2021/5/15 中央競馬回顧

東京7R 3歳1勝クラス芝2000m 8頭

勝ち馬エクランドール牝3(父ディープインパクト)

1人気エクランドール 1.6 6枠6番 Cルメール

2人気テンカハル 3.2 8枠8番 戸崎圭太

3人気フォルテデイマルミ 3.8 5枠5番 松山弘平

 

1 着エクランドール

2 着テンカハル 3/4

3着フォルテデイマルミ  1 3/4

 

レースは好位二番手から追走していたエクランドールが直線早々先頭に立つと、楽々押し切って着差以上の完勝。これで2戦2勝とした。

勝ったエクランドールは父ディープインパクト×母ヒュミドールで、天皇賞春を連覇したフィエールマンの全妹にあたる。兄同様まだこの時期は体ができていない状態ながら2戦とも強い相手に勝利を重ねてきた。このレースもまだ動ききれてない感じがありながらも33秒台の脚で後続を抑え込んだ。夏を超えてさらに良くなりそうで、距離も伸びても問題なさそう。春クラシックは間に合わなかったが、来年以降はG1戦線に顔を出してきそう。また牝馬なので天皇賞春制覇にも期待がかかる。

 

 

東京10R 緑風S(4歳以上3勝クラス)芝2400m 11頭

勝ち馬アイアンバローズ牡4(父オルフェーヴル)

1人気アイアンバローズ 2.8 4枠4番 横山武史

2人気サトノラディウス 3.8 1枠1番 Cルメール

3人気リリーピュアハート 5.1 3枠3番 三浦皇成

5人気カントル 11.0 8枠10番 戸崎圭太

7人気シルヴァーソニック  16.8 8枠11番 大野拓弥

 

1 着アイアンバローズ

2 着カントル  ハナ

3着シルヴァーソニック  ハナ

4着サトノラディウス 1 1/2

 

 

7着リリーピュアハート  

 

レースは先に抜け出したカントルめがけて迫ってきたアイアンバローズ、シルヴァーソニックが3頭ならんでゴールイン。態勢的にはカントルが残したかに見えたがゴールの瞬間だけハナ差捉えていたアイアンバローズが差し切り勝ちを決め4勝目。OP入りを果たした。

 

勝ったアイアンバローズは半兄にベルモントS勝ち馬パレスマリス(Palace Malice)がいる血統。パレスマリスは父カーリンだったが本馬は父に迎えオルフェーヴルを迎えた。

3歳シーズンは重賞に二度挑戦し振るわなかったが、4歳初戦となった前走の2勝クラスを完勝すると勢いそのままに連勝でOP入りを果たした。3歳時はぱっとしない馬ではあったが、今年は別馬かのようなレースっぷりで大きな成長を遂げている印象。

今後の長距離路線における注目の一頭になりそう。

ちなみに一個下の三歳馬パラッツォレジーナ(父ディープインパクト)は未勝利

2歳馬ジャスティンパレス(父ディープインパクト)

1歳(父ドゥラメンテ)

当歳(父サトノアラジン)←???

 

 

中京8R 京都HJ(J G2) 障3900m 11頭

勝ち馬マーニ牡5(父アドマイヤムーン)

1人気スマートアペックス 1.9 8枠11番 中村将之

2人気トラスト 2.8 4枠4番 熊沢重文

3人気マーニ 10.2 6枠7番 三津谷隼人

 

1 着マー二

2 着トラスト  ハナ

3着スマートアペックス  ハナ

 

オッズ的には中山GJで4着だったスマートアペックスとペガサスJSで2着だったトラストが人気を分け合ったが、レースは途中から先頭に立ったマーニがそのまま押し切って重賞初制覇、鞍上に三津谷隼人はこのレースがラスト騎乗となったが、見事な

初重賞制覇で引退に花を添えた。

マーニはここまで障害OPを1勝したことがあるくらいで2強を逆転できるような成績ではなかったが鞍上の好騎乗で見事な重賞制覇を飾った。

鞍上の三津谷隼人はとくに何の思い入れのない騎手ではあるが、それでもゴール番を通過したときのガッツポーズは心に来るものがあった。素晴らしいレースでした。

 

2着トラストは終始2番手からの競馬であった内を掬ったマーニに離され2着確保が精一杯だった。逃げてるときのほうが成績がいいだけにもっと自分からペースを作って競馬をしたほうがあっているような感じではある。

 

3着スマートアペックスは4.5番手辺りから徐々にポジションを押し上げていったが、前には届かず3着まで。4月の大レースの使った後にわざわざここを使った意図が全く持ってわからないが、疲れもまだあったのかなとは思う。休ませて秋シーズンのさらなる飛躍に期待。