2022/8/20中央競馬回顧

新潟9R 瀬波温泉特別(ダ1800m) 勝ち馬ウェルカムニュース牡3(父サトノアラジン)

道中は2番手追走から直線に向いたウェルカムニュース、直線では2着のカンピオーネに一度は迫られるものの最後はしぶとく突き放し2 1/2馬身差を付けて快勝。

2月のヒヤシンスS8着以来久々の一戦であったが、強い内容で2勝クラス突破となった。

ウェルカムニュースはデビュー戦で芝を使い7着と敗れた後、2戦目の未勝利を圧勝。

その後の1勝クラスではケンタッキーダービーに出走したクラウンプライドの2着に入るなどこの路線での上位相手に引けをとらないレースをしていた。

前走の東京マイルはまったくあわず大敗したが、得意の左回り1800mで見事な巻き返しであった。また一頭3歳ダート組で楽しみな存在が現れた。

 

札幌4R 3歳未勝利(芝1200m) 勝ち馬バーニーフォールズ牝3(父ベイテッドブレス(Bated Breath))

ここまで5戦し、惜しいレースはあったバーニーフォールズ。ここは逃げの手に打って出たが、前半から早いラップを刻み、後続に脚を使わせると大きなリードを保って直線へ。

多少は差を詰められたものの、最後まで影を踏ませず2着シナモンロールに3 1/2馬身差を付ける完勝。6戦目で初勝利となった。

ここまで逃げるレースは何度かあり、1200mも走ってはいる同馬だが、別馬かのような強いレース内容だった。父ベイテッドブレス産駒は日本では本馬以外走っておらず。

父のベイテッドブレスは12年のキンズグスタンドS2着、スプリントC3着の実績がある馬。

 

札幌10R 富良野特別(芝2000m) 勝ち馬マイネルトルファン牡3(父オルフェーヴル)

このレースが3戦目となったマイネルトルファン。道中は先団追走からの追走。3.4角辺りでは手応え怪しく映り、直線も勝つまではどうかという動きに見えたが、エンジンかかってからはしぶとく伸び切り、4頭接戦の先頭でゴール。これで1勝クラス突破となり、通算成績を3戦2勝とした。

デビュー戦は昨年12月でここは勝利を収めたが、その後骨折で休養。前走今年7月の1勝クラスでは8か月ぶりながらタイム差なしの2着とし、ここが叩き2戦目。きっちり人気に応えて勝ち切って見せた。勝った2戦は共にタイム差なしの勝利ながら、どこか底をみせていない感じがある。まだ2勝クラスの身ではあるが、将来的には重賞まで上がってくるだろう。半姉にオークス馬のユーバーレーベンがいる血統構成。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rイエルバブエナ(父マジェスティックウォリアー)3

新潟5Rヴィアルーチェ(父アルマンゾル(Almanzor))3

小倉1Rクインズエルサ(父デクラレーションオブウォー)3

小倉5Rシルフィードレーヴ(父アメリカンペイトリオット)2

小倉6Rヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)6

札幌1Rビキニボーイ(父ビーチパトロール)2

札幌2Rドゥラエレーデ(父ドゥラメンテ)5

札幌5Rドルチェモア(父ルーラーシップ)5

 

 

小倉6Rのヤマニンウルスは道中2番手追走から3角あたりではやばや先頭に立つとグングンリードを開いていき大差の大楽勝。最終的に2着につけ、着差4.3秒でグレード制導入後の1984年以降で1986年3月1日にツキノオージャが2着に付けた3.6秒を上回り、最大着差での勝利となった。時計面でも2歳レコードとなり優秀なタイムであった。

4kg減があったとはいえ、素晴らしい内容で次走が今から楽しみ。

 

札幌2Rはダート変わりとなったドゥラエレーデが道中2番手追走から早々先頭に立ち、唯一迫ってきたシゲルカミカゼを1/2馬身抑えきっての勝利。3戦目で初勝利を挙げた。

