2022/8/20中央競馬回顧

新潟9R 瀬波温泉特別(ダ1800m) 勝ち馬ウェルカムニュース牡3(父サトノアラジン)

道中は2番手追走から直線に向いたウェルカムニュース、直線では2着のカンピオーネに一度は迫られるものの最後はしぶとく突き放し2 1/2馬身差を付けて快勝。

2月のヒヤシンスS8着以来久々の一戦であったが、強い内容で2勝クラス突破となった。

ウェルカムニュースはデビュー戦で芝を使い7着と敗れた後、2戦目の未勝利を圧勝。

その後の1勝クラスではケンタッキーダービーに出走したクラウンプライドの2着に入るなどこの路線での上位相手に引けをとらないレースをしていた。

前走の東京マイルはまったくあわず大敗したが、得意の左回り1800mで見事な巻き返しであった。また一頭3歳ダート組で楽しみな存在が現れた。

 

札幌4R 3歳未勝利(芝1200m) 勝ち馬バーニーフォールズ牝3(父ベイテッドブレス(Bated Breath))

ここまで5戦し、惜しいレースはあったバーニーフォールズ。ここは逃げの手に打って出たが、前半から早いラップを刻み、後続に脚を使わせると大きなリードを保って直線へ。

多少は差を詰められたものの、最後まで影を踏ませず2着シナモンロールに3 1/2馬身差を付ける完勝。6戦目で初勝利となった。

ここまで逃げるレースは何度かあり、1200mも走ってはいる同馬だが、別馬かのような強いレース内容だった。父ベイテッドブレス産駒は日本では本馬以外走っておらず。

父のベイテッドブレスは12年のキンズグスタンドS2着、スプリントC3着の実績がある馬。

 

札幌10R 富良野特別(芝2000m) 勝ち馬マイネルトルファン牡3(父オルフェーヴル)

このレースが3戦目となったマイネルトルファン。道中は先団追走からの追走。3.4角辺りでは手応え怪しく映り、直線も勝つまではどうかという動きに見えたが、エンジンかかってからはしぶとく伸び切り、4頭接戦の先頭でゴール。これで1勝クラス突破となり、通算成績を3戦2勝とした。

デビュー戦は昨年12月でここは勝利を収めたが、その後骨折で休養。前走今年7月の1勝クラスでは8か月ぶりながらタイム差なしの2着とし、ここが叩き2戦目。きっちり人気に応えて勝ち切って見せた。勝った2戦は共にタイム差なしの勝利ながら、どこか底をみせていない感じがある。まだ2勝クラスの身ではあるが、将来的には重賞まで上がってくるだろう。半姉にオークス馬のユーバーレーベンがいる血統構成。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rイエルバブエナ(父マジェスティックウォリアー)3

新潟5Rヴィアルーチェ(父アルマンゾル(Almanzor))3

小倉1Rクインズエルサ(父デクラレーションオブウォー)3

小倉5Rシルフィードレーヴ(父アメリカンペイトリオット)2

小倉6Rヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)6

札幌1Rビキニボーイ(父ビーチパトロール)2

札幌2Rドゥラエレーデ(父ドゥラメンテ)5

札幌5Rドルチェモア(父ルーラーシップ)5

 

 

小倉6Rのヤマニンウルスは道中2番手追走から3角あたりではやばや先頭に立つとグングンリードを開いていき大差の大楽勝。最終的に2着につけ、着差4.3秒でグレード制導入後の1984年以降で1986年3月1日にツキノオージャが2着に付けた3.6秒を上回り、最大着差での勝利となった。時計面でも2歳レコードとなり優秀なタイムであった。

4kg減があったとはいえ、素晴らしい内容で次走が今から楽しみ。

 

札幌2Rはダート変わりとなったドゥラエレーデが道中2番手追走から早々先頭に立ち、唯一迫ってきたシゲルカミカゼを1/2馬身抑えきっての勝利。3戦目で初勝利を挙げた。

2着には迫られたが、3着以下は大きく離した。また、やはりダートの方がよさそうな印象も受けた。今後のダート路線で注目したい一頭。

 

札幌5Rは逃げたドルチェモアがそのままマイペースで飛ばしていき、最後は2着ランフリーバンクスに3馬身差を付ける完勝で勝利。スローで楽に逃がしてもらえたとは言え、最後は後続を突き放しており、中々見どころのある勝ち方。イメージ的には去年のウォーターナビレラに近いものを感じた。血統的には母に桜花賞馬のアユサンがいる血統。