中京2R 3歳未勝利(ダ1400m) 勝ち馬メイショウヒメゴゼ牝3(父マジェスティックウォリアー)
道中は中団外からの追走。4角で大きなロスがあったものの直線では一気に前を飲み込み5馬身差を付ける圧勝。7戦目で初勝利を挙げた。
成績的には安定していながらも中々勝ち切れていなかった同馬。きっかけになるような非常に強い勝ち方であった。3代母に名牝クラフテイワイフがいる血統。
東京9R 湘南S(4歳以上3勝クラス)(芝1600m) 勝ち馬ジャスティンカフェ牡4(父エピファネイア)
ディヴィーナの勝った2勝クラスhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438051812523
で2着として名前を出して一頭。
前走から横山典弘騎手にスイッチし2勝クラスを制しての昇級戦となったレース。
前走同様はっきりと後方待機の意図を示し直線にかける競馬であったが、直線は一頭だけ脚が違い32.9の上がりを使い3馬身差の完勝。連勝でOP入りを果たした。
3歳春から才能の片鱗は見せていたが、川田騎手から横山典弘へのスイッチが大きかった。川田騎手はある程度出していって中団から脚を使うレースをしていたが、完全な追い込み型にしてから3歳春のアルメリア賞時のような強烈な差し脚を取り戻した印象。
社台ファーム産で母父がワークフォース、3代母父がリアルシャダイでどこからこの切れ味を引き継いでいるんだという...
それはともかくとしてかなり決めてのある馬なのでOPクラスでも十分に結果を残せると思います。
東京11R NHKマイルC(G1)(芝1600m) 勝ち馬ダノンスコーピオン牡3(父ロードカナロア)
前走アーリントンカップを制したの参戦となったダノンスコーピオン。
道中は先団外の追走から直線も外に持ち出され先頭に立つと、最後方集団から追い込んできたマテンロウオリオンをクビ差凌ぎ勝利。G1初制覇となった。
昨年の朝日杯3着後、今年初戦の共同通信杯は7着と大きく躓いたが、前走、今回と見事連勝で復活。立て直した陣営は素晴らしい手腕。
同馬は何度も紹介しており、デビュー戦時の評価https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=26006613778445268
が重賞クラスで距離が伸びてよさそうな印象があるが、厩舎的にマイラーになりそうという評価だったが、見事にそうなってしまった()
いまなら1200mもこなせそうな印象で今後は完全にマイル以下にシフトしていくだろう。
2着マテンロウオリオンは前走NZTでは2着と敗れたが、叩いたことと決め打ちしたことがはまったレース。当初逃げると思われていたがジャングロがでおくれたが、結局早い流れになり後方有利の展開になった。負けはしたが、ダノンスコーピオンをあわやまで追い詰めたことを考えるとやはり強い馬という印象。
マイル前後なら古馬相手でも結果はでるだろう。
3着カワキタレブリーは事故みたいなもんだと思っています。なんで来たのかはわかりません()
4着セリフォスは朝日杯2着からぶっつけの参戦。どうも安田記念を使いたいが、前哨戦からNHKマイルだと安田記念を使えないのでここが今年始動戦となったようではある。
当日の馬場は最内だけは伸びて、あとは外が伸びるという特殊な馬場であったが、先団待機から直線は内を選択し4着だった。
鞍上のコメントでは併せ馬になればもっときわどかったというコメントがあり、またペースが速かったということも考えると負けて強しの内容だった。
ここで勝ち負けできずに古馬相手に勝利できるかは疑問ではあるが、斤量が軽いだけに逆転があってもおかしくない。
今週の出来事
ジャパン、モーグルの母シャスティーン(Shastyne)が亡くなる
20年中京記念勝ち馬メイケイダイハード(牡7)が引退→乗馬入り
20年かしわ記念勝ち馬ワイドファラオ(牡6)が中央登録抹消→大井へ移籍
牝馬の勝利は90年フジノダンサー以来32年ぶりの快挙。牝馬による混合ダートG1勝利は10頭目。
香港のパンフィールド(Panfield)(牡5)が宝塚記念に予備登録
桜花賞馬スターズオンアース(牝3)はCルメール騎手に乗り替わりでオークスへ
忘れな草賞を制してアートハウス(牝3)は川田騎手でオークスへ
21年BCジュベナイル勝ち馬コーニッシュ(牡3)がBバファート厩舎→Tプレッチャー厩舎に転厩
01年AR共和国杯勝ち馬トウカイオーザ(牡25)が亡くなる
英2000ギニー3着のルクセンブルグ(牡3)が英ダービーを回避
ラトロワンヌS(G1)米4歳以上牝馬ダ1700m
