2022/3/5中央競馬回顧

中山10R 上総S(4歳以上3勝クラス)(ダ1800m)  勝ち馬ホウオウルバン牡4    (父キズナ)        
1人気    ノーブルシルエット    3.1    7枠14枠戸崎圭太
2人気    ホウオウルバン           4.8    8枠16番内田博幸
3人気    キタノリューオー       7.9    4枠7番丸山元気
    
                            
1着    ホウオウルバン                            
2着    ノーブルシルエット    2 1/2                        
3着    キタノリューオー     1/2        

 

 

道中は3番手外を追走していたホウオウルバンは、3.4角から手ごたえ悪そうにしていたが、最後までしぶとく脚を伸ばして結局は2着に2 1/2馬身差を付ける快勝だった。

これで同馬は1勝クラスから3連勝。通算成績を9戦4勝とした。

同馬は20年の2歳時にデビューすると翌3歳の1月に未勝利勝ち。その後1勝クラスではのちのレパードS勝ち馬メイショウムラクモの3着などがあったが、夏までは全くついていけないレースがあるなど結果がでなかったが、休み明けとなった昨年12月の1勝クラスでは序盤後方待機から大まくりを決めると、一緒にまくっていったハイエストエンドをクビ差競り落としての勝利。

結果的にはクビ差だが、3着には9馬身つけており、かなり衝撃的なレースであった。

続く前走の2勝クラスでは一転2番手からの競馬で直線あっさり抜け出し3馬身差の快勝。そして上総Sでは1000m通過が1.02.0ながらなぜかまくってくる馬がおり、前はかなり厳しいレースとなったが、このレースも完勝でOP入りを果たした。

時計面も1.52.1とかなり優秀でおそらく出てくるであろうマーチSでも上位にこれそうな時計。(翌、日曜日の総武Sとの比較が理想だったのですが時計が遅すぎて比較できず) 

距離はまだあってもよさそうなので今後の活躍次第では非常に楽しみな一頭。

 

 

阪神5R 3歳未勝利(芝1600m)勝ち馬サンクフィーユ牝3 (父ロードカナロア)

この日がデビュー戦のサンクフィーユは道中後方からの追走だったが、直線鋭く抜け出し、粘るハギノモーリスを差し切っての勝利。

前走で実質勝利しているハギノモーリス相手に快勝で時計も1.33.3の好時計。

次走も注目したい一頭。

 

阪神6R 3歳1勝クラス(ダ1800m)勝ち馬ノットゥルノ牡3 (父ハーツクライ)

前走の未勝利にて取り上げた一頭。

前走は好位3番手外追走から直線待たずして先頭に立ち、楽々押し切ったが、今回は一転、後方待機から3.4角抜群の手ごたえで前に取り付くと粘るヴァレーデラルナを1 3/4馬身離して先頭でゴール。前走の未勝利から連勝で、これでダートは2戦2勝。

通算成績を4戦2勝とした。

なかなか骨っぽいメンバー相手であったが、展開も味方に強い勝ち方だった。

まだ、4角を逆手前で回ってたり、直線も内にもたれたりと伸びしろ十分。重賞でも楽しみ。

 

 

 

阪神11R チューリップ賞(G2)(芝1600m)勝ち馬ナミュール牝3 (父ハービンジャー)

スタートを決めて中団から追走したナミュールが直線外に持ち出されると一気の差し脚で上がり3F33.9の脚を繰り出し完勝。阪神JFでは出遅れて4着に敗れたが、スタートを決めた今回は上位2頭を見事逆転して見せた。通算成績は4戦3勝。

鞍上のコメントにもある通り、スタートは決めたものの、道中はウォーターナビレラに締められポジションを下げ、直線も進路を見出すまでに時間がかかったものの最後は着差を付けての快勝だった。もう少しスムーズならさらに着差がついたと考えるともう少し着差がついたかもしれない。

同日未勝利と時計があまり変わらなかった点は少し気になるが、同条件であれば世代上位の力を持っていることは間違いない。本番も楽しみ。

 

2着のピンハイはまだ半信半疑というかなぜここまで着を上げれたのかよくわかってないので保留。

 

3着サークルオブライフは過去のレースとは打って変わって先団からの競馬をしたが、直線はまったく抵抗できなかった。はっきりと溜めた方がいいということはわかったと思うので本番はもっと拮抗したレースができるだろう。

 

5着は阪神JF3着のウォーターナビレラ。道中は馬群の中で運び、直線はサークルオブライフの後ろを狙っていたが、サークルオブライフが思ったより伸びなかったことで進路どりにもたつき5着までだった。スムーズなら2着もあったと思うので、引き続き世代上位の力はあるとみていい。

 

最後に6着のルージュスティリア。新馬でも高評価していたが、同レースは7か月ぶりのレース。

スタートで大出遅れをかましながら6着まで追い上げるというかなり酷い騎乗でありながら見せ場を作った。

まともなら桜花賞戦線でかなり怖い一頭だったが、賞金不足で忘れな草辺りに回りそうだが、この馬は距離さえ持てばかなり怖い一頭になりそう。改めて覚えておいて損はない一頭だろう。