2着には迫られたが、3着以下は大きく離した。また、やはりダートの方がよさそうな印象も受けた。今後のダート路線で注目したい一頭。

 

札幌5Rは逃げたドルチェモアがそのままマイペースで飛ばしていき、最後は2着ランフリーバンクスに3馬身差を付ける完勝で勝利。スローで楽に逃がしてもらえたとは言え、最後は後続を突き放しており、中々見どころのある勝ち方。イメージ的には去年のウォーターナビレラに近いものを感じた。血統的には母に桜花賞馬のアユサンがいる血統。

 

 

 

2022/8/14中央競馬回顧+今週の出来事

小倉6R 3歳以上1勝クラス(芝2000m) 勝ち馬エグランタイン牝3(父キズナ)

前走ラリュエルが制した1勝クラスで名前を挙げたエグランタイン、今回は前走とは打って変わって先行策での競馬であったが、2番手追走から楽々抜け出して完勝だった。

今年4月に15番人気で未勝利を勝ったような馬だったが、別馬のように休養明けの前走からよくなって帰ってきた。小倉があっているだけの可能性も現状は否めなくもないが今開催が終わった後どれだけやれるか注目。レースは前走ほどではないですが、ポジションをとってもいい競馬が変わらずできるのが分かったのは収穫。

 

小倉10R 不知火S(3歳以上3勝クラス)(芝1800m) 勝ち馬エスコーラ牡4(父ディープインパクト)

前走から9ヵ月ぶりのレースとなったエスコーラが4.5番手辺りの追走から直線外に持ち出されじわじわと差を詰めていくと最後は一頭抜けきっての勝利。これで未勝利から4連勝でOP入りとなった。

久々の一戦であり、余裕のこしの印象であったが、中団から脚を溜め競馬を覚えさせるような乗り方をしていたのが印象的だった。OPクラスでも引き続き期待したい。

 

札幌10R 藻岩山特別(3歳以上2勝クラス)(芝2000m) 勝ち馬ドゥラドーレス牡3(父ドゥラメンテ)

道中は後方待機のドゥラドーレスが直線馬群を切り裂くように伸びてきて、最後は2着に2 1/2馬身差を付けて完勝。時間はかかったがようやく2勝クラスを突破した。

さすがに前走ほどのスローにならなければ...というレースぶりで枠は心配だったが、さすがにこのクラスでは機動力が違った。

重賞に出てこなければいけない馬だけにこのクラスではさすがに役者が違った。


新馬評価 1~6段階で表示

新潟3Rリバーラ(父キンシャサノキセキ)3

新潟5Rヒシルリアン(父キズナ)4

小倉1Rオバケノキンタ(父マクフィ)2

小倉2Rロードラディウス(父ドレフォン)4

小倉5Rバルサムノート(父モーリス)4

札幌1Rキガン(父ダイワメジャー)2

札幌5Rアスクメークシェア(父ロードカナロア)3


今週の出来事

20年青葉賞2着のヴァルコス(牡5)が引退

95年最優秀ダートホースに選ばれたライブリマウント(牡31)が亡くなる

07年スプリングS勝ち馬フライングアップル(牡18)が亡くなる

22年東海S等重賞3勝のスワーヴアラミス(牡7)が中央登録抹消→大井競馬へ移籍

16年朝日杯FS3着を含む重賞3着内9度の実績を持つボンセルヴィーソ(牡8)が引退

 

20年英チャンピオンスプリントSの勝ち馬グレンシール(セ8)が引退

21年時に2歳G1を2勝しているエンジェルブルー(Angel Bleu)(牡3)が脚の故障により年内休養

 

 

ビヴァリーDS(G1)米3歳以上牝芝1800m    
勝ち馬ダリカ(Dalika)(牝6)    
映像https://youtu.be/RE1VOkNdV9Y

