2022/4/10中央競馬回顧+今週の出来事

中山1R 3歳未勝利(ダ1200m) 勝ち馬パウオレ牝3(父ヘニーヒューズ)

初ダートとなったパウオレが2番手追走から直線一気に抜け出して7馬身差の圧勝。

初戦は芝を使い9着と大敗したが、ダートに変わって一変。強い内容だった。

時計面が非常に優秀で1.10.7はここまでの春中山ダ1200m開催で古馬も通じて最速のタイム。しかもこれを良馬場で出したというのもすごい所。将来はOPクラスでも活躍できる馬になるだろう。

 

 

中山6R 3歳1勝クラス(芝1800m)勝ち馬サンカルパ牝3 (父ドゥラメンテ)

これが5戦目となったサンカルパ。初めて逃げの手に出たが、1000m通過59.4のペースを作っていき、最後まで止まらず押し切って4馬身差の快勝。前走はルージュエヴァイユが勝ったデイジー賞でタイム差なしの2着。このクラスでも地力上位の走りはしていたが、まずまずのペースで逃げながらも最後まで止まるところかむしろ突き放す余力を見せた。

今後はどこを使うかは不明だが、早いペースでもばてないスタミナは非常に魅力的。

小回り向きな印象があるのでラジオNIKKEI賞辺りに出てくれば面白い存在になりそう。

 


中山10R 卯月S(ダ1800m)勝ち馬ウィリアムバローズ牡4(父ミッキーアイル)

2勝クラスにて

https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438040271503

取り上げたウィリアムバローズ。ここまでは逃げる競馬で持ち味を生かすレースが多かったが、ここは好位追走から押し切っての勝利。

ここまではスローペースでの押切りが多かったが、同レースは1000m通過1.01.0という早い流れを楽々押し切って見せた。

2勝クラスでは現OPクラスのバーデンヴァイラー相手に2着と敗れたが、それ以外ダートでは負けなし。非常に強い内容だったので今後のダート路線を脅かす存在となりそう。

 


阪神9R 忘れな草賞(芝2000m)勝ち馬アートハウス牝3(父スクリーンヒーロー)

新馬戦時に

https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438020519279

高い評価をしたアートハウス、前走の1勝クラスでは6着と敗れたがそれでも1番人気に支持されている期待に応えて強い内容での勝利。オークス戦線に楽しみな一頭が現れた。

 


阪神11R 桜花賞(芝1600m)勝ち馬スターズオンアース牝3(父ドゥラメンテ)

10着までタイム差0.3秒という大混戦だった桜花賞は道中後方インから追走していたスターズオンアースが狭い馬群をさばいてきての差し切り勝ち。重賞で惜敗が続いていたが鞍上をスイッチして会心のレース。初の重賞制覇をG1で飾って見せた。

前走のクイーンC時には

https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438063218995

前に行くより後方からの競馬の方がいいだろうという評価をしていたが、その通りのレースとなった。

当日は非常にインが伸びる馬場で外枠の馬は中々厳しいレースとなっただけにオークスでは着が大きく入れ替わる可能性がありそう。特に一度叩いて一変してサークルオブライフには注目したい。

 

 

 

今週の出来事

桜花賞はスターズオンアース(牝3)が勝利

米のBバファート厩舎がケンタッキーダービーの件で4/4-7/2までの出走停止処分

20年ホープフルS、21年菊花賞2着馬オーソクレース(牡4)が引退

ニホンピロ冠でおなじみの小林百太郎氏が亡くなる

17年ラジオNIKKEI賞、18年中山金杯勝ち馬セダブリランテスが引退→乗馬

20年小倉記念勝ち馬アールスター(牡7)が登録抹消→大井競馬に移籍

グランドナショナル(G3)はノーブルイェーツ(Noble Yeats)(セ7)が勝利

 


種牡馬登録情報

リッキーボーイ(牡3)(父コパノリッキー)(未出走)コパノリッキー×ラブミーチャンの血統


サトノインプレッサ(牡5)(父)(ディープインパクト)(9戦3勝)主な勝ち鞍:20年毎日杯、母は09-11年のサンチャリオットSを3連覇し、マイルCSにも参戦したサプレザ


テーオーヘリオス(牡10)(父)(フサイチペガサス(Fusaichi Pegasus)(50戦10勝)主な勝ち鞍:18年 北海道スプリントC


ハラモシュテソーロ(牡5)(父)(スクリーンヒーロー)(6戦2勝)主な勝ち鞍:3歳未勝利


ハイパーホーネット(牡4)(父スーパーホーネット)(1戦0勝)母父にマヤノトップガン

 

 

アッシュランドS(G1)米3歳牝馬ダ1700m
勝ち馬ネスト(Nest)(牝3)    
映像https://youtu.be/3smFiedhWnE
道中は中団外を追走していたネストが4角抜群の手応えで前に取り付くと、直線一気に突き放していき8 1/4馬身差を付ける大楽勝。これで3連勝となりG1初制覇。このレースで一気に3歳牝馬ダート戦線の中心的存在に浮上した。


オーストラリアンオークス(G1)豪3歳以上牝馬芝2400m    
勝ち馬エルパトロネス(El Patroness)(牝3)    

映像https://youtu.be/vBRvct-9mt4

人気はヴァイナリースタッドShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105

の2.3着馬ジプシーゴッデス(Gypsy Goddess)、ヒンジド(Hinged)が集めたが、

レースは好位追走の伏兵エルパトロネスが好位から押し切っての勝利。これが初重賞制覇となった。
人気のジプシーゴッデスは2着、ヒンジドは4着となった。


シドニーカップ(G1)豪3歳以上芝3200m    
勝ち馬ナイツオーダー(Knights Order)(セ7)    
映像https://youtu.be/_aS1cSp3Hfw
当日は前が止まらないレースは続いていたが、このレースは顕著にそれが現れた。
逃げたナイツオーダーがそのままマイペースで運んでいき最後まで止まらず押切り。
2着にも前にいったシェラズ(Sherez)が残し、後ろは離れた。
勝ったナイツオーダーは重賞2勝目だが、初勝利も3200mのレースで上げており、長距離では強さが光る。
昨年のメルボルンカップは大敗に終わったが、G1を制し成長を見せた今年は楽しみな存在になるかもしれない。


