身ほど離れた位置にネイティブトレイル、ドバイオナー、バーイードと続き最後方からサーバスカーが運んだ。

直線向いて各騎手促しているが、ミシュリフ、バーイードは楽な手ごたえ。

先にミシュリフ鞍上Jドイル騎手の手が動くが、まだバーイード鞍上Jクロウリー騎手の手応えは楽なまま。馬なりでミシュリフの後ろにつけて追い出されると、残り300m辺りで早々先頭に立ち独走。最後は2着ミシュリフに6 1/2馬身差を付ける圧巻のパフォーマンスで勝利。無敗の連勝記録を10に伸ばした。離された2着にミシュリフが入り、3着にはサーバスカー、4着にドバイオナー、5着にネイティブトレイル、6着にハイデフィニションという結果になった。

終わってみればマイルの頃よりも強かったのではないかと思わせる強烈な内容。昨年同レースをぶっちぎったミシュリフを全く相手にしなかった。

今後は英チャンピオンを目標とのことで、同レース勝利後同じ路線を歩んだフランケルと同じレースを使う可能性が高いとのこと。レース内容もフランケルを思い出させるようなレースぶりで今年引退というのが残念ではあるが、この馬をリアルタイムで見れていることを誇りに思いたい。

余談ではあるが、本馬の父はシーザスターズだが、フランケルは父がガリレオで同じアーバンシーから生まれた仔同士という共通点もある。アーバンシーは偉大。

 

 

 

 

 

 

2022/8/20中央競馬回顧

新潟9R 瀬波温泉特別(ダ1800m) 勝ち馬ウェルカムニュース牡3(父サトノアラジン)

道中は2番手追走から直線に向いたウェルカムニュース、直線では2着のカンピオーネに一度は迫られるものの最後はしぶとく突き放し2 1/2馬身差を付けて快勝。

2月のヒヤシンスS8着以来久々の一戦であったが、強い内容で2勝クラス突破となった。

ウェルカムニュースはデビュー戦で芝を使い7着と敗れた後、2戦目の未勝利を圧勝。

その後の1勝クラスではケンタッキーダービーに出走したクラウンプライドの2着に入るなどこの路線での上位相手に引けをとらないレースをしていた。

前走の東京マイルはまったくあわず大敗したが、得意の左回り1800mで見事な巻き返しであった。また一頭3歳ダート組で楽しみな存在が現れた。

 

札幌4R 3歳未勝利(芝1200m) 勝ち馬バーニーフォールズ牝3(父ベイテッドブレス(Bated Breath))

ここまで5戦し、惜しいレースはあったバーニーフォールズ。ここは逃げの手に打って出たが、前半から早いラップを刻み、後続に脚を使わせると大きなリードを保って直線へ。

多少は差を詰められたものの、最後まで影を踏ませず2着シナモンロールに3 1/2馬身差を付ける完勝。6戦目で初勝利となった。

ここまで逃げるレースは何度かあり、1200mも走ってはいる同馬だが、別馬かのような強いレース内容だった。父ベイテッドブレス産駒は日本では本馬以外走っておらず。

父のベイテッドブレスは12年のキンズグスタンドS2着、スプリントC3着の実績がある馬。

 

札幌10R 富良野特別(芝2000m) 勝ち馬マイネルトルファン牡3(父オルフェーヴル)

このレースが3戦目となったマイネルトルファン。道中は先団追走からの追走。3.4角辺りでは手応え怪しく映り、直線も勝つまではどうかという動きに見えたが、エンジンかかってからはしぶとく伸び切り、4頭接戦の先頭でゴール。これで1勝クラス突破となり、通算成績を3戦2勝とした。

デビュー戦は昨年12月でここは勝利を収めたが、その後骨折で休養。前走今年7月の1勝クラスでは8か月ぶりながらタイム差なしの2着とし、ここが叩き2戦目。きっちり人気に応えて勝ち切って見せた。勝った2戦は共にタイム差なしの勝利ながら、どこか底をみせていない感じがある。まだ2勝クラスの身ではあるが、将来的には重賞まで上がってくるだろう。半姉にオークス馬のユーバーレーベンがいる血統構成。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rイエルバブエナ(父マジェスティックウォリアー)3