5頭立てながら割れたオッズとなった同レースは逃げた最低人気のダリカが直線一旦2番手にいたプリンセスグレース(Princess)に一度は前に出ながらも再度差し返して勝利。同馬はもともと欧州で出走していたが、19年に米に移籍。前走ダイアナSは5着から巻き返して昨年7月以来の重賞2勝目でG1初制覇となった。

なお、同レース勝ちタイムは93年のトラックレコードを0.03秒を上回りレコード更新となった。

 

フォスターデイヴH(G1)米3歳以上芝1600m    
勝ち馬カサクリード(Casa Creed)(牡6)    
映像https://youtu.be/FVXH4Pl9wTo

人気の中心は現在G1連勝を含む4連勝中で牝馬マイル路線の中心的存在であるリーガルグローリー(Regal Glory)、ここまでは牝馬限定戦を中心に使い続けていたが、牡馬にぶつけてきた。人気も1倍台と抜けた人気。これに今年4月にメーカーズマークマイルSで2着に入り、前走G3を制しここに挑んできたマセン(Masen)、更に前走6月のジャイプールSを連覇しここに臨んできたカサクリードが続いた。

スタート後は人気薄のフロントランザフェド(Front Run The Fed)がレースを引っ張りマセンは2番手外、その後ろから緑の勝負服リーガルグローリーが続き、離れた最後方からカサクリードが運んだ。

3.4角で馬群が固まってきて直線を迎えると、こちらも人気のないゲットスモーキン(Get Smokin)が押切りを図ったが、外から人気3頭が接近。3頭横並びの一番外から勢いよく前を捕まえ切ったカサクリードが前を飲み込んで快勝。2着になんとかリーガルグローリーが入り、3着にはマセンが入った。

勝ったカサクリードは前走ジャイプールSに続きG1連勝。  

 

アーリントンミリオン(G1)米3歳芝1800m    
勝ち馬サンティン(Santin)(牡4)    
映像https://youtu.be/CJ5hcZ8CTE0

アーリントン競馬場が閉鎖されてたことによりチャーチルダウンズ競馬場に場所を移して施行されたアーリントンミリオン

レースは今年5月にターフクラシックを制したサンティンが2番手外から逃げたスムーズライクストレート(Smooth Like Strait)を終始マークするようについていくと、直線で前を交わし切ると押し切って勝利。前走マンハッタンSは6着と敗れたものの見事な巻き返しとなった。

2着には逃げたスムーズライクストレートが残し離された3着にはセイクリッドライフ(Sacred Life)、人気を集めたセットピース(Set Piece)は4着に敗れた。

 

ベルリン大賞(G1)独3歳以上芝2400m    
勝ち馬レベルスロマンス(Rebel's Romance)(セ4)    
映像https://youtu.be/W-HpacQV_Qo

レースはかなり割れた人気オッズで大混戦模様だったが、英からの遠征馬レベルスロマンスが大外から見事の差し脚を見せて快勝。3連勝でG1初制覇となった。

昨年3歳時はサウジダービー4着の後UAEダービーを勝利するなどダートを主戦に走っていた同馬だが、今年2戦はダートで結果が出ず芝に転向。6月のリステッドを勝利し前走G3も勝利すると勢いそのままにG1も奪取して見せた。  

 

ジャックルマロワ賞(G1)仏3歳以上牡馬、牝馬芝1600m    
勝ち馬インスパイラル(Inspiral)(牝3)    
映像https://youtu.be/xGyUSwsvtwk

馬券発売がされたこともあり、大きな注目を集めていた同レース。

現地ではコリーバス(Coroebus)が抜けた人気であったが、日本ではインスパイラルが最終的には1番人気の支持を集めた。前々走の今年初戦であったコロネーションSは圧巻のパフォーマンスであったが前走はまさかの2着。復権を喫しての一戦となった。