クイーンエリザベスS(G1)豪3歳以上芝2000m    
勝ち馬シンクイットオーバー(Think It Over)(セ6)    
映像https://youtu.be/xbwrOVojkyE
現中距離戦線の有力馬がほぼ集まる素晴らしいメンバーが揃った一戦。
上位人気はまず昨年のメルボルンカップhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438028614408

勝ち馬のヴェリーエレガント(Verry Elleegant)
今シーズンはG1を3勝しており、前走ランヴェットS2着https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438076039365

からの参戦。


これに続いたのがアナモー(Anamoe)、前走ローズヒルギニーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438076039365

を大楽勝しており、ここも中心的存在の一頭。
3番人気は前走オールスターマイルをhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438076039365制したザーキ(Zaaki)今シーズンはいまだ着外なしという安定感でG1も2勝。2000mの実績もあり
注目の存在。
このほかにも前走人気のヴェリーエレガントを下したモンテフィリア(Montefilia)、オーストラリアンChttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438072679493、タンクレッドShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105

とG1連勝中のデュアイス(Duais)


オールスターマイル,ドンカスターマイルhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105

と連続2着のアイムサンダーズトラック(I'm Thunderstruck)などが続いた。
レースはザーキがハナを取る展開で人気のヴェリーエレガント、アナモーは後方待機を選択。
前残りの馬場傾向ということもあってか抜群の手応えで直線を迎えたザーキが先頭のまま差を広げていき、勝負ありかと思われたが、埒沿いまで寄せていったシンクイットオーバーが強襲。

ザーキ鞍上Jカー騎手も慌てて外に合わせに行くが、シンクイットオーバーがゴール寸前でザーキを捉え切り勝利。鞍上ローウィラー騎手の神騎乗で久々のG1を奪取して見せた。
勝ったシンクイットオーバーは人気こそなかったもの3走前のチッピングノートンSはヴェリーエレガントの4着。
前々走オーストラリアンC、タンクレッドSはデュアイスの2.4着と上位人気勢とは大きな差は付けられてなかった。
今回は鞍上の好騎乗も光り21年のジョージライダーS以来1年ぶりのG1勝利となった。なお鞍上のローウィラー騎手はムチの使用回数オーバーで2週間の騎乗停止というおまけ付。人気のザーキは2着に残したが、ヴェリーエレガントは5着、アナモーは最下位9着と大敗を喫した。


クイーンオブターフS(G1)豪3歳以上牝馬芝1600m
勝ち馬ニマリー(Nimalee)(牝5)    
映像https://youtu.be/OrEmrM4_rrg
ここも前残りが堅調に表れたレース。人気は前走ヴァイナリースタッドShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105

を勝利したファンガール(Fangirl)やコレットが集めたが
レースは前に行ったニマリーが人気薄ながら強い勝ち方を見せて快勝。2着にも中穴のアナヴィスト(Annavisto)が入り、
人気のコレットはまさかの最下位。ファンガールも13着と大敗を喫した。
                                

                                        
マディソンS(G1)米4歳以上牝馬ダ1400m
勝ち馬ジャストワンタイム(Just One Time)(牝4)    
映像https://youtu.be/ZHVMFdMwD8w
道中は後方待機のジャストワンタイムが直線外から鋭い差し脚で追い込んでくると、粘るベルズザワン(Bell's The One)
をきっちり捉えて勝利。前走のG2を含めこれで4連勝。通算成績を7戦6勝とした。

 

カーターH(G1)米3歳以上ダ1400m    
勝ち馬スピーカーズコーナー(Speaker's Coener)(牡4)    
映像https://youtu.be/i_Gzg_EO2CE
ここまで重賞連勝中のスピーカーズコーナーが好スタートから先手を取ると、そのまま楽々ノーステッキで押し切ってG1初制覇。
これで3連勝となった。
デビューは2歳秋だったが、そこから休養を挟み昨年夏復帰。一歩ずつステップアップしていきとうとうG1タイトル奪取となった。
マイル以下に限って言えば完璧といっていい成績をこれまで残しており今年期待の一頭。
レーティングもかなり高い数字を付けられており、ライフイズグッドやフライトラインといった化け物級とあたった時にどういったレースになるのか
楽しみな所。

 

サンタアニタダービー(G1)米3歳ダ1800m
勝ち馬テイバ(Taiba)(牡3)    
映像https://youtu.be/QRbZRVRW__g
重賞連勝中で人気のフォビドゥンキングダム(Forbidden Kingdam)がレースを引っ張っていったが4角早々失速。
変わってメッシエーが先頭に立つが、その外から一気に伸びてきたテイバ(Taiba)が差し切っての勝利。
2戦目ながら、強豪を下しG1制覇。一気にダービー戦線に浮上してきた。
なお最下位に敗れたフォビドゥンキングダムは喉頭蓋を発症していたとのことで長期離脱とのこと。


ブルーグラスS(G1)米3歳ダ1800m    
勝ち馬ゼンダン(Zandon)(牡3)    
映像https://youtu.be/bzU60fXbCt8
道中最後方待機のゼンダンが直線豪快な差し脚をみせて差し切り勝ち。これが重賞初勝利となり、ダービー戦線の注目度も一気に上昇した。