2021/6/26中央競馬回顧

東京8R 東京ジャンプS 障3110m 14頭

 

勝ち馬スマートアペックス牡4(父ロードカナロア)

1人気スマートアペックス 3.5 6枠9番  中村将之

2人気グローブシアター 3.8 8枠14番 高田潤

3人気コウユーヌレエフ 6.9 7枠12番 森一馬

 

5人気ホッコーメヴィウス 12.4 6枠10番 黒岩悠 

6人気メイショウウチデ 14.6 1枠1番 小坂忠士

 

1 着スマートアペックス

2 着ホッコーメヴィウス  ハナ

3着メイショウウチデ  1

 

5着コウユーヌレエフ

 

12着グローブシアター

 

道中は先団外にいたスマートアペックスが直線で内から伸びてきたホッコーメヴィウスとのきわどい叩き合いをハナ差し切って待望の重賞初制覇を飾った。

勝ったスマートアペックスは何度か取り上げてきた将来有望の4歳馬。今年の中山GJでも4着に来ている実績十分の4歳馬。障害馬ながら今年早くも5戦目とタフに使われてきている同馬だが、堅実な安定感はありつつも重賞はまだ未勝利であった。ここもきわどいゴール前ではあったが辛くも差し切って力があることを証明して見せた。

メンバーも中々そろっていた中でしっかりと勝ち切ったことに価値があり、秋以降に向けてメイショウダッサイのライバル候補としてさらなる飛躍に期待したい。

 

2着のホッコーメヴィウスは一度は先頭に立つも、外から主張してきたグローブシアターにハナを譲り、その後も徐々にポジションを下げていったが、最後は内からしぶとく伸びてきてあわやの2着となった。いつぞやで本馬について、逃げればしぶとい。的なことを言ってた気がするが、逃げなくても強い競馬ができる馬だった。

どうも逃げ一手というよりは、自分のペースでとにかく走れることがこの馬にとっては大事なのかもしれない。

 

人気どころだと12着のグローブシアターについても少し。

どうもかなり難しい馬のようで無理やりハナに立ってリズムをつかもうとしていたが、息を入れたかったタイミングで一気に後ろからまくられてしまい戦意喪失してしまった。前走をみても自分の走りができればかなりやれる馬だと思うので、シーザリオ産駒ということもあり、平地に戻されそうではあるが、長い目でみてもう少し障害を使ってほしい。

 

 

 

東京10R日野特別 ダ1600m 16頭

 

勝ち馬レディバグ牝3(父ホッコータルマエ)

1人気レディバグ 1.9 8枠16番  戸崎圭太

2人気グランツアーテム 5.3 6枠12番 横山典弘

3人気ヴァルキュリア 6.1 3枠6番 内田博幸

 

9人気エターナリー 51.3 8枠15番 石川裕紀人

11人気ダイワドノヴァン 93.0 7枠13番 田辺裕信

1 着レディバ

2着ダイワドノヴァン  2 1/2

3着エターナリー  ハナ

 

7着グランツアーテム

8着ヴァルキュリア

 

好メンバーがそろっていた同レースは、断然人気に支持されていたレディバグが先団外から直線から抜け出したレディバグが横綱相撲で後続を完封。2勝クラス突破を決めた。

勝ったレディバグは三歳の牝馬。実際に2勝クラスではあったが、2歳時にはJpnⅡの兵庫JGPで2着。今年に入ってもOPクラスで2着2回、3着1回と世代屈指の実力馬だけに53kgという実質トップハンデの斤量も物ともしないレースだった。

非常に強い内容であったので、牝馬交流重賞などでは有力の存在となっていくだろう。

 

阪神12R 3歳1勝クラス ダ1800m 16頭

 

勝ち馬ダノンハーロック牡3(父ホッコータルマエ)

1人気ダノンハーロック 2.8 4枠7番  川田将雅

2人気ネフェルタリ 4.8 2枠4番 松本大

3人気ヴェールアップ 5.6 6枠12番 福永祐一

 

6人気ハイエストポイント 17.5 2枠3番 松山弘平

7人気ヒミノフラッシュ 17.6 6枠11番 岩田望来

 

1 着ダノンハーロック

2着ヒミノフラッシュ 3

3着ハイエストポイント  1/2

 

6着ヴェールアップ

 

13着ネフェルタリ

 

昨年12月以来のレースとなったが、それでも一番人気に支持されたダノンハーロックが人気にこたえて完勝。2勝目を挙げた。

ダノンハーロック自身は白毛で非常に魅力的な馬であり、馬自身も順調にいけばOPクラスまでは勝ち上がっていけそうな豊かな才能の持つ主。

だが、今回は前走の1勝クラスを取り上げたい。

前走12月に行われた2歳1勝クラスだが、ここでダノンハーロックは人気を裏切り5着だった。同レースの勝ち馬は今年のヒヤシンスS勝ち馬のラペルーズということもあり非常に高メンバーが揃っていたレースだった。

今12月の1勝クラスのメンバーを見返すと、なんと1着のラペルーズを含め10着まで1勝クラスを勝ち上がっているという超の付くハイレベルな1勝クラスであった。

実際に他のレースと比較してどうだ。ということはしていないが、貴重なレースであったことは間違いないだろう。

 

新馬評価 1~6段階で表示

東京1Rフェスティヴボス2

東京5Rジオグリフ4

阪神1Rスタニングローズ4

阪神5Rタガノフィナーレ2

札幌1Rリトス2

札幌5Rキングエルメス4

 

東京1R制したのはフェスティヴボスだったが、このレース断然人気に推された期待馬レディナビゲーターが2着。もう少し距離が欲しいのと、外回せば勝ってたレースだったので、以前評価は下げず。

 

東京5Rは3番人気のジオグリフが快勝。ドレフォン産駒で母は秋華賞エリザベス女王杯で3着があるアロマティコ。好位からキレキレの脚であっさり差し切って見せた。

まだドレフォン産駒の特性はつかみ切れていないが、芝1800mでこれだけいい競馬ができる産駒がいることの驚き。馬も結構やれそう。

 

阪神1Rは先行したスタニングローズが完勝。新馬では動ききれず勝ち馬を捉えるに至らなかったが、2戦目で競馬を覚え非常に強い内容。夏の2歳S路線では有力な一頭になるだろう。

 

札幌5Rキングエルメスは2番手追走から優等生な競馬で強い勝ちっぷりだった。

兄が札幌開催でクローバー賞を勝ったカイザーノヴァなので同じ路線を歩むことになりそう。デビューは1200mだったが距離延長にも対応できそう。