2.9倍のインスパイラルに続いたのが英2000ギニー、セントジェイムスパレスの覇者コリーバス。本来はサセックスSを予定していたが一頓挫あったここに出走してきた。

10倍を切るオッズでは前走ファルマスSでインスパイラルを撃破したプロスパラスボヤージ(Prosperous Voyage)、4か国でG1を制し、前走POWを制したステートオブレスト(State Of  Rest)、無傷の3連勝で初のG1挑戦となった地元仏のエレヴァン(Erevann)、そしてサセックスS4着からの連戦となったバスラットレオンが続いた。

レースはポーンと好スタートを切ったバスラットレオンが引っ張り、ステートオブレスト、オーダーオブオーストラリア(Order Of Australia)などが続きインスパイラルは中団、コリーバスは後方からレースを運んだ。

残り600mを切ったあたりからペースが上がり400mを切ったあたりでは上位組が一気に伸びてきた。その中でも比較的後方にいた組の脚色が目立ち、ラチ側からまずインスパイラルが伸び、更に外から人気薄のライトイファントリー(Right Infantry)、内からはエレヴァンが伸びてくる。最後は3頭の争いとなったが、真ん中のインスパイラルが2頭をわずかに凌ぎゴール。前走2着からの巻き返しで見事な勝利。2着にはジャンプラ賞でも穴をあけてテネブリズムの2着に入ったライトイファントリーがまたしても突っ込んできて2着確保。3着に地元のエレヴァンが入り、4着にオーダーオブオーストラリア、5着にコリーバス、6着プロスパラスボヤージ、7着バスラットレオン、8着がステートオブレストという結果になった。勝ったインスパイラルはこの後QE2世Sに直行の予定とのこと

2022/8/13中央競馬回顧

新潟9R 湯沢特別(3歳以上1勝クラス)(芝2000m) 勝ち馬スパイダーゴールド牡3(父ダイワメジャー)

道中は6番手辺りを追走し直線外から伸びてきたスパイダーゴールド。豪快に外から突き抜けると人気していた良血馬リアドに2 1/2馬身差を付けて完封。未勝利からの連勝となった。前走4月の未勝利以来の一戦となった同馬だが、未勝利戦が非常に速い時計での勝利であった。ここも相手は強かったものの、強いパフォーマンスで春からさらに成長しているのを感じた。距離はダイワメジャーだけにこの辺が限界かもしれないが、今後楽しみにしたい一頭。

 

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rペイシャフェリ(父シャンハイボビー)3

新潟2Rダノンザタイガー(父ハーツクライ)5

新潟5Rエナジーチャイム(父エピファネイア)5

新潟6Rハーエクセランシー(父ダイワメジャー)4

小倉2Rトールキン(父ダイワメジャー)4

小倉5Rメイショウコギク(父サトノクラウン)4

小倉9Rフェニックス賞(OP)ミカッテヨンデイイ(父イスラボニータ)4

札幌1Rトーセンウォルト(父トーセンレーヴ)2

札幌5Rアースビート(父サトノクラウン)2

札幌9Rコスモス賞(OP)モリアーナ(父エピファネイア)5

 

新潟2Rダノンザタイガーはデビュー戦は差し損ねたものの2戦目の今回はきっちり勝ち上がり。まだまだな所はあるが将来性も込めての評価。

 

新潟5Rは逃げてエナジーチャイムが最後まで迫ってきたショウナンアレクサを振り切っての勝利。

後続は話しており上位2頭が強かった印象

 

札幌9Rは6月東京のデビュー戦で快勝したモリアーナが勝利。4角先頭というかなり強気な競馬だったが最後まで差を詰めさせず完勝だった。やはり東京のような軽い芝の方がいい印象なので東京や阪神外回りで再度見てみたい所。

2022/8/7中央競馬回顧+今週の出来事

新潟3R 3歳未勝利(ダ1800m) 勝ち馬エルゲルージ牡3(父ドゥラメンテ)

ここまで4戦芝を使い惜しいレースを続けていたエルゲルージ。ここが初ダートとなったが、2番手追走から直線も楽な手ごたえのまま一気に突き放し6馬身差の圧勝。

抜け出したときの脚が他の馬とは違う回転力で、未勝利ながらまずまずのメンバーが揃ったが全く相手にしなかったOPまではスムーズに上がっていきそう。

 

