2022/4/3中央競馬回顧+今週の出来事

阪神4R 3歳未勝利(芝2400m)勝ち馬スワヤンブナートセ3 (父ジャスタウェイ)

逃げたスワヤンブナートがマイペースに持ち込むと最後まで止まることなく押し切って快勝。4戦目で初勝利を挙げた。デビュー戦から騙馬で出走しており1600mの新馬でデビューしてから一気に2戦目以降距離を伸ばし結果が出ている。

ドスローの逃げ切りではありますが、地味に上がり最速だったので、長距離戦線で期待できそうな一頭だと感じました。

 

中山5R 3歳未勝利(芝2200m)勝ち馬キントリヒ牡3 (父ゴールドシップ)

ここまで3戦連続2着のキントリヒが道中徐々にポジションを上げていき2番手で直線迎えると楽々抜け出して3馬身差を付ける快勝9戦目で初勝利を挙げた。

昨夏からコツコツ走ってきて早9戦目の同馬。ここ3戦は2着続きだったが、惜敗に終止符。強い内容だった。負けたレースも差した相手に差し返されたり、差し届かなかったりと非常に強い競馬はしており、2200mに関しては連対を外していないので今からセントライト記念有力と期待しておきます。姉にエリザベス女王杯3度2着のあるクロコスミアがいる血統。

 

中山9R 山吹賞(3歳以上1勝クラス)(芝2200m)勝ち馬トーセンリョウ牡3 (父ディープインパクト)

阪神大賞典2着馬トーセンカンビーナの全弟にあたるトーセンリョウが好位追走で直線を迎えると、残り200付近で粘る人気のブラックボイスを捉え、最後は2 1/2馬身差を付ける快勝。デビュー戦からの連勝となった。

デビュー戦でも非常にいい勝ちっぷりをしてしたのを覚えており、2戦目を楽しみにしていた一頭。(新馬は見返したら4点評価だった()

ちょっとこのメンバーでは一枚上だったなという感じでかなり強烈なレースに映りました。ペースは遅かったとはいえ最後は加速ラップを踏んでのゴール。重賞でも十分やれると思います。

 

今週の出来事

Oマーフィー騎手は23年2月に復帰する予定とのこと

昨年無敗でQE2世Sを制したバーイード(Baaeed)(牡4)はロッキンジSで復帰予定

22年ビホルダーマイルを制したアズタイムゴーズバイ(As Time Goes By)(牝5)が引退

18年川崎記念JBCクラシック勝ち馬ケイティブレイブ(牡9)が引退→種牡馬入り

96年ケンタッキーダービー勝ち馬グラインドストーン(Grindstone)(牡29)が亡くなる

21年函館2歳S勝ち馬ナムラリコリス(牝3)が引退→繁殖入り

大阪杯はポタジェ(牡5)が勝利

 

 

 

タンクレッドS(G1)豪3歳以上芝2400m    
勝ち馬デュアイス(Duais)(牝4)    
映像https://youtu.be/MVGsG0HVd4g
タンクレッドSと次に紹介するヴァイナリースタッドは大雨の影響で26日の施行から28日に延期された。
人気の中心は12番のデュアイス。前走オーストラリアンCを快勝しての参戦。

これに前走、同じくオーストラリアンCで2着だったシンクイットオーバー(Think it Over)、3着だったスパニッシュミッション(Spanish Mission)。などが続いた。
レースは道中、最後方に位置していたデュアイスが、最後方で直線を迎えたにも関わらず直線半ばで先頭に立ち、2着に3 1/2馬身差を付ける完勝。G1連勝となった。
2着には人気薄のストックマン(Stockman)、3着にザチョーズンワン(The Chosen One)が入り、シンクイットオーバーは4着、スパニッシュミッションは最下位に沈んだ。

 

                                                            
ヴァイナリースタッドS(G1)豪3歳以上牝馬芝1850m    
勝ち馬ファンガール(Fungirl)(牝3)    
映像https://youtu.be/RbIp6TRrDgQ
人気を分けたのは3頭で4番のファンガール、2番のヒンジド(Hinged)、6番のジプシーゴッデス(Gypsy Goddess)の3頭が分け合う形。
レースも直線でその3頭が抜け出す形になったが、ジプシーゴッデスは脱落。ファンガール、ヒンジド2頭のたたき合いとなったが、最後は外ファンガールに軍配。初のG1制覇となった。
同馬はこれまで1200-1400辺りを中心に使ってきているが、前々走の1400m,前走1500mからさらに距離延長し結果が出た形となった。

