2021/3/27豪競馬 古馬路線

3/27 ランヴェットS(G1) 2000m

https://youtu.be/d1is01ZRDpE

1着 ベリーエレガント(父ゼド) 牝5 2.8 2人気

2着 アデイブ(父ピヴォタル) セ7 2.1 1人気

3着エンジェルオブトゥルース(父アニマルキングダム)セ5 31.0 6人気

 

本来であれば先週に行われる予定だった同レースだが雨により1週間順延となった。
人気は完全に二強オッズで昨年の勝ち馬アデイブと昨年の2着馬のベリーエレガントが人気からも一騎打ちの様相。

レースは好スタートからハナを叩いたエンジェルオブトゥルースが先頭。それを見るような形でアデイブが二番手追走。そしてさらにそれを見るような格好でベリーエレガントが追走していく展開。3.4コーナー付近でアデイブ鞍上のT.マーカンド騎手の手が盛んに動く中、ベリーエレガントは終始楽な手ごたえで直線へ。

直線は人気2頭の叩きあいとなったが、抜け出したベリーエレガントが最後は1馬身差をつけての勝利。3度目の対決にしてついにアデイブに初白星。アデイブは昨年の再現ならず2着。3着には逃げねばったエンジェルオブトゥルースが入った。

 

まずは2着馬の紹介から。
アデイブは昨年の同レース、そしてダノンプレミアムが出走したことでもお馴染みのクイーンエリザベスSと連勝。その後、英国に戻りプリンスオブウェールズSドバイターフ勝ち馬ロードノースの2着。秋はリステッド勝利後、英チャンピオンでマジカルを撃破し、昨年はG1を3勝しここが年明け初戦となった。生粋の重馬場巧者なだけに順延による馬場回復が痛かった。また、勝ち馬は使ってきてのここに対して、こちらは今季初戦。巻き返しは十分に可能。次走は恐らくクイーンエリザベスSであると思われる。

 

そして1着馬ベリーエレガント。
同馬はこれでG1は8勝目。同厩舎にはウィンクスがいたC.ウォーラー厩舎でウィンクスと比較するのはかわいそうな話だが、この馬もれっきとした名牝の一頭であることは間違いない。これまでのG1勝利は1400m,1600m,2000m,2400mと4つの異なるカテゴリーでG1を制しており、このオールラウンダーぷりはこの馬を語るうえで欠かせない点になる。恐らくこの馬も次走はクイーンエリザベスSであると思われるので再戦に期待したい。