2022/4/24中央競馬回顧+今週の出来事

東京3R 3歳未勝利(芝1400m)勝ち馬マンドローネ牝3 (ルーラーシップ)

後方からレースを運んだマンドローネが直線強烈な差し脚で前を飲み込み、2着ニューレトロに2 1/2馬身差を付ける快勝。2戦目で初勝利を挙げた。

前走は12月の中山芝1600mデビューし5着と敗れた同馬だが、休みを挟んだ東京開催では一変して強烈な差し脚を使っての差し切り。強い内容だった。

比較的前のこりが目立った土日の東京開催であったが、その中で価値ある差し切り勝ちだった。次走以降注目したい一頭。

 

東京10R 鎌倉S(4歳以上3勝クラス)(ダ1400m)勝ち馬レモンポップ牝3 (父Lemon Drop Kid)

前走の2勝クラスでも取り上げたレモンポップが2番手追走から上がり最速の脚を繰り出し6馬身差を付ける圧勝。2勝クラスからの連勝で通算成績を6戦4勝とした。

復帰してからまだ戻り切っていない感じがあった同馬ですが、やっと元の強さに戻れたといった感じのパフォーマンス。ダート1400m路線の新生現るといっても過言ではないと思います。

2歳時には1600mのレースでも勝利を上げており、距離を1ハロンの馬しても問題ないとは思うのでこれからのマイル路線で楽しみな一頭です。能力は優に重賞級だと思います。

 

東京11R フローラS(G2)(芝2000m)勝ち馬エリカヴィータ牝3 (父キングカメハメハ)

好位インから運んだエリカヴィータが大逃げで飛ばしたパーソナルハイをゴール前で捉え切り勝利。3戦目での重賞制覇とし、通算成績を3戦2勝とした。

昨年10月にデビュー戦を勝ち、前走はフェアリーSに出走。参考外の不利もあり10着と大敗を喫したが、1勝クラスを使うことなく早い段階で同レース出走を表明し、結果を出した国枝調教師も見事。

デビュー戦、2戦目と1600mを使いここは距離が延びる形にはなったが、好内容でさらに距離がのびてよさそう。

 

2着パーソナリハイはシンシアウィッシュに競られかなり苦労させられたようにみえたが、ペースを見る限りはそれほど暴走逃げという感じではなかったので結果的にはこの形、ペースは問題なかったという所。馬場も味方につけたが、桜花賞6着という実力もしっかりと証明して見せた。

 

3着以降だと、4着のマイシンフォニーはフィリーズレビュー4着からの参戦。

序盤はかなり折り合いを欠いており、直線も詰まってはいたが最後は離されたのでガス欠したといった所か。

結果的にはなぜ1400mを使ったのかというのがすべてで、レース選択にも馬場にも泣かされている印象。立て直して秋に期待したいです。

5着ルージュエヴァイユは前走でも取り上げましたが、イメージ通りの負け方でした。

ただ、個人的には騎乗ミスだと感じました。ポジションを取れないといわれればそれまでですが、あの位置からさせる馬はいないと思います。

オークスは賞金さえ足りればかなり面白い存在になると思います。

 

後は15着に沈んだルージュスティリア。コメントを見る限りだと距離が長かったり、体のバランスがうまく取れなかったりと、うまくかみ合わなかったというコメント。

能力は確かだと思うのでしっかり立て直してほしい所です。

 

 

阪神4R 3歳未勝利(牝)(芝1600m)勝ち馬コスタボニータ牝3 (父イスラボニータ)

好位3.4番手から運んだコスタボニータが押し切って4戦目で初勝利を挙げた。

デビュー2戦は後方から猛然と追い込んで2着。前走はドスローの後方を追走し5着と惜しい競馬が続いたが、前走の反省を生かしてか好位追走でレースを運ぶと直線もしぶとく脚を使い最後まで押し切った。

脚質に幅が出たので非常に楽しみが広がった一頭。イスラボニータ産駒ではプルパレイが活躍馬として上がりますが、本馬もいずれは重賞に出走するレベルの馬になってほしい所。

 

 

 

