2021/3/27米競馬 3歳路線

3/27 フロリダダービー(G1) ダ1800m ガルフストリームパークhttps://youtu.be/D7eSAdYoQ3I

1着 ノウンアジェンダ(父カーリン) 牡3 6.4 3人気

2着 スープアンドサンドウィッチ(父イントゥミスチーフ) 牡3 13.1 6人気

3着グレーテストオナー(父タピット)牡3 1.8 1人気

 

人気は今年の1/30に行われたG3 ホーリーブルS(ダ1700m)、2/27に行われたG2 ファウンテンオブユースS(ダ1700m)を連勝してここに臨んできたグレイテストオナーが一番人気、二番人気には前走同競馬場で行われた未勝利戦を楽勝したコラボレートが二番人気、同じくガルフストリームパークで行われた条件戦を楽勝してきたノウンアジェンダが三番人気、前走2/27に行われたG3 サウスウェストSでKYダービー前売り一番人気にエッセンシャルクオリティの2着だったスピルバーグが4番人気だった。

 

レースは最内枠から飛び出したノヴァラグズがそのまま押し出されるように先頭に立ち、並ぶように

スープアンドサンドウィッチが2番手。その1馬身後ろの3.4番手にコラボレート。そこから少し離れた5番手内に勝ち馬ノウンアジェンダスピルバーグは中段外め、グレーテストオナーはいつも通り後方からの競馬。

3角手前辺りから逃げたノヴァラグズをスープアンドサンドウィッチが早々捉えて先頭に立つと、追うように内からノウンアジェンダがポジションを上げ3番手、後方から一気にポジションを押し上げてきたグレーテストオナーは4.5番手で直線へ。

直線に向くと一気にノウンアジェンダが捉えて先頭へ。粘りこみを測るスープアンドサンドウィッチと外から迫るグレーテストオナー。しかし追い込むグレーテストオナーは差を詰めることが出来ず、結局ノウンアジェンダが押し切って重賞初勝利をGIで飾った。2着には粘ったスープアンドサンドウィッチ。

追い込んだグレーテストオナーは3着までだった。

人気のコラボレートは先団でレースを進めると4角でもう脚が残っておらず5着。スピルバーグは中断からレースを進めるも全く伸びず8着に敗れた。

 

勝ったノウンアジェンダはこれで6戦3勝とし、GI初勝利。これまでは重賞に二度使い3.5着とパッとしない馬ではあったが、前走同レースと同じ競馬場で行われた一般戦を大差勝ちした勢いそのままにここも連勝をし一気の戴冠となった。

 

人気を裏切り3着だったグレイテストオナーだが、毎度の如く後方からの競馬が持ち味の為、今回のようにペースが流れないとなると差しきれないケースがある。ただ本番のKYダービーは例年通りだと超ハイペースになる傾向にあるので逆転は十分に可能と言っていいだろう。

 

1着馬の父カーリンは2007年BCクラシック、08年ドバイWCの勝ち馬

2着馬の父イントゥミスチーフは記載済み

3着馬に父タピットは記載済み

2021/3/27豪競馬 古馬路線

3/27 ランヴェットS(G1) 2000m

https://youtu.be/d1is01ZRDpE

1着 ベリーエレガント(父ゼド) 牝5 2.8 2人気

2着 アデイブ(父ピヴォタル) セ7 2.1 1人気

3着エンジェルオブトゥルース(父アニマルキングダム)セ5 31.0 6人気

 

本来であれば先週に行われる予定だった同レースだが雨により1週間順延となった。
人気は完全に二強オッズで昨年の勝ち馬アデイブと昨年の2着馬のベリーエレガントが人気からも一騎打ちの様相。

レースは好スタートからハナを叩いたエンジェルオブトゥルースが先頭。それを見るような形でアデイブが二番手追走。そしてさらにそれを見るような格好でベリーエレガントが追走していく展開。3.4コーナー付近でアデイブ鞍上のT.マーカンド騎手の手が盛んに動く中、ベリーエレガントは終始楽な手ごたえで直線へ。

直線は人気2頭の叩きあいとなったが、抜け出したベリーエレガントが最後は1馬身差をつけての勝利。3度目の対決にしてついにアデイブに初白星。アデイブは昨年の再現ならず2着。3着には逃げねばったエンジェルオブトゥルースが入った。

 

まずは2着馬の紹介から。
アデイブは昨年の同レース、そしてダノンプレミアムが出走したことでもお馴染みのクイーンエリザベスSと連勝。その後、英国に戻りプリンスオブウェールズSドバイターフ勝ち馬ロードノースの2着。秋はリステッド勝利後、英チャンピオンでマジカルを撃破し、昨年はG1を3勝しここが年明け初戦となった。生粋の重馬場巧者なだけに順延による馬場回復が痛かった。また、勝ち馬は使ってきてのここに対して、こちらは今季初戦。巻き返しは十分に可能。次走は恐らくクイーンエリザベスSであると思われる。

