2021/7/17米競馬 3歳路線

7/17ハスケル招待(G1) ダ1800m モンマスパーク 7頭立て 

 

ハスケル招待2021

 

https://youtu.be/ibrNSh3Xf3U

1着マンダルーン(Mandaloun)

父イントゥミスチーフ(Ioto Mischief)   牡3 4.1 2人気 3番 +ハナ

 

2着 ̚フォローイングシー(Following Sea)

父ランハッピー(Runhappy)   牡3 4.6 3人気 1番   18

 

3着アンティグラビティ(Antigravity)

父ファーストサムライ (First Samrai)牡3 57.5 5人気 2番  4 1/2

 

同レースは高メンバーが揃い非常に注目されたレースであったが、何よりも注目されたのが、ムチの使用禁止というルールに関して。細かくは知りませんが、同州での競走ではムチの使用を禁止するというルールが制定されており、同レースでもムチを全騎手が一度も使用しないというある意味異様なレースとなりました。

 

1人気はダービーでメディナスピリットの3着、続く前走のベルモントSでエッセンシャルクオリティの2着となったホッドロッドチャーリー。

クラシック2戦使い3.2着といずれも安定した成績を収めており、初のG1制覇へ大きなチャンスとなった。

 

2人気はダービー2着のマンダルーン。まだ確定ではないが、ダービー勝ち馬が薬物反応で失格の扱いであるため、実質的なダービー馬、同レースの前走にリステッドを一つ使い快勝してからの同レースとなった。

 

3人気は上がり馬のフォローイングシー、今年デビューながらここまで3戦無敗と非常にいいパフォーマンスを見せており一気に上昇してきた。

 

4人気がダービー6着、プリークネスS2着のミッドナイトバーボン。こちらもクラシックで差のないレースでチャンスは十分と思われていた。

 

レースは内からオレンジ帽子にオレンジ勝負服の1番フォローイングシーがポーンと飛び出して先手。

外からスッと2番手外から上がっていく白い帽子にえんじの勝負服の6番がミッドナイトバーボン、その後ろ外から追走する白帽子、白勝負服の4番がホットロッドチャーリー

そのうちにいるピンク帽子に緑の3番がマンダルーン。

 

3.4コーナーでは逃げていたフォローイングシーを外からびったりマークしていたミッドナイトバーボンが早々と先頭に並びかけ、それに続くようにホットロッドチャーリー、マンダルーンも差を詰めていく。

直線向くと、3頭横並びとなったが、内からマンダルーン、外からホットロッドチャーリーが勢いよく先頭に変わる、2頭が先頭に変わったところで後れを取ったミッドナイトバーボンが挟まれるような位置になり落馬、後続はあおりを受けて大きく後れを取り、あとは前二頭の一騎打ち、最後の最後の頭一つでたホットロッドチャーリーが先頭でゴール。

 

しかし、レース後にホットロッドチャーリーがミッドナイトバーボンの落馬の加害馬となったため、失格となり、結局はマンダルーンが繰り上がりによりG1制覇となった。

 

勝ったマンダルーンはダービーとハスケル招待と2度の繰り上がりのよるG1制覇というある意味大記録を達成した。ケンタッキーダービーはまだ確定ではないため、一応初のG1制覇ということになる。これで本馬は8戦5勝、3着以内を外したのは1度だけという安定感。どうもワンパンチ足らない馬には見えるが、運にはステータスを全振りしたかのような運の強さ。秋に向けてももちろん注目の一頭となるだろう。

 

結局2着にはフォローイングシーが入ったが、実質的には4着だったのでまだG1には足りないかもしれない。

 

そして落馬があった事象に関してですが、マンダルーンも外に張ってきたものの、ホットロッドチャーリーがミッドナイトバーボンの真正面まで来てしまい、完全な加害馬となったことが失格の大きな要因となった。またパート2国ということも降着対象となる原因でもある。(日本では絶対失格になってないので)

実際のところ、ホットロッドチャーリーがミッドナイトバーボンを落馬させてしまった一番の要因は、はっきりいってムチによる矯正ができなかったことが大きな原因と思われており、何のためのムチを使用禁止だったのかを考えたくなるレースでホットロッドチャーリーはむしろかわいそうなくらい。

競馬の安全性を考えた時にムチが必要か否かはしっかりと考えを改めてほしい所。

 

 

本馬の父イントゥミスチーフは今シーズンも絶好調で昨年のオーセンティックに続き、2年連続で牡馬G1馬を排出、今年も北米リーディング最有力になるだろう。