新潟11R レパードS(G3)(ダ1800m) 勝ち馬カフジオクタゴン牡3(父モーリス)

非常に好メンバーのそろった一戦。

レースは中団外を追走したカフジオクタゴンが外々を回す強気な競馬を見せながら、人気のタイセイドレフォン、ハピを抑えて初の重賞制覇。鞍上Vホー騎手も来日初の重賞制覇となった。かったカフジオクタゴンは2勝クラスに続き連勝。デビュー戦と4戦目は伏竜Sを制したデリカダの2着があるなどこの世代上位相手に差のない競馬をしており、前走を見てもこの路線の世代では上位争いができる一頭だったのだろう。

2着にはタイセイドレフォンが入った、こちらは2走前の鳳雛Sでハピの2着の後、前走2勝クラスは大楽勝。ここも好位から立ち回り強い内容だった。

3着ハピはJDD4着以来のレース。後方からうまくさばいてきたがあと一歩及ばず3着。個人的にはそれほど切れるイメージがないのでもう少しポジションを取ってほしい。

 

そして人気ではホウオウルーレットが5着。こちらは位置も後ろだったが、4角での不利も痛かった。もう少しスムーズなら重賞も勝てるレベルにあると思われる。

 

 

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rサイモンオリーブ(父ダイワメジャー)3

新潟2Rフィンガークリック(父マインドユアビスケッツ)2

新潟5Rムーンスカイ(父トゥザワールド)3

新潟6Rミトノオー(父ロゴタイプ)4

札幌1Rサトノミスチーフ(父イントゥミスチーフ(Into Mischief))4

札幌5Rエイトスターズ(父ジャスタウェイ)4

 

今週の出来事

20年中山牝馬S福島牝馬Sを制したフェアリーポルカ(牝6)が引退

12年金鯱賞1着、有馬記念2着の実績があるオーシャンブルー(牡14)が亡くなる

21年秋華賞、22年VM2着のファインルージュ(牝4)が引退

18年宝塚記念3着馬ノーブルマーズ(牡9)が引退

シャーガーカップは英愛選抜チームが優勝、個人総合はNカラン騎手が優勝

 

 

 

 

テストS(G1)米3歳牝ダ1400m    
勝ち馬チャイタウンレディ(Chi town Lady)(牝3)

映像https://youtu.be/to42osgoZA0 

人気は前走エイコーンを制したマタレヤ(Matareya)が1.3倍の断然人気。レースは

対抗格だったホットペッパーズ(Hot Peppers)がペースを作り、マタレヤは4番手インを追走。

直線は内からポジションを上げ前に取り付いてきたマタレヤがホットペッパーズに並びかけていき交わすかに思えたが、さらに外からものすごい脚で追い込んできたチャイタウンレディが一気の脚で差し切り勝ち。最終的にはホットペッパーズが2着に残し断然人気のマタレヤが3着の敗れた。

勝ったチャイタウンレディは一頭離れた最後方待機から直線勝負で見事豪脚を発揮しての差し切りとなった。チャイタウンレディはここまで重賞で連敗続きだったが思い切った競馬で大きなステップアップとなった。

 

 

ホイットニーS(G1)米4歳以上ダ1800m    
勝ち馬ライフイズグッド(Life Is Good)(牡4)    
映像https://youtu.be/B8ewyEAiiSU

5頭立てながら豪華メンバーのそろった一戦。

1番人気はライフイズグッド、今年のペガサスワールドカップ勝ち馬でフライトラインと双璧をなして米トップを走る一頭。ここの大本命に支持された。

これに重賞4連勝でここに挑んできたオリンピアド(Olympiad)、この路線お馴染みのホッドロッドチャーリー(Hot Rod Charlie)、ここまで9戦して馬券外なしの安定感を誇るハッピーセイバー(Happy Saver)の順