 

そして1着馬ベリーエレガント。
同馬はこれでG1は8勝目。同厩舎にはウィンクスがいたC.ウォーラー厩舎でウィンクスと比較するのはかわいそうな話だが、この馬もれっきとした名牝の一頭であることは間違いない。これまでのG1勝利は1400m,1600m,2000m,2400mと4つの異なるカテゴリーでG1を制しており、このオールラウンダーぷりはこの馬を語るうえで欠かせない点になる。恐らくこの馬も次走はクイーンエリザベスSであると思われるので再戦に期待したい。

2021/3/21中央競馬回顧+今週の出来事

3/21の気になったレースを紹介

 

中山4R 3歳以上1勝クラス ダ1200m

勝ち馬ジェセニア牝3(父サウスヴィグラス)

 

道中は先頭集団の後ろを追走していたジェセニアは、4番手で直線に向くと、内の狭いところを抜け出して先頭に立ち、後ろから追い込んできたノボベルサイユを半馬身振り切ったところがゴール。これで5戦2勝とし、OP入りを果たした。

 注目すべきは当馬ではなく鞍上で騎乗していたのはデビューしたばかりの永野騎手。

ここまで当馬は4戦の内、三浦1着→ルメール4着→武4着→川田3着ときていて今回が5戦目。もちろん3kg減があるとはいえ、トップジョッキー3人が乗って勝てなかった馬を1発で勝たせたのは大きなアピールになったはず。今後も注目していきたい。

 

中山8R 4歳以上2勝クラス 芝1600m

2着馬 グルアーブ牝4(父トーセンラー)

レースは逃げていたリンシャンカイホウを早々ととらえて先頭にたったドゥラモットが逃げ込みを図っていたところを、馬場の真ん中からとらえたラパンセソバージュが差し切って1着、一緒になって追い込んできたグルアーブが2着になった。

今回ピックアップするのは2着のグルアーブ。日曜開催はご存じの通り雨に中行われていた為、かなり適性の差が出た印象で、実際に当レースも2着から3着までは5馬身ちぎられていた。2着馬グルアーブは生粋の重馬場巧者で特に昨年10月の東京開催で行われた不良馬場の1勝クラスが衝撃的な末脚で勝利していた。→レースのURLhttps://youtu.be/xm-66ET8hfY

これまで重以上の馬場は当レースを含めて2回しか経験していないが今後も馬場コンディションが悪くなったタイミングで出走してきたときは面白い存在になりそう。

 

中山9R スピカS 4歳以上3勝クラス 芝1800m

勝ち馬ミスニューヨーク牝4(キングズベスト)

 

レースは1番のアガラスが後ろを離して逃げる展開。4コーナーで早々にアガラスは捕まると各馬横に広がって直線へ。一度は最内からアドマイヤスコールが抜け出したが、残り200mを切ったところで、馬場の3分所から伸びてきたグランスピードが先頭に代わる。1度抜け出したグランスピードめがけて後方から猛然と追い込んできたミスニューヨークが、一緒になって追い込んできたモンブランテソーロをクビ差抑えて勝利。これで4勝目をあげ、はれてOP入りを果たした。当馬は昨年の秋華賞で格上挑戦ながら5着になった馬で、全4勝を加藤祥太騎手で上げている。かなり骨っぽいメンバー相手に勝利をしただけに牝馬重賞戦線でも楽しみな1頭。

 

中山12R 4歳以上2勝クラス ダ2400m

勝ち馬ハンメルフェスト(父キズナ)

 道中は3番手を追走していたハンメルフェストが4角手前で逃げていたヒッチコックを交わすと、あとは差を広げる一方で10馬身差の圧勝。1勝クラスに続く連勝となった。

ハンメルフェストはデビュー2戦芝を使った後、ダートをコンスタントに使い昨年2月に勝ち上がり。その後は少し足踏みしたものの、鞍上強化()をしていく中で着も上げていき、前走で1勝クラス突破。前走も今回と同じ距離の小倉2400mで長距離ダートが合っているものと思われる。

記憶が間違いなければ3勝クラスに同条件は無いはずだがOPクラスにはダイオライト記念名古屋グランプリなどがあるので、2年後くらいのダイオライト記念名古屋グランプリ勝ち馬になるくらいの活躍を期待したい。

 

中京10R Fウォーク賞 3歳以上1勝クラス 芝1600m

勝ち馬ゲンパチミーティア牡3(ロードカナロア)