今週の出来事

桜花賞を18着と大敗したラブリイユアアイズ(牝3)が喉頭片まひが判明。当面は休養

大阪杯で9着に敗れたエフフォーリア(牡4)は予定通り宝塚記念

G1 プリークネスS、トラヴァーズS2着、サウジカップ3着等の実績があるミッドナイトバーボン(牡4)が亡くなる

阪神牝馬Sを取り消した21年 秋華賞馬アカイトリノムスメ(牝4)が右第三趾骨骨折

22年ドバイシーマクラシックを制したシャフリヤール(牡4)はプリンスオブウェールズSを目標

20年朝日杯FS勝ち馬グレナディアガーズ(牡4)はプラチナジュビリー(旧ダイヤモンドジュビリー)を目標

21年菊花賞3着馬ディヴァインラヴ(牝4)が引退→繫殖入り

19年毎日杯勝ち馬ランスオブプラーナ(牡6)が中央登録抹消→地方へ移籍

18年青葉賞勝ち馬ゴーフォザサミット(牡7)が引退→乗馬入り

西谷凜騎手は負担重量に関する注意義務を怠ったことで採決委員会からの確定があるまで騎乗停止

ドバイWC3着のチュウワウィザード(牡7)は帝王賞

英1000ギニー有力の21年フィリーズマイル勝ち馬インスパイラル(牝3)が1000ギニーを回避

ゴールデンシックスティ(セ6)が安田記念参戦を示唆

 

 

 

アップルブロッサムH(G1)米4歳以上牝馬ダ1700m    
勝ち馬レトルスカ(Letruska)(牝6)    
映像 https://youtu.be/Kc3HU_OdMLU
昨年の最優秀古馬牝馬に選ばれたレトルスカの今期2戦目。
前走のG3を制しての参戦。
スタートから先手を取り切りそのままペースを作っていったレトルスカ。
直線では人気を分けた3頭の内2頭シーシー(Ce Ce)が先に迫ってきたが、それを抑えると
さらに外から迫ってきたクレリエール(Slairiere)も抑えての勝利。
同レースは昨年に続いての連覇となった。
外から迫ったクレリエールが2着、3着にシーシーが入った。


チェアマンズスプリントプライズ(G1)香3歳以上芝1200m    
勝ち馬ウェリントン(Wellington)(セ5)    
映像https://youtu.be/Ytq4HBFkmsQ
前々走クイーンズシルバージュビリーカップを制し、前走のG2も連勝し2連勝でここに臨んできた
ウェリントンが中団外追走から直線力強く抜け出し後続を離しての勝利。
これでG1 2勝を含む3連勝。同レースは昨年に続き連覇。この路線では頭一つ抜けた存在になりつつある。
2着に昨年の同レース2着馬コンピューターパッチ(Computer Pacth)が入り、3着に21年香港スプリント勝ち馬スカイフィールド(Sky Field)
が入った。


チャンピオンズマイル(G1)香3歳以上芝1600m    
勝ち馬ゴールデンシックスティ(Golden Sixty)(セ6)    
映像https://youtu.be/TGDVUijzHMc
中団イン追走のゴールデンシックスティが直線の内から鋭く伸びてきて2着カリフォルニアスパングル(California Spangle)
に2馬身差を付ける快勝で連勝。通算成績を24戦21勝とし、G1は6勝目。
また、この勝利で香港競馬における最多獲得賞金を更新した。


クイーンエリザベス二世C(G1)香3歳以上芝2000m    
勝ち馬ロマンティックウォリアー(Romantic Warrior)(セ4)    
映像https://youtu.be/YDGQ0Y9ZFhU
上記で名前が出たカリフォルニアスパングルと何度もダービー戦線で好勝負を演じ、クラシックマイルと香港ダービーを
を勝利したロマンティックウォリアーが古豪を撃破し、初重賞挑戦にしてG1制覇。これで通算成績を8戦7勝とした。
人気を分けたロシアンエンペラー(Russian Emperpr)は5着に敗れた。

 

 

Bet365 Celebration Chase(英G1 障3199m)    
勝ち馬グレネティーン(Greaneteen)(セ8)    
出馬表  https://www.racingtv.com/results/uk/386631-sandown-park/23-Apr-2022/1500
映像 https://youtu.be/OqYYf1oeUVY
5頭立てではあったが、人気を集めていたのは2頭で1番のグレネティーンと2番のヌーベネグラ(Nube Negra)の2頭。
グレネティーンは3走前,5走前にサンダウン競馬場のG1を制しており、ここのメンバー的には最有力といった印象。
対するヌーベネグラはG1勝ちこそないもののG1 2着2回3着1回と安定した成績を誇っている一頭。
レースは逃げたグレネティーンがマイペースでレースを作っていくと最後は後続を引き離していき、2着サーウロイヤル(Sceau Royal)が入り
ヌーベネグラは3着に終わった。