新潟5Rヴィアルーチェ(父アルマンゾル(Almanzor))3

小倉1Rクインズエルサ(父デクラレーションオブウォー)3

小倉5Rシルフィードレーヴ(父アメリカンペイトリオット)2

小倉6Rヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)6

札幌1Rビキニボーイ(父ビーチパトロール)2

札幌2Rドゥラエレーデ(父ドゥラメンテ)5

札幌5Rドルチェモア(父ルーラーシップ)5

 

 

小倉6Rのヤマニンウルスは道中2番手追走から3角あたりではやばや先頭に立つとグングンリードを開いていき大差の大楽勝。最終的に2着につけ、着差4.3秒でグレード制導入後の1984年以降で1986年3月1日にツキノオージャが2着に付けた3.6秒を上回り、最大着差での勝利となった。時計面でも2歳レコードとなり優秀なタイムであった。

4kg減があったとはいえ、素晴らしい内容で次走が今から楽しみ。

 

札幌2Rはダート変わりとなったドゥラエレーデが道中2番手追走から早々先頭に立ち、唯一迫ってきたシゲルカミカゼを1/2馬身抑えきっての勝利。3戦目で初勝利を挙げた。

2着には迫られたが、3着以下は大きく離した。また、やはりダートの方がよさそうな印象も受けた。今後のダート路線で注目したい一頭。

 

札幌5Rは逃げたドルチェモアがそのままマイペースで飛ばしていき、最後は2着ランフリーバンクスに3馬身差を付ける完勝で勝利。スローで楽に逃がしてもらえたとは言え、最後は後続を突き放しており、中々見どころのある勝ち方。イメージ的には去年のウォーターナビレラに近いものを感じた。血統的には母に桜花賞馬のアユサンがいる血統。

 

 

 

2022/8/14中央競馬回顧+今週の出来事

小倉6R 3歳以上1勝クラス(芝2000m) 勝ち馬エグランタイン牝3(父キズナ)

前走ラリュエルが制した1勝クラスで名前を挙げたエグランタイン、今回は前走とは打って変わって先行策での競馬であったが、2番手追走から楽々抜け出して完勝だった。

今年4月に15番人気で未勝利を勝ったような馬だったが、別馬のように休養明けの前走からよくなって帰ってきた。小倉があっているだけの可能性も現状は否めなくもないが今開催が終わった後どれだけやれるか注目。レースは前走ほどではないですが、ポジションをとってもいい競馬が変わらずできるのが分かったのは収穫。

 

小倉10R 不知火S(3歳以上3勝クラス)(芝1800m) 勝ち馬エスコーラ牡4(父ディープインパクト)

前走から9ヵ月ぶりのレースとなったエスコーラが4.5番手辺りの追走から直線外に持ち出されじわじわと差を詰めていくと最後は一頭抜けきっての勝利。これで未勝利から4連勝でOP入りとなった。

久々の一戦であり、余裕のこしの印象であったが、中団から脚を溜め競馬を覚えさせるような乗り方をしていたのが印象的だった。OPクラスでも引き続き期待したい。

 

札幌10R 藻岩山特別(3歳以上2勝クラス)(芝2000m) 勝ち馬ドゥラドーレス牡3(父ドゥラメンテ)

道中は後方待機のドゥラドーレスが直線馬群を切り裂くように伸びてきて、最後は2着に2 1/2馬身差を付けて完勝。時間はかかったがようやく2勝クラスを突破した。

さすがに前走ほどのスローにならなければ...というレースぶりで枠は心配だったが、さすがにこのクラスでは機動力が違った。

重賞に出てこなければいけない馬だけにこのクラスではさすがに役者が違った。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rリバーラ(父キンシャサノキセキ)3

新潟5Rヒシルリアン(父キズナ)4

小倉1Rオバケノキンタ(父マクフィ)2

小倉2Rロードラディウス(父ドレフォン)4

小倉5Rバルサムノート(父モーリス)4

札幌1Rキガン(父ダイワメジャー)2

札幌5Rアスクメークシェア(父ロードカナロア)3


今週の出来事

20年青葉賞2着のヴァルコス(牡5)が引退

95年最優秀ダートホースに選ばれたライブリマウント(牡31)が亡くなる

07年スプリングS勝ち馬フライングアップル(牡18)が亡くなる

22年東海S等重賞3勝のスワーヴアラミス(牡7)が中央登録抹消→大井競馬へ移籍

16年朝日杯FS3着を含む重賞3着内9度の実績を持つボンセルヴィーソ(牡8)が引退

 