レースは逃げたトーホウディアスを2番手から追走していたゲンパチミーティアが直線2着馬のヴィアルークスを閉じ込めるような形で追い出すと、外に切り替えて追い込んできたヴィアルークスを3/4馬身凌ぎ切っての勝利。松山騎手の好騎乗が光ったレース。この勝利で2勝目をあげOP入りを果たした。ちなみにこの日松山騎手は6勝の固め打ちで土日合わせて11勝を挙げた。

勝ったゲンパチミーティアはデビュー当初は芝のレースを使っていたが3戦目からダート転向。4戦目のダート1000mのレースで初勝利を挙げ、前走のダート1200mの1勝クラスが6着。今回が6戦目だった。

この馬をなぜこの条件を使おうと思ったのかがレース前自分には理解できなかったので矢作先生やるな!と感心したレースでもあった。ちなみに過去の成績を見返してみると2戦目の中京1600mの未勝利で当レース2着馬ヴィアルークスが勝利しており、当馬は差のない3着だった。馬柱はちゃんと見るものだなと実感しました...(馬券外した)

 

 

個人的な今週の出来事

 

ラフィアン総帥岡田繁幸氏が亡くなる

チェルトナムフェスティバルが行われ女性騎手のR・ブラックモアが初の開催リーディング獲得

ゴールドカップはミネラインドーが勝利

・米3歳路線の有力ライフイズグッドが怪我でクラシック絶望的

武豊騎手が骨折で約1ヶ月離脱

・2009年目黒記念勝ち馬ミヤビランベリ亡くなる

2021/3/20中央競馬回顧

気になったレースを紹介

 

中山7R 4歳以上1勝クラス ダ1800m

勝ち馬トウカイオルデン(父ハーツクライ)

スタート後は大きく離れた最後方から追走していき、3角辺りから前への差を詰めて行くと、直線は外から豪快に差しきり勝ち。元々は芝を使っており、今回は久々のダート戦だったが、目の冷めるような末脚での差しきり勝ち。芝時代から後ろから行って展開待ちの競馬をしており、今回は展開がハマった感もあるが、それでも上がり3Fでは2番目に速い馬より0.9秒早く、次走も注目。

 

中山8R ペガサスJS 障3350m

勝ち馬マイネルレオーネ(父ステイゴールド)

道中は3.4番手くらいを進み、3番手で最後の直線へ。先に抜けたトラスト、マサハヤドリームが叩きあってる所を満を持して後ろから差し切っての勝利。このレースで障害OP3勝目。このレースはOP特別ながら中山GJの最重要ステップレースのような位置づけで、近年の勝ち馬を見るとこのレースをステップに中山GJを好走してる馬が何頭もおり、この馬も本番に向け楽しみな1頭となる。ただこれまで走った最長距離の京都ハイJ 3930mでは4着に敗れており距離延長は不安な点。

 

2着トラスト(父スクリーンヒーロー)

9ヶ月ぶりの一戦ながら外枠から果敢に逃げていき2着。勝ち馬には交わされたが3着馬は競り落とした辺りやはり強い馬。2走前の阪神スプリングJ 3900mではもシングンマイケルと互角の走りをしていたの距離延長の対応と休み明けというのを見ると、個人的には本番では逆転してそう。

 

3着マサハヤドリーム(父メイショウサムソン)は道中は4.5番手くらいから徐々に進出していき2番手で直線を迎えるもトラストに競り落とされ3着。障害を使い始めてから1度大敗があるだけで他は全て掲示板以内という安定感。9歳馬だが障害初勝利からまだ1年立っていない馬なのでこれからの上昇に期待。

1番人気のヒロシゲセブンは4着。近走は安定してる成績だが、中山は得意では無いのかな?という印象。

 

中山11RフラワーC

1着ホウオウイクセル(父ルーラーシップ)

前走の追い込み策から打って変わって好位インコースから抜け出してきての押し切り。まだ成長していきそうな感じなので秋以降に期待。

正直、勝ち馬はフェアリーSで完敗の2着だった馬と内容的に平凡なレースだったなという印象で桜花賞で勝負になりそうなのは3着のユーバーレーベンくらいかなと。

 

中京3R 歳未勝利

1着アスターナランハ(父キズナ)

未勝利にしては結構いいペースで流れ、道中3.4番手くらいにいたアスターナランハは直線で先頭にたって抜け出すと、後は突き放す一方のワンサイドゲームで10馬身差の楽勝。勝ち馬以外の相手があまりにもレベルの低いメンバーであったことは事実だが、ほぼ馬なりで10馬身差も付ける強い競馬で次も注目。

 

 

 

2021/3/6米競馬 3歳路線

3/6 サンフェリペS(G2) 1700m

 

