2021/4/4中央競馬回顧+今週の出来事

4/4から気になったレース紹介

 

中山9R 山吹賞(3歳1勝クラス) 芝2200m 10頭

勝ち馬アオイショー牡3(父ロードカナロア)

1人気テンバガー 2.2 5枠5番 M.デムーロ

2人気アオイショー 2.6 4枠4番 石橋脩

3人気ゲンパチリベロ 7.2 2枠2番 津村明秀

 

レースは内から飛び出していった3番のニシノオイカゼがスッと先頭に立ち、一番人気のテンバガーが二番手を追走。人気のゲンパチリベロは前4頭から離れた5番手を追走。もう一頭の人気馬アオイショーは後方二番手を追走。

 

道中は前4頭と後ろ6頭と離れた隊列でレースは進んでいき、1000m通過は1.01.3のペース。残り800mを切ったあたりから徐々にペースが上がっていき、後続各馬も前との差を詰めていく。残り600mを通過した時点ではテンバガーは少しポジションを下げ4番手。ゲンパチリベロが5番手。アオイショーは8番手の追走で最後の直線へ。

直線向いたところで一気に動いたテンバガーが抜け出して先頭。しかし残り200mで後ろにいたシャイニングライト、ゲンパチリベロ、アオイショーの三頭が猛烈に差を詰めてきて、一番外を回って伸びてきたアオイショーが一気の差し切りで最後は1.1/4馬身をつけて快勝。2着に一緒になって追い込んできた5番人気のシャイニングライト、3着には前で粘ったテンバガー。ゲンパチリベロも勢いよく伸びてきたが直線で狭くなるシーンがあり4着となった。

 

勝ったアオイショーはこれが3戦目で、この勝利で3戦2勝とした。

昨年12月の新馬を快勝すると、その勢いのままに出走したホープフルSでは上がり最速の脚で追い込んできて7着。ここが3戦目となった。デビュー2戦同様今回も後方からの競馬となったが直線向いてからの決め手にはかなり見どころがあり、今後も追っていきたい一頭。血統的には父ロードカナロアであまりこの距離に対するイメージはないが、母父シンボリクリスエスでいまのタフな馬場、そして距離をこの血統で補っているのかもしれない。また、母母父がダンスインザダーク、母母母がフラワーパークという血統でその父にニホンピロウイナーと血統的にも応援したくなる一頭。

 

二着シャイニングライトは前走同条件の1勝クラスで5着からの同レース。ただ前走の出走馬を見返すと2着がのちに中京で1勝クラスを快勝したマカオンドール、4着がスプリングS2着にアサマノイタズラと決して弱い相手ではなかった。昨年6月のデビュー以来コンスタントに使われてきてこれが8戦目ながら徐々に成績を残してきている。初年度のエイシンヒカリ産駒で一概には言えないが、距離はさらに伸びてもよさそうな印象なので菊花賞あたりには出走してきそう。

 

4着ゲンパチリベロは直線で致命的な不利を受けて4着。(3着馬テンバガーが加害馬)

不利さえなければ2着争いをしていたと思われるだけに評価は下げる必要はないだろう。

 

今週の主な出来事

コーフィールドC勝ち馬メールドグラース 乗馬→トルコで種牡馬入り

・香港開催参戦馬続々決定 スプリント ダノンスマッシュ

QE2世 キセキ、グローリーヴェイズ、デアリングタクト、ラヴズオンリーユー、ヒシイグアス

大阪杯はレイパパレが勝利