勝ち馬ポーリンズパール(Pauline's Prarl)(牝4)
映像https://youtu.be/COaCfGk83cg
人気は2頭が抜けており、G3、G2で安定した成績を残してきてこれが2度目のG1挑戦となる6番のポーリンズパール、
前走はG2アゼリS2着からの参戦。
そしてもう一頭の人気は2番のシーデアズザデビル(Shedaresthedevil)
こちらは昨年の同レース勝ち馬でこれまでG1を3勝。前々走のBCディスタフ以外はしばらく馬券圏内を外しておらずここも中心的存在。
レースは内から好スタートの2番シーデアズザデビルがハナを取り切る。ポーリンズパールは4番手外辺りにいる黄色い勝負服。
淡々とレースは流れシーデアズザデビル、アヴァズグレース(Ava's Grace)、ポーリンズパールの並びで直線へ。
一旦は引き付けたシーデアズザデビルが後続とのリードを広げにかかる。しかしポーリンズパールがいい気に前へと迫っていき二頭のたたき合いに。
ポーリンズパールがいったん出た後、シーデアズザデビルも合わせにいってしぶとく踏ん張ったが、最後はポーリンズパールが半馬身出て勝利。
シーデアズザデビルを下し初のG1制覇となった。
ケンタッキーオークス(G1)米3歳牝馬ダ1800m
勝ち馬シークレットオース(Secret Oath)(牝3)
映像https://youtu.be/gmploZ-Dq80
人気は4頭が10倍を切るオッズで中心は4番のネスト(Nest)、前走のG1アッシュランドShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173
では8馬身近い差を付ける大楽勝。2歳女王エコーズールー(Echo Zulu)もいたが前走の勝ちっぷりが評価され1番人気に。
そんなネストに続いたのが2歳女王エコーズールー。2歳時はG1 3勝を含む4戦無敗で2歳女王に。
今年初戦となった前走フェアグラウンズオークスは勝利したものの2着ヒドゥンコネクション(Hidden Connection)にハナ差まで追い詰められており
2歳時の破壊的な強さがなかったこともあり2番人気に。
3番人気は二頭おり、まずはキャスリンオー(Kathleen O.)ここまで4戦無敗。
前走ガルフストリームパークオークスでは人気を分けた一頭を競り落としての重賞勝利。
現在重賞連勝中で勢い十分。上位勢とは初対戦で未知の魅力がある存在だった。
3番人気タイのもう一頭がシークレットオース。2歳時は4戦して2勝という成績だったが、
3歳になってから1月のリステッドを勝利し、前々走のG3ハニービーSでは7.5馬身差の圧勝劇。
この結果を受けて前走は牡馬相手のアーカンソーダービー出走したが、記事内の記載にもある通りスタート後の不利が大きく3着。
さすがに牡馬相手で20頭の多頭数も厳しいという陣営の判断でオークス行きとなったが、牝馬相手ならといった所。
レースは6番ゲートからスタートしたエアの勝負服でおなじみの吉原氏が所有するユウギリ(Yuugiri)が先手を取りその後ろから
人気のエコーズールーが追走。ネストは中団イン。その外にシークレットオース。そこから少し離れた集団の一角にキャスリンオーが追走。
3角から早くも動き中団外からまくるようにシークレットオースが進出。先頭に立ったエコーズールーと並んで直線へ。
直線では早々とエコーズールーを競り落とすと差を広げていく。溜めていたネストと人気薄のデザートドーン(Desert Dawn)が差を詰めに行くも
最後まで差は詰まらず2馬身差を付けて完勝。G1初制覇となった。2着にネストが入り、エコーズールーは4着、キャスリンオーは5着に敗れた。
勝ったシークレットオースは牡馬相手に好勝負した力を存分に発揮して見せた。3角から前を潰してそのまま押し切るという非常に強い内容。
1番ゲートながら2角では大外まで持って行ったLサエス騎手の騎乗も見事だった。
シークレットオースはアロゲート産駒で残した産駒が決して多くはないアロゲートに産駒初年度からオークス制覇をもたらした。
本馬を管理するDルーカス調教師はなんと御年86歳でのオークス制覇。
ケンタッキーダービー(G1)米3歳ダ2000m
勝ち馬リッチストライク(Rich Strike)(牡3)
映像
出走馬はメンバー紹介を参考にhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089604594
人気は日本のオッズだと4.3倍でエピセンターが1番人気に。
これにテイバが6.2倍、クラウンプライドが6.5倍、ゼンダンが7.8倍で続いた。