1着 ライフイズグッド(父イントゥミスチーフ) 1.5 1人気

2着 メディナスピリット(父プロトミコ) 4.3 2人気

3着ドリームシェイク(父トゥワーリングキャンディー) 9.7 3人気

 

軽快に逃げたライフイズグッドが8馬身差という決定的な差をつけて圧勝。

ライフイズグッドは2歳時にデビュー戦を圧勝すると、前走の年明け初戦となったシャムS(G3)は2着のメディナスピリットに半馬身差まで詰められるも、今回はメディナスピリットに大きな差をつけて圧勝で3戦無敗とした。

 

2着のメディナスピリットはデビュー戦勝利後、2戦目のシャムS(G3)がライフイズグッドの2着。その後ロバートBルイスS(G3)を使いここは勝利して今回が4戦目。ただ今回は前回対戦とは打って変わって大きな差をつけられての敗戦となった。

 

3着ドリームシェイクは今年の2月のデビュー戦を勝利し、ここが2戦目。メディナスピリットとは差のない3着なので今後の重賞勝利が期待できそう。

 

1着馬の父イントゥミスチーフは説明済なので省略

2着馬の父プロトニコは2014~2016年ごろに活躍しておりG2,G3を4勝している。

3着馬に父トゥワーリングキャンディーは2010年マリブS 1400m(G1)の勝ち馬。

2021/2/27米競馬 3歳路線

2/27 ファウンテンオヴユースS(G2) 1700m

 

1着 グレーテストオナー(父タピット) 2.0 1人気

2着 ドレインザクロック(父マクリーンミュージック) 3.8 2人気

3着パペドゥ(父ダイアルドイン) 19.3 6番人気

 

 

 道中は後方にいたグレーテストオナーが3角あたりからまくり気味に進出していくと

直線で逃げていたドレインザクロックを捉えて前走のホーリーブルS(G3)に続く連勝。

重賞は2勝目でこれで通算6戦3勝とした。

 

2着のドレインザクロックは逃げ粘っての2着。1/30のスウェルS(G3)を勝ってここに参戦。逃げ粘るも最後にかわされ2着となった。

 

ちなみに同レースには前走にBCジュベナイルターフを勝ったファイアアットウィルが出走していたが早々に脱落し8着に終わった。

 

1着馬の父タピットは説明済なので省略

祖母がベターザンオナーで叔母にベルモントS勝ち馬ラグズトゥリッチズ、叔父にカジノドライヴベルモントS勝ち馬ジャジルがいる。

2着馬の父マクリーンミュージックは2011年デビューの1戦1勝馬。産駒に2017年プリークネスSの勝ち馬クラウドコンピューティングがいる。

3着馬に父ダイアルドインは2011年フロリダダービー(G1)の勝ち馬。アニマルキングダムとかムーチョマッチョマンとかの世代。

2021/2/27米競馬 3歳路線

2/27 サウスウェストS(G3) 1700m

 

1着 エッセンシャルクオリティ(父タピット) 1.9 1人気

2着 スピルバーグ(父ユニオンラックズ) 8.2 3人気

3着ジャッキーズウォリアー(父マクリーンズミュージック) 2.2 2人気

 

 

 視界が悪くなるほどの馬場コンディションだった同レースは道中は4番手外にいた昨年の2歳チャンピオンのエッセンシャルクオリティ4角で早々先頭に立つとそのまま4馬身差をつけて押し切り勝ち。今シーズン初戦を快勝で飾った。

エッセンシャルクオリティは昨年のBCジュベナイルの勝ち馬でこのレースが4戦目。

このレースも制し4戦4勝で無敗記録は継続となった。ちなみに当馬は近親にコントレイルがいる。

 

道中は後方からの追走となったスピルバーグは3.4コーナー辺りにかけてグーンと押し上げていき、エッセンシャルクオリティの1馬身後ろで直線を迎えるも、最後は離され2着

2着のスピルバーグは昨年に行われたロスアラミトスフューチュリティ(G2)の勝ち馬で今季初戦のロバートBルイスSはメディナスピリットの4着に敗れて以来のレースで今季2戦目だった。

 

逃げて3着となったジャッキーズウォリアーは2歳時、ホープフルS(G1)、シャンパンS(G1)などを含む4戦4勝で挑んだBCジュベナイルは1番人気で4着となって以来のレース。馬場が応えたというのがあるかもしれないが、ホープフルSは1400m、シャンパンSは1600mなので距離短縮したほうがいいのかもしれない。

 

1着馬の父タピットは説明済なので省略

2着馬の父ユニオンラグズは2012年のベルモントSの勝ち馬。同期にボーディマイスター、アイルハヴアナザー、ペインターなどがいる。

3着馬に父マクリーンズミュージックは説明済なので省略