20年英チャンピオンスプリントSの勝ち馬グレンシール(セ8)が引退

21年時に2歳G1を2勝しているエンジェルブルー(Angel Bleu)(牡3)が脚の故障により年内休養

 

 

ビヴァリーDS(G1)米3歳以上牝芝1800m    
勝ち馬ダリカ(Dalika)(牝6)    
映像https://youtu.be/RE1VOkNdV9Y

5頭立てながら割れたオッズとなった同レースは逃げた最低人気のダリカが直線一旦2番手にいたプリンセスグレース(Princess)に一度は前に出ながらも再度差し返して勝利。同馬はもともと欧州で出走していたが、19年に米に移籍。前走ダイアナSは5着から巻き返して昨年7月以来の重賞2勝目でG1初制覇となった。

なお、同レース勝ちタイムは93年のトラックレコードを0.03秒を上回りレコード更新となった。

 

フォスターデイヴH(G1)米3歳以上芝1600m    
勝ち馬カサクリード(Casa Creed)(牡6)    
映像https://youtu.be/FVXH4Pl9wTo

人気の中心は現在G1連勝を含む4連勝中で牝馬マイル路線の中心的存在であるリーガルグローリー(Regal Glory)、ここまでは牝馬限定戦を中心に使い続けていたが、牡馬にぶつけてきた。人気も1倍台と抜けた人気。これに今年4月にメーカーズマークマイルSで2着に入り、前走G3を制しここに挑んできたマセン(Masen)、更に前走6月のジャイプールSを連覇しここに臨んできたカサクリードが続いた。

スタート後は人気薄のフロントランザフェド(Front Run The Fed)がレースを引っ張りマセンは2番手外、その後ろから緑の勝負服リーガルグローリーが続き、離れた最後方からカサクリードが運んだ。

3.4角で馬群が固まってきて直線を迎えると、こちらも人気のないゲットスモーキン(Get Smokin)が押切りを図ったが、外から人気3頭が接近。3頭横並びの一番外から勢いよく前を捕まえ切ったカサクリードが前を飲み込んで快勝。2着になんとかリーガルグローリーが入り、3着にはマセンが入った。

勝ったカサクリードは前走ジャイプールSに続きG1連勝。  

 

アーリントンミリオン(G1)米3歳芝1800m    
勝ち馬サンティン(Santin)(牡4)    
映像https://youtu.be/CJ5hcZ8CTE0

アーリントン競馬場が閉鎖されてたことによりチャーチルダウンズ競馬場に場所を移して施行されたアーリントンミリオン

レースは今年5月にターフクラシックを制したサンティンが2番手外から逃げたスムーズライクストレート(Smooth Like Strait)を終始マークするようについていくと、直線で前を交わし切ると押し切って勝利。前走マンハッタンSは6着と敗れたものの見事な巻き返しとなった。

2着には逃げたスムーズライクストレートが残し離された3着にはセイクリッドライフ(Sacred Life)、人気を集めたセットピース(Set Piece)は4着に敗れた。

 

ベルリン大賞(G1)独3歳以上芝2400m    
勝ち馬レベルスロマンス(Rebel's Romance)(セ4)    
映像https://youtu.be/W-HpacQV_Qo

レースはかなり割れた人気オッズで大混戦模様だったが、英からの遠征馬レベルスロマンスが大外から見事の差し脚を見せて快勝。3連勝でG1初制覇となった。

昨年3歳時はサウジダービー4着の後UAEダービーを勝利するなどダートを主戦に走っていた同馬だが、今年2戦はダートで結果が出ず芝に転向。6月のリステッドを勝利し前走G3も勝利すると勢いそのままにG1も奪取して見せた。  

 

ジャックルマロワ賞(G1)仏3歳以上牡馬、牝馬芝1600m    
勝ち馬インスパイラル(Inspiral)(牝3)    
映像https://youtu.be/xGyUSwsvtwk

