2021/10/17中央競馬回顧+今週の出来事

阪神10R 西宮S(3歳以上3勝クラス)芝1800m 15頭

勝ち馬ジェラルディーナ  牝3(父モーリス)

1人気ジェラルディーナ 2.4 5枠9番  Cルメール

2人気タガノパッション  4.3 5枠8番  岩田望来

3人気イズジョーノキセキ 6.7 1枠1番 岩田康誠

 

 

1着ジェラルディーナ

2着イズジョーノキセキ 1 3/4

3着タガノパッション  1

 

昨年はレイパパレが制した同レース。今年も秋華賞除外、抽選落ち組が揃い非常に好メンバーとなった。

前回2勝クラスで取り上げたジェラルディーナが1番人気、2番人気にオークス4着のタガノパッション、3番人気には昨年の忘れな草賞でウインマイティーの2着の実績を持つイズジョーノキセキが3番人気となった。

レースは先団少し後ろの6番手にいたタガノパッションが先に抜け出しを狙った所へ、イズジョーノキセキ、ジェラルディーナが並ぶようにして追い込んできたが、最後はジェラルディーナが1 3/4馬身差をつけて完勝。1勝クラスから3連勝となった。

レースはスローで流れたが、後半5ハロンはすべて11秒台というロングスパート勝負になったが、後方から一気の差し切りで自力の高さを証明した。

正直秋華賞に出てきたら...と思わせてくれるようなパフォーマンスで残念ながら出走はかなわなかったが、来年の今頃はこの路線の主役争いをする一頭となっているかもしれない。

 

 

新馬評価 1~6段階で表示

東京1Rヴォルケニック3

東京2Rティーガーデン4

東京3Rアサヒ5

東京4Rムーヴ3

東京5Rペイシャフェリシテ2

阪神1Rバルムンク2

阪神2Rベルマーレミノル3

阪神3Rモズタンジロウ3

阪神4Rデリカダ4

阪神5Rセルバーグ3

阪神9RもみじS(L)カジュフェイス3

新潟1Rイチゴキネンビ2

新潟2Rウインマーベル3

新潟3Rナニハサテオキ2

新潟5Rラインアルテア2

 

東京3Rアサヒはカレンブラックヒルの最高傑作といっても過言ではない一頭。

新馬戦ではあのジオグリフの2着。前走の未勝利は同新馬3着のアスクビクターモアに敗れたが3戦目にして初勝利。ここまで3戦こだわって1800mを使いクラシックにいかせようという気持ちが感じられるが個人的にはマイルに短縮してほしい。

カレンブラックヒル産駒の代表にはオヌシナニモノやラヴケリーがいるが、重賞勝ち馬はまだ出ていない。本馬は十分重賞を狙える一頭。

 

今週の出来事

エリザベス女王が英国競馬殿堂入り

マスターフェンサーが左前脚骨折

昨年のコックスプレート(豪3歳以上)(G1)芝2400m勝ち馬サードラゴネット調教中の事故で安楽死

今年のジュライカップ(英3歳以上)(G1)芝1200m勝ち馬スターマン引退

クリソベリルが引退、種牡馬入り(主な勝ち鞍チャンピオンカップ帝王賞JBCクラシック)

今年の英2000ギニー(英3歳牡馬、牝馬限定)(G1)芝1600m 勝ち馬 ポエティックフレアが引退、社台スタリオンで繋養

南部杯アルクトスが勝利

秋華賞はアカイトリノムスメが勝利

Oマーフィー騎手が3年連続で英リーディング獲得

 

スピンスターS(米3歳以上牝馬限定)(G1)ダ1800mはレトルスカ(Letruska)が勝利

古馬牝馬チャンピオンのレトルスカが怒涛の5連勝でGI4連勝。BCディスタフの優先出走権を得たが、BCクラシック行きの可能性もあり

映像 https://youtu.be/73mo8eGhog8

 

コーフィールド1000ギニー(豪3歳牝馬限定)(G1)芝1600mはイヤー二ング(Yearning)が勝利

母は7歳まで現役を続けGIを1勝、2着6回を持つ名牝ライジングロマンス(Rising Romance)の産駒

映像 https://youtu.be/Cpa3QYGIpss

 

ジエベレスト(豪2歳以上)芝1200mはネイチャーストリップ(Nature Strip)が勝利

昨年、一昨年と出走し、4.7着と苦杯をなめてきた豪スプリングチャンピオンが3度目の正直で初V

映像 https://youtu.be/5CsrxQsnGyc

 

QE2チャレンジカップS(米3歳牝馬限定)(G1)芝1800mはシャンティサラ(Shantisara)が勝利

今年の愛1000ギニー勝ち馬エンプレスジョセフィン(Empress Josephine)が人気の中心だったが、最下位。連勝でここに臨んできたシャンティサラが初のG1挑戦ながら勢いそのままにG1奪取。

