2021/6/12中央競馬回顧

東京7R 3歳以上1勝クラス(牝) ダ1600m 12頭

勝ち馬アリエノール牝3(父Nyquist)

1人気アリエノール 3.1 7枠9番  石川裕紀人

2人気パラノイド 4.0 8枠12番 戸崎圭太

3人気ヴァシリエフスキー 4.5 8枠11番 武藤雅

 

6人気フィナールショコラ 16.2 5枠5番 原優介

8人気マイコレッド 19.4 5枠6番 柴田善臣

 

1 着アリエノール

2 着フィナールショコラ  4

3着マイコレッド  ハナ

4着ヴァシリエフスキー ハナ

5着パラノイド 1 3/4

 

道中は離れた2番手を追走していたアリエノールが直線一気に抜け出しと、最後は4馬身差をつける完勝で未勝利からの連勝となった。

勝ったアリエノールは日本でただ一頭現役で走っているNyquist産駒

Nyquistラニが参戦した16年のケンタッキーダービーの勝ち馬で昨年に産駒がデビューしたばかり。現3歳世代が初年度産駒となるが、カナダのローカルG1を日本人ジョッキーの木村和士騎手で制したグレツキーザグレート、昨年のBCジュベナイルフィリーズを制したヴィクイストなど初年度から大活躍を収めている。

日本には現在1頭しか走っていないにも関わらず、2勝馬を出している優秀っぷり。

日本に産駒が増えてくるようであれば面白い血統になってくるかもしれない。

 

中京11R 桑名S(3歳以上3勝クラス) 芝1600m 11頭

勝ち馬カレンシュトラウス牡4(父ルーラーシップ)

1人気カレンシュトラウス 1.8 8枠11番  池添謙一

2人気オールイズウェル 3.9 2枠2番 川田将雅

3人気タンタラス 7.6 1枠1番 岩田望来

 

6人気フォルコメン 30.6 8枠10番 松山弘平

 

1 着カレンシュトラウス

2 着フォルコメン  アタマ

3着オールイズウェル  3/4

 

5着タンタラス

 

道中は中団外を追走していたカレンシュトラウスは直線外に持ち出されると、しぶとく内で粘るフォルコメンをアタマ差し切っての勝利。着差以上の内容。3連勝で一気にOP入りを果たした。

 

昨年3月の3歳未勝利デビューと、デビューこそは遅れたものの4月の未勝利で勝ち上がり。1勝クラスでは勝ち上がりに5戦を要したが1勝クラスを勝利すると、とんとん拍子

に連勝していき、ここも強い内容での勝ちとなった。

ここまで9戦して一度も3着以内を外していない安定感も魅力だが、本馬はなんといっても2勝クラスでの圧巻の勝利が印象的。そこそこ骨っぽいメンバー相手だったが、好位追走からあっさり突き抜けて5馬身差の圧勝だった。勢い十分の新興勢力なだけに夏に向けて面白い存在になりそう。

血統を見てみると父がルーラーシップで母がオークス3着のアグネスワルツ。

是非ともアパパネ産駒と当たって母のリベンジをしてほしいもの。

 

新馬評価 1~6段階で表示

東京5Rハイアムズビーチ 4

中京5Rセリフォス  4

札幌5Rカイカノキセキ 3

 

ハイアムズビーチは中団より少し前の追走から直線では粘るハギノモーリスを捉えて快勝。近親のソダシのようなレースセンスのうまさは光るものがあった。

2着のハギノモーリスもそこそこのペースで逃げて直線はふらっふらしながらもしぶとく粘っていた。これも好素材。ハイアムズビーチの勝利で新種牡馬ドレフォン産駒は初勝利

 

セリフォスは好位追走からいったんは差されかけたが、迫られてからまた伸び返しての勝利と強い内容。新潟2歳候補。このレースは3着まではレベルが高く映った。

 

イカノキセキはスピードの速さを生かして先頭に立ち、そのまま押し切り。

この内容なら函館2歳を狙えそう。