馬券発売がされたこともあり、大きな注目を集めていた同レース。

現地ではコリーバス(Coroebus)が抜けた人気であったが、日本ではインスパイラルが最終的には1番人気の支持を集めた。前々走の今年初戦であったコロネーションSは圧巻のパフォーマンスであったが前走はまさかの2着。復権を喫しての一戦となった。

2.9倍のインスパイラルに続いたのが英2000ギニー、セントジェイムスパレスの覇者コリーバス。本来はサセックスSを予定していたが一頓挫あったここに出走してきた。

10倍を切るオッズでは前走ファルマスSでインスパイラルを撃破したプロスパラスボヤージ(Prosperous Voyage)、4か国でG1を制し、前走POWを制したステートオブレスト(State Of  Rest)、無傷の3連勝で初のG1挑戦となった地元仏のエレヴァン(Erevann)、そしてサセックスS4着からの連戦となったバスラットレオンが続いた。

レースはポーンと好スタートを切ったバスラットレオンが引っ張り、ステートオブレスト、オーダーオブオーストラリア(Order Of Australia)などが続きインスパイラルは中団、コリーバスは後方からレースを運んだ。

残り600mを切ったあたりからペースが上がり400mを切ったあたりでは上位組が一気に伸びてきた。その中でも比較的後方にいた組の脚色が目立ち、ラチ側からまずインスパイラルが伸び、更に外から人気薄のライトイファントリー(Right Infantry)、内からはエレヴァンが伸びてくる。最後は3頭の争いとなったが、真ん中のインスパイラルが2頭をわずかに凌ぎゴール。前走2着からの巻き返しで見事な勝利。2着にはジャンプラ賞でも穴をあけてテネブリズムの2着に入ったライトイファントリーがまたしても突っ込んできて2着確保。3着に地元のエレヴァンが入り、4着にオーダーオブオーストラリア、5着にコリーバス、6着プロスパラスボヤージ、7着バスラットレオン、8着がステートオブレストという結果になった。勝ったインスパイラルはこの後QE2世Sに直行の予定とのこと

2022/8/13中央競馬回顧

新潟9R 湯沢特別(3歳以上1勝クラス)(芝2000m) 勝ち馬スパイダーゴールド牡3(父ダイワメジャー)

道中は6番手辺りを追走し直線外から伸びてきたスパイダーゴールド。豪快に外から突き抜けると人気していた良血馬リアドに2 1/2馬身差を付けて完封。未勝利からの連勝となった。前走4月の未勝利以来の一戦となった同馬だが、未勝利戦が非常に速い時計での勝利であった。ここも相手は強かったものの、強いパフォーマンスで春からさらに成長しているのを感じた。距離はダイワメジャーだけにこの辺が限界かもしれないが、今後楽しみにしたい一頭。

 

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rペイシャフェリ(父シャンハイボビー)3

新潟2Rダノンザタイガー(父ハーツクライ)5

新潟5Rエナジーチャイム(父エピファネイア)5

新潟6Rハーエクセランシー(父ダイワメジャー)4

小倉2Rトールキン(父ダイワメジャー)4

小倉5Rメイショウコギク(父サトノクラウン)4

小倉9Rフェニックス賞(OP)ミカッテヨンデイイ(父イスラボニータ)4

札幌1Rトーセンウォルト(父トーセンレーヴ)2

札幌5Rアースビート(父サトノクラウン)2

札幌9Rコスモス賞(OP)モリアーナ(父エピファネイア)5

 

新潟2Rダノンザタイガーはデビュー戦は差し損ねたものの2戦目の今回はきっちり勝ち上がり。まだまだな所はあるが将来性も込めての評価。

 

新潟5Rは逃げてエナジーチャイムが最後まで迫ってきたショウナンアレクサを振り切っての勝利。

後続は話しており上位2頭が強かった印象

 

札幌9Rは6月東京のデビュー戦で快勝したモリアーナが勝利。4角先頭というかなり強気な競馬だったが最後まで差を詰めさせず完勝だった。やはり東京のような軽い芝の方がいい印象なので東京や阪神外回りで再度見てみたい所。

2022/8/7中央競馬回顧+今週の出来事

新潟3R 3歳未勝利(ダ1800m) 勝ち馬エルゲルージ牡3(父ドゥラメンテ)

