3/21の気になったレースを紹介
中山4R 3歳以上1勝クラス ダ1200m
勝ち馬ジェセニア牝3(父サウスヴィグラス)
道中は先頭集団の後ろを追走していたジェセニアは、4番手で直線に向くと、内の狭いところを抜け出して先頭に立ち、後ろから追い込んできたノボベルサイユを半馬身振り切ったところがゴール。これで5戦2勝とし、OP入りを果たした。
注目すべきは当馬ではなく鞍上で騎乗していたのはデビューしたばかりの永野騎手。
ここまで当馬は4戦の内、三浦1着→ルメール4着→武4着→川田3着ときていて今回が5戦目。もちろん3kg減があるとはいえ、トップジョッキー3人が乗って勝てなかった馬を1発で勝たせたのは大きなアピールになったはず。今後も注目していきたい。
中山8R 4歳以上2勝クラス 芝1600m
2着馬 グルアーブ牝4(父トーセンラー)
レースは逃げていたリンシャンカイホウを早々ととらえて先頭にたったドゥラモットが逃げ込みを図っていたところを、馬場の真ん中からとらえたラパンセソバージュが差し切って1着、一緒になって追い込んできたグルアーブが2着になった。
今回ピックアップするのは2着のグルアーブ。日曜開催はご存じの通り雨に中行われていた為、かなり適性の差が出た印象で、実際に当レースも2着から3着までは5馬身ちぎられていた。2着馬グルアーブは生粋の重馬場巧者で特に昨年10月の東京開催で行われた不良馬場の1勝クラスが衝撃的な末脚で勝利していた。→レースのURLhttps://youtu.be/xm-66ET8hfY
これまで重以上の馬場は当レースを含めて2回しか経験していないが今後も馬場コンディションが悪くなったタイミングで出走してきたときは面白い存在になりそう。
中山9R スピカS 4歳以上3勝クラス 芝1800m
勝ち馬ミスニューヨーク牝4(キングズベスト)
レースは1番のアガラスが後ろを離して逃げる展開。4コーナーで早々にアガラスは捕まると各馬横に広がって直線へ。一度は最内からアドマイヤスコールが抜け出したが、残り200mを切ったところで、馬場の3分所から伸びてきたグランスピードが先頭に代わる。1度抜け出したグランスピードめがけて後方から猛然と追い込んできたミスニューヨークが、一緒になって追い込んできたモンブランテソーロをクビ差抑えて勝利。これで4勝目をあげ、はれてOP入りを果たした。当馬は昨年の秋華賞で格上挑戦ながら5着になった馬で、全4勝を加藤祥太騎手で上げている。かなり骨っぽいメンバー相手に勝利をしただけに牝馬重賞戦線でも楽しみな1頭。
中山12R 4歳以上2勝クラス ダ2400m
勝ち馬ハンメルフェスト(父キズナ)
道中は3番手を追走していたハンメルフェストが4角手前で逃げていたヒッチコックを交わすと、あとは差を広げる一方で10馬身差の圧勝。1勝クラスに続く連勝となった。
ハンメルフェストはデビュー2戦芝を使った後、ダートをコンスタントに使い昨年2月に勝ち上がり。その後は少し足踏みしたものの、鞍上強化()をしていく中で着も上げていき、前走で1勝クラス突破。前走も今回と同じ距離の小倉2400mで長距離ダートが合っているものと思われる。
記憶が間違いなければ3勝クラスに同条件は無いはずだがOPクラスにはダイオライト記念や名古屋グランプリなどがあるので、2年後くらいのダイオライト記念、名古屋グランプリ勝ち馬になるくらいの活躍を期待したい。
中京10R Fウォーク賞 3歳以上1勝クラス 芝1600m
レースは逃げたトーホウディアスを2番手から追走していたゲンパチミーティアが直線2着馬のヴィアルークスを閉じ込めるような形で追い出すと、外に切り替えて追い込んできたヴィアルークスを3/4馬身凌ぎ切っての勝利。松山騎手の好騎乗が光ったレース。この勝利で2勝目をあげOP入りを果たした。ちなみにこの日松山騎手は6勝の固め打ちで土日合わせて11勝を挙げた。
勝ったゲンパチミーティアはデビュー当初は芝のレースを使っていたが3戦目からダート転向。4戦目のダート1000mのレースで初勝利を挙げ、前走のダート1200mの1勝クラスが6着。今回が6戦目だった。
この馬をなぜこの条件を使おうと思ったのかがレース前自分には理解できなかったので矢作先生やるな!と感心したレースでもあった。ちなみに過去の成績を見返してみると2戦目の中京1600mの未勝利で当レース2着馬ヴィアルークスが勝利しており、当馬は差のない3着だった。馬柱はちゃんと見るものだなと実感しました...(馬券外した)
個人的な今週の出来事
・チェルトナムフェスティバルが行われ女性騎手のR・ブラックモアが初の開催リーディング獲得
・ゴールドカップはミネラインドーが勝利
・米3歳路線の有力ライフイズグッドが怪我でクラシック絶望的
・武豊騎手が骨折で約1ヶ月離脱