レースは内から4番のサマーイズトゥモローが飛び出し先頭、これにクラウンプライドも続きUAEダービーの1.2着馬
がペースを作っていき、これにメッシエーが続いた。
かなり速いペースで流れていき半マイル通過は45.36の超ハイペース。
早々とメッシエーが前を捉えると、後ろからスーッと上がってきたエピセンター一気に前を捉え直線へ。
外からはゼンダンも上がってきて前二頭の争いになるかに見えた。しかし2頭の叩きあいの内から進出してきた大穴のリッチストライクが前を捉え切り先頭でゴール大金星を挙げた。騎手、調教師共にG1初制覇。
2着にエピセンター、3着にゼンダンが入り、日本のクラウンプライドは13着に敗れた。
勝ったリッチストライクは当日繰り上がりにより出走が可能となり、勝利をおさめるという大逆転劇。09年のマインザットバードを思い出される勝ちっぷり。鞍上の一発を狙った騎乗も見事だった。(紹介はできませんでしたがレース前の評価は察しの通り)
父はキーンアイスでアメリカンファラオをトラヴァースSで撃破し連勝を止め、大金星を挙げた馬。息子もまた大舞台で1番人気を破り波乱を演出して見せた。
BCジュベナイル組が一頭もいないケンタッキーダービーは11年以来だが、その時の勝ち馬はアニマルキングダム。くしくもアニマルキングダムと同じ前哨戦の組による勝利となった。
ちなみにリッチストライクの半姉ラナモンが日本の白老Fで繋養されている。当歳にはオルフェーヴル産駒がいる。
大敗したクラウンプライドは帰国しJDDを目標とのこと。正直メッシエーも飛ぶほどのハイペースに巻き込まれたので後ろから行ければ...と思わせる結果だっただけに続戦もして欲しい所だが、また結果を出して遠征してほしい。
ターフクラシックS(G1)米4歳以上芝1800m
勝ち馬サンティン(Santin)(牡4)
映像https://youtu.be/Xxd-WzYZjio
レースは9頭立てながら6頭が10倍を切る大混戦。直線はサンティンとミラミッション(Mira Mission)の2頭が抜け出し激しいたたき合い。
一度はクビほどミラミッションが出たが、そこからサンティンがファイトバックし差し返すと、最後は詰められながらもしぶとく残しクビ差凌ぎ切っての勝利。うれしい重賞初勝利がG1勝利となった。
チャーチルダウンズS(G1)米4歳以上ダ1400m
勝ち馬ジャッキーズウォリアー(Jackie's Warrior)(牡4)
映像https://youtu.be/m83L77Zg-yI
ここは昨年の8月アレンジャーケンスSでライフイズグッドを撃破するなどこれまでG1を3勝しているジャッキーズウォリアーが断然の人気。
レースも引っ張っていったジャッキーズウォリアーが直線を向いても楽な手ごたえで後続を離していき4馬身差を付ける楽勝劇。
昨年11月のBCスプリントでは6着と敗れたがそれ以外は安定した成績で今年も短距離路線を引っ張っていく存在になるだろう。
ディスタフS(G1)米4歳以上牝馬ダ1400m
勝ち馬オブリゲートリー(Obligatory)(牝4)
映像https://youtu.be/u9UxceN3e6w
人気の中心はジャストワンタイム(Just One Time)前走4月のマディソンSを制しての参戦。https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173
これにマディソンSで2着に入ったベルズザワン(Bell's The One)、3着のキマリ(Kimari)重賞連勝中のオブリゲートリーなどが続いた。
レースは2番枠のジャストワンタイムがスピードを生かして先手を取ると後ろ2頭がついてきて早い流れに。
前3頭、後ろ4頭という隊列でレースは進み、3.4角では前との差が詰まっていき直線へ。
逃げるジャストワンタイムがしぶとく粘っていたが200mを切ったあたりで徐々に失速、4番点を追走していたフォーグレイシス(Four Graces)が先頭にたったが、道中離れた最後方にいたオブリゲートリーが一気に前を捉え切り勝利。3連勝で初のG1勝利となった。
ジャストワンタイムは最後に失速し3着、ベルザズワンは4着、キマリは5着に敗れた。
ロバートサングスターS(G1)
豪3歳以上牝馬芝1200m
勝ち馬スナップダンサー(Snapdancer)(牝5)
映像https://youtu.be/N2iBlwn6OVo
レースは大外枠ながら一気の加速で前を取り切ったスナップダンサーがそのまま押し切り快勝。
前走ニューマーケットHでは15着と大敗を喫したが、ここは一変し見事なレースだった。