ここまで4戦芝を使い惜しいレースを続けていたエルゲルージ。ここが初ダートとなったが、2番手追走から直線も楽な手ごたえのまま一気に突き放し6馬身差の圧勝。

抜け出したときの脚が他の馬とは違う回転力で、未勝利ながらまずまずのメンバーが揃ったが全く相手にしなかったOPまではスムーズに上がっていきそう。

 

新潟11R レパードS(G3)(ダ1800m) 勝ち馬カフジオクタゴン牡3(父モーリス)

非常に好メンバーのそろった一戦。

レースは中団外を追走したカフジオクタゴンが外々を回す強気な競馬を見せながら、人気のタイセイドレフォン、ハピを抑えて初の重賞制覇。鞍上Vホー騎手も来日初の重賞制覇となった。かったカフジオクタゴンは2勝クラスに続き連勝。デビュー戦と4戦目は伏竜Sを制したデリカダの2着があるなどこの世代上位相手に差のない競馬をしており、前走を見てもこの路線の世代では上位争いができる一頭だったのだろう。

2着にはタイセイドレフォンが入った、こちらは2走前の鳳雛Sでハピの2着の後、前走2勝クラスは大楽勝。ここも好位から立ち回り強い内容だった。

3着ハピはJDD4着以来のレース。後方からうまくさばいてきたがあと一歩及ばず3着。個人的にはそれほど切れるイメージがないのでもう少しポジションを取ってほしい。

 

そして人気ではホウオウルーレットが5着。こちらは位置も後ろだったが、4角での不利も痛かった。もう少しスムーズなら重賞も勝てるレベルにあると思われる。

 

 

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rサイモンオリーブ(父ダイワメジャー)3

新潟2Rフィンガークリック(父マインドユアビスケッツ)2

新潟5Rムーンスカイ(父トゥザワールド)3

新潟6Rミトノオー(父ロゴタイプ)4

札幌1Rサトノミスチーフ(父イントゥミスチーフ(Into Mischief))4

札幌5Rエイトスターズ(父ジャスタウェイ)4

 

今週の出来事

20年中山牝馬S福島牝馬Sを制したフェアリーポルカ(牝6)が引退

12年金鯱賞1着、有馬記念2着の実績があるオーシャンブルー(牡14)が亡くなる

21年秋華賞、22年VM2着のファインルージュ(牝4)が引退

18年宝塚記念3着馬ノーブルマーズ(牡9)が引退

シャーガーカップは英愛選抜チームが優勝、個人総合はNカラン騎手が優勝

 

 

 

 

テストS(G1)米3歳牝ダ1400m    
勝ち馬チャイタウンレディ(Chi town Lady)(牝3)

映像https://youtu.be/to42osgoZA0 

人気は前走エイコーンを制したマタレヤ(Matareya)が1.3倍の断然人気。レースは

対抗格だったホットペッパーズ(Hot Peppers)がペースを作り、マタレヤは4番手インを追走。

直線は内からポジションを上げ前に取り付いてきたマタレヤがホットペッパーズに並びかけていき交わすかに思えたが、さらに外からものすごい脚で追い込んできたチャイタウンレディが一気の脚で差し切り勝ち。最終的にはホットペッパーズが2着に残し断然人気のマタレヤが3着の敗れた。

勝ったチャイタウンレディは一頭離れた最後方待機から直線勝負で見事豪脚を発揮しての差し切りとなった。チャイタウンレディはここまで重賞で連敗続きだったが思い切った競馬で大きなステップアップとなった。

 

 

ホイットニーS(G1)米4歳以上ダ1800m    
勝ち馬ライフイズグッド(Life Is Good)(牡4)    
映像https://youtu.be/B8ewyEAiiSU

5頭立てながら豪華メンバーのそろった一戦。

1番人気はライフイズグッド、今年のペガサスワールドカップ勝ち馬でフライトラインと双璧をなして米トップを走る一頭。ここの大本命に支持された。

これに重賞4連勝でここに挑んできたオリンピアド(Olympiad)、この路線お馴染みのホッドロッドチャーリー(Hot Rod Charlie)、ここまで9戦して馬券外なしの安定感を誇るハッピーセイバー(Happy Saver)の順

