2021/5/23中央競馬回顧+今週の出来事
東京5R 3歳1勝クラスダ1400m 16頭
1人気サンライズウルス 2.8 4枠4番 藤井勘一郎
2人気アルメイダミノル 3.8 1枠1番 和田竜二
3人気キミワテル 5.1 3枠3番 武藤雅
15人気ケイツーマルカ 11.0 8枠10番 横山武史
1 着サンライズウルス
2 着ケイツーマルカ 1 1/4
3着キミワテル 1 3/4
4着アルメイダミノル 1/2
前走同様後方待機となったサンライズウルスは直線外に持ち出されると、上がり最速の脚で豪快に差し切り勝ち。この勝利で2勝目。通算成績を三戦二勝とした。
新馬戦では着差こそわずかだったものの、4角で大きな不利を受けており、着差以上の内容。前走の1勝クラスも最後方から詰まりながらもとんでもない脚で追い込んできて2着。今回もスムーズではないにしろぐんぐん伸びてきて快勝と底知れぬ能力を感じる。
勝負服も同じということもあってサンライズノヴァっぽいイメージ。東京ダート巧者の追い込み馬が大好きな自分としては久々に「きたな!」て感じの馬。
騎手が正直不安点ではあるが、まあこれを機にいい結果を出してほしい(本当は申し訳ないが乗り替わってほしい)
血統を見返すとかなり面白い血統をしていて、父はヘニーヒューズだが、本馬の祖母には6億円馬としておなじみのディナシー(キングカメハメハ×トゥザヴィクトリー)がいて、要するにフェアリードール牝系の馬である。近親にはトゥザワールド、トゥザグローリー、デニムアンドルビー、フェアリーポルカ、クラージュゲリエなど多数。
つくづくフェアリードールから連なる牝系の優秀差と悲運の馬となったディナシーから活躍馬が出ていることをうれしく思ってます。
(本当は新潟11Rも取り上げる予定でしたが名前を挙げてた馬がひっそりと大敗して悲しくなってたので止めておきます)
今週の主な出来事
・種牡馬マリブムーン亡くなる
・オークスはユーバーレーベンが勝利
・イタリアダービー(G2)は吉田照哉氏所有のトウキョウゴールドが勝利。鞍上はCデムーロで兄弟同日のクラシック制覇
・愛1000ギニーはエンプレスジョセフィンが勝利
・タタソールズゴールドカップはヘルヴィックドリームが勝利
・サンタリラ賞はアンカルヴィルが勝利
・ブリガディアジェラード主戦として知られる名ジョッキー、ジョーマーサー亡くなる
・フランスゴデイナはベルモントSへ
・バファート厩舎は禁止薬物問題で複数の競馬場での一時的な出走禁止措置
・NZ記録のG1 14勝の記録を持つメロディベルが引退
今週のトピック
ブリガディアジェラードの主戦として知られるジョーマーサー氏が今月17日に亡くなられた。といっても自分は特に詳しく知っているわけではありませんが、とにかく英国におけるレジェンドジョッキーです。
その前にブリガディアジェラードについて軽く説明すると、生涯成績18戦17勝の歴史的名馬。3歳時代にはわずか6頭立てで行われた世紀の3強対決ともいわれた英国2000ギニーでのちの英国ダービー、キングジョージ、凱旋門賞を制す名馬ミルリーフ、2歳時7戦全勝で3歳シーズンに臨んできたマイスワローを影も踏ませずの完勝。
また4歳時は、ロッキンジS、キングジョージ、エクリプスSなど8F~12FまでのG1を同一年でかっさらって見せた。また唯一の敗戦が日本でもお馴染みのロベルト。
ジョーマーサー氏に話を戻すと、騎手としてはブリガディアジェラードのほかに快速馬クリスの主戦でもある。
日本でなじみがあるところでいうとウインドインハーヘアの祖母に当たるエリザベス女王所有馬でもあるハイクレアーで1000ギニー、ディアヌ賞勝ちを挙げている。