 


サイヤーズプロデュースS(G1)豪2歳以上芝1400m    
勝ち馬ファイアバーン(Fireburn)(牝2)    
映像https://youtu.be/KZ9WfFPI_YQ
前走ゴールデンスリッパーを制し、ここも人気の中心だったファイアバーン。
道中は中団内で脚を溜め、4角では馬場の悪い内を通って上がっていくと、あっという間に順位をあげていき前にいたシーズエクストリーム(She's Extreme)を捉えて快勝。これでG1は連勝となった。
正直父に関してはあまり詳しくないのですがレベルデイン(Rebel Dane)から2歳G1勝ち馬が出るのかよ!と言われてるくらいなので今後の成長力がかなり期待されてるみたいです。

 

オーストラリアンダービー(G1)豪3歳以上芝2400m
勝ち馬ヒトツ(hitotsu)(牡3)    
映像https://youtu.be/BdXZFLkfYIM
人気の中心はモーリス産駒のヒトツ
前々走ヴィクトリアダービー、前走オーストラリアンギニーとG1連勝しており、ここも最有力。
対抗格としては前走G2を2着して参戦してきたニュージーランドのリーガルライオン(Regal Lion)。
また同じくモーリス産駒のモーリスズミダッド(Maurice's Medad) クライド(Clyde) そしてディープインパクト産駒のエルザミー(Elezamee)が出走した。

レースは大外から上がってきたベノー(Benaud)とヒトツが並びながら追い込んできて
内からはアレグロン(Alegron)も迫り3頭の猛烈なたたき合い。一度はベノーに前に出られたヒトツだが、ここから勝負根性を見せ、ベノーを差し返すと最後はクビ差前に出てのゴール。G1を3連勝した。

モーリスズミダッドは7着、リーガルライオンは10着、クライドは11着、エルザミーは16着だった。

勝ったヒトツは素晴らしい勝負根性を見せたレースだった。まだ一線級の中距離馬とはあたっていないもののここまでの走りとモーリス産駒の成長力を考えると非常に楽しみが広がる。
ジャパンカップ遠征案も0ではないそうなのでぜひとも秋シーズンも結果を出してきてほしいもの。


TJスミスS(G1)豪2歳以上芝1200m    
勝ち馬ネイチャーストリップ(Nature Strip)(セ7)    
映像 https://youtu.be/yBGu-CPu4lU
お馴染みのメンバーが集まった同レース。
中心はスプリントチャンピオンのネイチャーストリップ。ここ1年近く馬券圏内を外していないが、前々走、前走は2.3着と敗れており、ちょっと年齢による衰えがあるのかという所。
対抗はその前走でネイチャーストリップを下したエデュアルド(Eduardo)、同じく同レースでエデュアルドの2着となり、その後5連闘の末G1タイトルをつかんだシェルビーシックスティシックス(Shellby Sixtysix)、ライトニングSを制したロクンホース(Roch'n Horse)
などが出走した。またリアルインパクト産駒のカウントデルピー(Count De Rupee)が出走。
レースは抜群のスタートから先手を取り切って、内から少し離れた所をネイチャーストリップが進み、内には並ぶようにエデュアルドが進む。
直線に向くと楽な手ごたえでネイチャーストリップが後続を引き離していき、差を広げていくと、最後までその差は広がっていき2着エデュアルドに3 1/4馬身差を付ける圧勝。ここ2戦のうっぷんを晴らすような圧勝劇でこの路線のトップであることを改めて証明して見せた。
2着には一杯一杯でエデュアルドが残し、3着にパウレレ(Paulele)、シェルビーシックスティシックスは7着、カウントデルピーは11着だった。