レースは一番外から勢いよく飛び出したライフイズグッドが先手を取り、2番手からホットロッドチャーリー、3番手からオリンピアド、4番手からハッピーセイバーが追走。

3.4コーナーでは後続もグーっと押し寄せてきて直線へ。直線向いた所ではライフイズグッドの手応えが怪しく、内から上がってきた同厩舎のハッピーセイバーが強襲。外からはホットロッドチャーリーも迫る。一旦ハッピーセイバーに並ばれたライフイズグッドだったが、ここからしぶとく脚を使って粘り、最終的には2.3着を離して2馬身差をつけての快勝。厳しいレースながらも底力を見せて力を証明した。

きわどくなった2着争いはハッピーセイバーが頭凌ぎこれで5戦連続の2着、3着にホットロッドチャーリー、オリンピアド離された4着に終わった。

 

サラトガダービー(G1)米3歳芝1900m    
勝ち馬ネイションズプライド(Nations Pride)(牡3)    
映像https://youtu.be/_K4zhTYuwW8 

サラトガダービー

上位10倍以下は4頭おり、まずはネイションズプライド、英国からの遠征馬で前走はベルモントダービーが2着。続戦でのG1初制覇を狙う。これに地元でリステッドを快勝したアナポリス(Annapolis)、ネイションズプライドと同じく欧州からの遠征馬でベルモントダービー3着のストーンエイジ(Stone Age)、そしてベルモントダービー勝ち馬のクラシックコーズウェイ(Classic Causeway)が続いた。

レースは前走同様クラシックコーズウェイがハナを取りネイションズプライドは好位3番手のイン。その集団にストーンエイジ、少し離れた所からアナポリスが続いた。

4コーナー回って手ごたえ良くクラシックコーズウェイが先頭で直線へ。向いたところではクラシックコーズウェイが先頭だったが、外からネイションズプライドが前を捉えると最後は後ろを離しての完勝でG1初制覇となった。1 3/4馬身差の2着には内からスルスルと上がってきた地元のアナポリス、3着に逃げたクラシックコーズウェイが入り、ストーンエイジは見せ場なく5着に敗れた。

 

クレメントLハーシュS(G1)米3歳以上牝馬ダ1700m   
勝ち馬ブルーストライプ(Blue Stripe)(牝5)    
映像https://youtu.be/hha8zgtEVog    

人気は牝馬ダート路線お馴染みのシーデアズザデビル(Shedaresthedevill)、前走G2を快勝しての参戦で今年初G1勝利を目指してのレースになった。

これに続いたのがプライベートミッション(Private Mission)、ここまでG1勝利はないものの、前走G2のサンタマリアSを制しての参戦。同じくサンタマリアSを使い2着だったブルーストライプの順。

レースは2番手追走の3.4角で手応えよく前を捉えて先頭に変わったが、後ろから勢いよくブルーストライプがシーデアズザデビルを交わして先頭に立つとそのまま後続も抑え切り快勝。2着には4番人気のデザートドーン(Desert Dawn)が入り、最後シーデアズザデビルは伸びきれず3着となった。

勝ったブルーストライプは昨年までアルゼンチンで走っており、昨年秋に米に移籍しBCディスタフは7着と敗れたが、今年に入ってから着実に力を付け5月に米での重賞制覇を飾るとここではG1奪取となった。

 

ロートシルト賞(G1)仏3歳以上牝馬芝1600m    
勝ち馬サフロンビーチ(Saffron Brach)(牝4)    

映像https://youtu.be/yQsygnWQlXI

人気は2頭が抜けており、前走G2を快勝し、ここに臨んできた昨年10月のサンチャリオットS勝ち馬サフロンビーチ。これに前走ジャンプラ賞を制したテネブリズム(Tenebrism)が抜けた人気。10倍以下では昨年9月のメイトロンS、10月のフォレ賞で2着に入ったパールズガロアー(Pearls Gaiore)が続いた。

レースは逃げたサフロンビーチが最後まで譲らず、ゴール付近では後ろはさらに突き放しての快勝でG1勝利。前走からの連勝でG1は2勝目となった。

2着にはテネブリズムが入り3着にはゴルディコヴァ産駒のゴルディスタイル(Goldistyle)、パールズガロアーは5着に敗れた。

 

