2021/3/27中央競馬回顧

3/27の気になったレースを紹介

 

阪神7R 3歳以上1勝クラス 芝1400m 11頭

勝ち馬ショウリュウレーヴ牡3(父ミッキーアイル)

1人気ショウリュウレーヴ 1.8 3枠3番

2人気グアドループ 4.7 5枠5番

3人気スンリ 5.5 7枠8番

 

レースは1枠から出していった1番のライクマジックと人気の8番スンリがお互い譲らず後ろを離して逃げていき、1000m通過は57.0のハイペース。人気のショウリュウレーヴは先団の内5番手を追走し、グアドループは最後方での追走。

直線を向いたところで逃げていたライクマジックは後退していき、スンリが先頭に立って直線へ。スンリが押切りを図っていったん抜け出したところを内から抜けてきたショウリュウレーヴがスンリを捉えると迫る後続各馬を抑え押切り勝ち。

2着には離れた3番手追走のメイショウツワブキ、3着には道中ショウリュウレーヴの外を追走していたウインミニオンが入った。

逃げたスンリは最後いっぱいになり4着。グアドループは後方から追い込んだものの5着に終わった。

 

勝ったショウリュウレーヴはご存じショウリュウムーンの子供で兄に今年の日経新春杯勝ち馬ショウリュウイクゾがいる血統。

軽く母馬に関して説明をするとアパパネ世代の馬でチューリップ賞ではアパパネに先着して優勝をしていたりとG3 3勝の実績がある。

本馬はショウリュウムーンの3番子で兄ショウリュウイクゾはオルフェーヴル産駒

2番子で現3勝クラスにいるショウリュウハルはジャスタウェイ産駒

本馬はミッキーアイル産駒と異なる3頭の種牡馬から活躍馬をだしており、いずれは母の果たせなかったG1タイトルを獲得できるような馬が誕生することに期待。

(ちなみに今年デビュー予定の2歳馬は今年が初年度のキタサンブラック産駒)

 

阪神11R 毎日杯 芝1800m 9頭

勝ち馬シャフリヤール牡3(父ディープインパクト)

1人気グレートマジシャン 1.9 7枠7番

2人気シャフリヤール 4.7 6枠6番

3人気ルペルカーリア 5.5 4枠4番

 

あまり重賞は取り上げるつもりはありませんでしたがさすがにこれは取り上げたいということで...

レースは好スタートから飛び出していった8番のウエストンバートが勢いよく逃げていき内からスッと取りついたルペルカーリアと外からかかり気味にあがっていったダディーズビビッドが2.3番手を追走。その直後にシャフリヤール、グレートマジシャンが追走していき直線へ。

直線を向いて早々とルペルカーリアが先頭に立つが、その内をついたシャフリヤールと外から来たグレートマジシャンにあっさり交わされ上位争いからは脱落。

先頭争いは同じ勝負服のたたき合いが続き最後クビ差凌いだシャフリヤールが1着、グレートマジシャンが2着となり、3着には追い込んだプログノーシス、交わされたルペルカーリアは4着となった。

特出すべきはその時計で1:43.9はコースレコードかつJRA1800mのレコードタイの記録でもあった。

同レースと似たようなレースでぱっと思いついたのが2016年の弥生賞でかなり流れたペースでレースが進むとわかりやすく弱い馬から脱落して強い馬のみが前に残り、決定的な着差がつくというレースでもあったと感じた。

今開催というか近2年くらいは阪神も異常な高速馬場になりつつあるが、それでもこのタイムをこの時期の3歳で出せるというのは衝撃的で、特に上位3頭は今後の3歳戦線で大きな可能性を見せる形となった。

勝ち馬シャフリヤールは兄アルアイン同様の同レース制覇で兄弟制覇という形になった。

肉薄したグレートマジシャンはご存じドイツの名牝ナイトマジックの産駒で、みんな大好きフォイヤーヴェルクさんの全弟にあたる。正直ナイトマジック産駒とは思えない仕上がりの早さと軽さで、これまでのわかりやすく重たいドイツ血統というのを感じさせないものがあり6年連続でディープインパクトをつけ続けてやっと大物がでたということでノーザンファームとしてもホッとしているのではないかと思う。

 

正直一番驚いたのが3着のプログノーシスでこの馬は3月の2週にデビュー戦の未勝利を勝ったばかり。中1週で挑んだ今回がルペルカーリアに先着の3着というこれまた中々強烈なレースだった。レース中も幼さを見せていただけに今後の伸びしろ次第では大きいところを狙える馬になりうる存在かもしれない。

が、早熟マイラー量産厩舎こと中内田厩舎が唯一の不安点とだけは言っておきます。(決してアンチではありません)

 

中京8R 4歳以上1勝クラス ダ1800m 12頭

勝ち馬マーブルサニー牝5(父クロフネ)

1人気レッドレビン 3.7 7枠9番

2人気マーブルサニー 4.1 4枠4番

3人気サンライズシェリー 4.1 7枠10番

 

レースは内からいった2番のシンゼンウイングと12番のシュバルツイェガーが飛ばして逃げていく展開で一番人気のレッドレビン

は中断外目を追走、2番人気のマーブルサニーは先団の3番手内、サンライズシェリーはマーブルサニーの並ぶような位置で追走していき直線へ。

直線ではサンライズシェリーが抜け出して先頭に立つが、うちでばてた馬をさばくのに手間取っていたマーブルサニーの進路が開けると、一気に抜け出して5馬身差の快勝。

そのあと踏ん張ったサンライズシェリーが2着。追い込んだレッドレビンが3着に入った。

同レースの注目は3着のレッドレビンで、ここまで6戦連続3着という記録を引っ提げてきた同馬。今回も完璧なまでの3着で、これで7戦連続3着という大偉業を達成。

(ちなみに軽く調べたのですが連続3着記録というものは見つけられませんでした。)

次走も注目したい()