ドンカスターマイル(G1)豪3歳以上    芝1600m    
勝ち馬ミスターブライトサイド(Mr Brightside)(セ4)    
映像https://youtu.be/_uAqs2X9cwc
人気は前々走カンタベリーS、前走ジョージライダーSとG1連勝でここに臨んできたフォビドゥンラブ(Forbidden Love)。
これに続いたのが、この路線で上位争いを何度も演じており前走時オールスターマイルでザーキの2着だったアイムサンダーズトラック(I'm Thunderstruck)。前々走ローズヒルギニーでアナモーを撃破したコンヴァージ(Converge)
前走クールモアクラシックを制したライトハウス(Lighthouse)などが続いた。
またリアルインパクト産駒のスカイラブ(Sky Lab)が出走。

レースは2番手追走のフォビドゥンラブが抜群の手応えで先頭に変わるが、これにめがけてミスターブライトサイド、アイムサンダーズトラック、アイスバス(Icebath)の3頭が強襲。3頭がフォビドゥンラブを捉えて叩き合いとなるが、真ん中からぬけた伏兵ミスターブライトサイドがアイムサンダーズトラックを抑えて勝利。

2着にアイムサンダーズトラックが入り、3着にアイスバス、4着にフォビドゥンラブ
ライトハウスは8着、スカイラブは17着、コンヴァージは18着だった。

勝ったミスターブライトサイドは前走ジオールスターマイルでは4着だった馬。ここではアイムサンダーズトラックを下した。重賞も初勝利。
                    
                                                
フロリダダービー(G1)米3歳ダ1800m    
勝ち馬ホワイトアバリオ(White Abarrio)(牡3)    
映像https://youtu.be/m-S8Th6UFx4
人気は4頭が横並びで条件戦を連勝してきたチャージイット(Charge It)、前走G2ファウンテンオブユースhttps://youtu.be/nMf3cKlYjms

を勝利しここに臨んできたシンプリフィケーション(Simplification)、そして前走そのシンプリフィケーションをG3ホーリーブルShttps://youtu.be/2605_CHc5Nk

で下したホワイトアバリオ、
G3サムエフデイビスS、G2タンパベイダービーと連勝で挑んだクラシックコーズウェイ(Classic Causeway)が人気を集めた。

レースはクラシックコーズウェイが先手を取り、外にぴったりとつけたシンプリフィケーションが2番手を追走。
チャージイットはその後ろピンク服が4番手。その外にホワイトアバリオがつける。
クラシックコーズウェイは4角を前に下がっていき、シンプリフィケーションとパパキャップ(Pappacap)が並ぶように先頭に立ち、
外から仕掛けていったホワイトアバリオが3番手外、その後ろにチャージイットが続き直線へ。

直線向くと内粘るシンプリフィケーションをホワイトアバリオがとらえて先頭に立つと、迫るチャージイットも退けて押切。G1初勝利となった。通算成績は5戦4勝。
2着には追い込んだチャージイットが入り、3着にシンプリフィケーション、クラシックコーズウェイは最下位11着に沈んだ。


アーカンソーダービー(G1)米3歳ダ1800m    
勝ち馬サイバーナイフ(Cyberknife)(牡3)    
映像https://youtu.be/yiGkGHo86ck
1番人気は牝馬のシークレットオース(Secret Oath)。前走牝馬限定のG3ハニービーSを楽勝しての参戦で牡馬相手にぶつけてきた。
続いたのがウィーザピープル(We The People)、こちらは条件戦を連勝しての参戦。さらにはサイバーナイフが続いた。
サイバーナイフは前々走G3のルコントS6着の後、条件戦を勝利し、再度の重賞挑戦。

道中はサイバーナイフは4番手、その後ろにウィーザピープル、スタート後に挟まれたシークレットオースは最後方からの追走。

4角手前のペースアップでサイバーナイフが内からスルスルとポジションを上げていき、後方からはまくるようにシークレットオースがポジションを上げていき直線へ。
抜群の手応えで直線を向いたサイバーナイフが寄れながらも最後までリードを保ち2 3/4馬身差を付けて押切り、G1初勝利。

2着に追い込んできたバーバーロード(Baeber Road)が入り、シークレットオースは最後止まり3着。ウィーザピープルは精彩を欠き7着だった。
勝ったサイバーナイフは前走勝利を弾みに一気にダービー戦線に浮上してきた。3着のシークレットオースは牝馬ながら
健闘の3着。スタート後の不利さえなければわからなかったのでぜひ牡馬相手の挑んできてほしい所。牡馬路線はかなり混戦模様といったところです。