映像 https://youtu.be/HlHnXEXHJco

 

コーフィールドC(豪3歳以上)(G1)芝2400mはインセンティヴァイス(Incentivise)が勝利

豪の怪物インセンティヴァイスがG1 3連勝を含む9連勝で2着に3 1/2馬身差をつける圧勝

映像 https://youtu.be/aTrZUzZwtTA

 

英ロングディスタンスC(英3歳以上)(G2)芝3200mはトゥルーシャン(Trueshan)が勝利

昨年同レース覇者でG1 2連勝でここに臨んできたトゥルーシャンが人気のストラディバリウス、2着のタシュカンを抑えてこのレース連覇。

映像 https://youtu.be/dmHOQtBTYrE

 

英スプリントS(英3歳以上)(G1)芝1200mはクリエイティブフォース(Creative Force)が勝利

3歳騙馬のクリエイティブフォースが先に抜け出したグレンシールを差し切ってG1初制覇。

映像 https://youtu.be/rOO5e-lDk_Q

 

フィリーズ&メアズS(英3歳以上牝馬)(G1)芝2390mはエシャーダ(Eshaada)が勝利

3歳牝馬のエシャーダが前走のヨークシャーオークス最下位から一変、人気のアルバフローラをアタマ抑えきり、重賞初制覇をG1で飾った。圧倒的人気に支持されたスノーフォールは直線伸び欠き3着。

映像 https://youtu.be/wMLR32yp77E

 

QE2世S(英3歳以上)(G1)芝1600mはバーイード(Baaeed)が勝利

欧州マイラー頂上決戦となった同レース。

無傷の5連勝でここに挑んできたバーイード、最強マイラーとして君臨していたパレスピア、直線は2頭が抜け出してたたき合いになったが外のバーイードがクビ差し切り世代交代を感じさせるゴール。これで無傷の6連勝。

映像 https://youtu.be/lWJr5GsWado

 

英チャンピオンS(英3歳以上)(G1)芝2000mはシーリウェイが(Sealiway)勝利

久々の一戦ながら凱旋門賞で5着まで追い込んできた伏兵シーリウェイがアダイヤー、ミシュリフ、ドバイオナーらを下し、今年の初勝利で大きなビッグタイトルを手にした。G1制覇は昨年のジャンリュックラガルデール賞(仏2歳限定)(G1)芝1400m以来で2勝目。

映像 https://youtu.be/FqLbp40L-vI

 

 

豪の怪物インセンティヴァイスについて

上記でも取り上げた豪の5歳騙馬インセンティヴァイス。現在9連勝中。

デビューは昨年の4歳春シーズンの8月と遅めのデビューで初戦は9着。

その後、休養を挟み今年3月10日の秋シーズン初戦となる2戦目が6着。

同月27日の未勝利が8着とここまではぱっとしない成績ではあるが、翌4月11日の1600m未勝利で初勝利を挙げると徐々に距離を伸ばしていきつつ連勝を重ねていき、条件戦を5連勝。初の重賞挑戦となったタタソールズカップ(豪)(G3)芝2400mで2着に12馬身差をつけるレースで一気に注目を集める。

続くマカイビーディーヴァS(豪3歳以上)(G1)芝1600mで初のG1挑戦となり、中長距離を中心に使ってきており、大目標がメルボルンカップと目されていただけに負けるならここかと思われていたが、この路線で中心の一頭であるモウンガをクビ差退けてG1初制覇。勢いのまま10月のターンブルS(豪4歳以上)(G1)芝2000mでは昨年の年度代表馬ヴェリーエレガントを撃破しG1連勝。

そして今回のコーフィールドカップは相手も弱くなったとはいえ3 1/2馬身さをつける圧勝で9連勝。今、豪でもっとも勢いのある馬といってもいい。

この馬のレース過程は非常に豪馬らしいレース使いで(日本と春秋が逆転してはいるが)

今年の成績が

3/10 未勝利6着

3/27 未勝利8着

4/11 未勝利1着

4/30 ハンデ戦1着

5/15 ハンデ戦1着

6/5 ハンデ戦1着

6/19 ハンデ戦1着

6/26タタソールズC1着

9/11マカイビーディーヴァS1着

10/2ターンブルS1着

10/16コーフィールドC1着

今年約7か月間で11戦を使いG1を3つ持っていく荒業っぷり。これぞ豪馬らしいローテ(バリアトライアルは除く)

次走はメルボルンカップを予定しているとのことだが、どうも出ない可能性もあるということ。今年は日本馬の参戦はないが例年通りならグリーンチャンネルでも放送されるであろうだけに出てくれば要注目したい。

 

タタソールズc https://youtu.be/vgjpOk_CRUg

マカイ https://youtu.be/SqXcgVWSxmY

ターンブル https://youtu.be/0F9cbiQjCAU