モーリスドゲスト賞(G1)仏3歳以上芝1200m    
勝ち馬ハイフィールドプリンセス(Highfield Princess)(牝5)    
映像https://youtu.be/tkuGsphxlDw   

ジュライC組が上位人気を占め再戦ムードとなった同レースだが、人気はパーフェクトパワー(Perfect Power)が最終的には1番人気。こちらは今年のコモンウェルズCの勝ち馬。前走ジュライCは7着と敗れたがスタートが決まらなかったこともあり負けたが、2歳時には同競馬場のモルニ賞を制しており逆襲は十分とみられていた。

これに豪からの遠征馬でプラチナジュビリー、ジュライCと連続で3着となっているアルトリアス(Artorius)、プラチナジュビリーで大穴をあけ、ジュライCでも2着に入ったネイヴァルクラウン(Naval Crown)が続いた。また、日本からはキングエルメスジュライCに続き続戦となった。

レースは日本のキングエルメスが先手を取り、ネイヴァルクラウンは好位、パーフェクトパワーは中団馬群の中、アルトリアスはスタートは五分のスタートもそこからが進んでいかずかなり狭くなるシーンもあり後方からのレースとなった。

残り400mを切ったあたりでキングエルメスが捕まりネイヴァルクラウンとハイフィールドプリンセスが交わして抜け出す。しかしネイヴァルクラウンをハイフィールドプリンセスが並ばせず先頭に立つと後続の追撃を抑えて勝利。7番人気という低評価を覆し初G1初制覇となった。

2着以降も穴馬が突っ込み2着には昨年の英チャンピオンスプリント3着馬ミンザール()、3着には地元の前哨戦を勝利したギャラス()が入り、ネイヴァルクラウンは5着、アルトリアスは6着、パーフェクトパワーは7着に終わった。またキングエルメスは11着という結果に。

 

フィーニクスS(G1)愛2歳牡馬、牝馬芝1200m    
勝ち馬リトルビッグベアー(Little Big Bear)(牡2)    
映像https://youtu.be/euB5OUKav7E

今年の開幕2歳G1。人気順ではまずブラッドセル(Bradsell)、前走ロイヤルアスコットのコヴェントリーSを快勝しここが3戦目。これにデビュー戦2着の後、3連勝でここに臨んできたリトルビッグベアー、コヴェントリーS2着の後、ジュライSを制しここに臨んできたペルシアンフォース(Persian Force)が続いた。

レースではスタートでブラッドセルが大きく立ち遅れ最後方から。逃げたのはリトルビッグベアーであったが、盛り返したブラッドセルも含め5頭一団のまま残り400mを通過。人気3頭が後ろを突き放し残り200mで3頭の争いに見えたが、ここから一気の加速。最後は7馬身差を付ける圧勝でG1制覇を飾った。

2着にはペルシアンフォースが入りブラッドセルは最後失速して4着だった。

勝ったリトルビッグベアーはこれで4連勝。非常にインパクトのある勝ち方で今後にかなり期待が持てる結果となった。

 

オークス(G1)独3歳牝馬芝2200m    
勝ち馬トスカーナベル(Toskana Belle)(牝3)    
映像https://youtu.be/wxnzorVQloQ

レースは全勝戦のG3を3着としたトスカーナベルが逃げの手を打つと最後までしぶとく粘り、追い込んできたワグニス(Wagnis)の猛追を凌ぎ勝利。人気の愛オークス2着馬トイ(Toy)は全く見せ場を作れず7着と敗れた。

 

 

2歳メイドン(米) ダ1100m

勝ち馬プランク(Prank) 

映像https://twitter.com/thenyra/status/1553832333819756546?s=21&t=hgfuqixTgJIIKm7vVbFv1g

半兄に今年のベルモントSを制したモードニゴールがいるプランクが逃げて2着に9 3/4馬身差つけて圧勝。4角では鞍上の手がさかんに動いていたが、いつの間にか差が広がっていき最後は流す余裕もあった。血統的なことを考えれば、兄がアンクルモー産駒、本馬がイントゥミスチーフ産駒ではあるが、距離は持ちそうな印象で今後に注目。