レースは一番外から勢いよく飛び出したライフイズグッドが先手を取り、2番手からホットロッドチャーリー、3番手からオリンピアド、4番手からハッピーセイバーが追走。

3.4コーナーでは後続もグーっと押し寄せてきて直線へ。直線向いた所ではライフイズグッドの手応えが怪しく、内から上がってきた同厩舎のハッピーセイバーが強襲。外からはホットロッドチャーリーも迫る。一旦ハッピーセイバーに並ばれたライフイズグッドだったが、ここからしぶとく脚を使って粘り、最終的には2.3着を離して2馬身差をつけての快勝。厳しいレースながらも底力を見せて力を証明した。

きわどくなった2着争いはハッピーセイバーが頭凌ぎこれで5戦連続の2着、3着にホットロッドチャーリー、オリンピアド離された4着に終わった。

 

サラトガダービー(G1)米3歳芝1900m    
勝ち馬ネイションズプライド(Nations Pride)(牡3)    
映像https://youtu.be/_K4zhTYuwW8 

サラトガダービー

上位10倍以下は4頭おり、まずはネイションズプライド、英国からの遠征馬で前走はベルモントダービーが2着。続戦でのG1初制覇を狙う。これに地元でリステッドを快勝したアナポリス(Annapolis)、ネイションズプライドと同じく欧州からの遠征馬でベルモントダービー3着のストーンエイジ(Stone Age)、そしてベルモントダービー勝ち馬のクラシックコーズウェイ(Classic Causeway)が続いた。

レースは前走同様クラシックコーズウェイがハナを取りネイションズプライドは好位3番手のイン。その集団にストーンエイジ、少し離れた所からアナポリスが続いた。

4コーナー回って手ごたえ良くクラシックコーズウェイが先頭で直線へ。向いたところではクラシックコーズウェイが先頭だったが、外からネイションズプライドが前を捉えると最後は後ろを離しての完勝でG1初制覇となった。1 3/4馬身差の2着には内からスルスルと上がってきた地元のアナポリス、3着に逃げたクラシックコーズウェイが入り、ストーンエイジは見せ場なく5着に敗れた。

 

クレメントLハーシュS(G1)米3歳以上牝馬ダ1700m   
勝ち馬ブルーストライプ(Blue Stripe)(牝5)    
映像https://youtu.be/hha8zgtEVog    

人気は牝馬ダート路線お馴染みのシーデアズザデビル(Shedaresthedevill)、前走G2を快勝しての参戦で今年初G1勝利を目指してのレースになった。

これに続いたのがプライベートミッション(Private Mission)、ここまでG1勝利はないものの、前走G2のサンタマリアSを制しての参戦。同じくサンタマリアSを使い2着だったブルーストライプの順。

レースは2番手追走の3.4角で手応えよく前を捉えて先頭に変わったが、後ろから勢いよくブルーストライプがシーデアズザデビルを交わして先頭に立つとそのまま後続も抑え切り快勝。2着には4番人気のデザートドーン(Desert Dawn)が入り、最後シーデアズザデビルは伸びきれず3着となった。

勝ったブルーストライプは昨年までアルゼンチンで走っており、昨年秋に米に移籍しBCディスタフは7着と敗れたが、今年に入ってから着実に力を付け5月に米での重賞制覇を飾るとここではG1奪取となった。

 

ロートシルト賞(G1)仏3歳以上牝馬芝1600m    
勝ち馬サフロンビーチ(Saffron Brach)(牝4)    

映像https://youtu.be/yQsygnWQlXI

人気は2頭が抜けており、前走G2を快勝し、ここに臨んできた昨年10月のサンチャリオットS勝ち馬サフロンビーチ。これに前走ジャンプラ賞を制したテネブリズム(Tenebrism)が抜けた人気。10倍以下では昨年9月のメイトロンS、10月のフォレ賞で2着に入ったパールズガロアー(Pearls Gaiore)が続いた。

レースは逃げたサフロンビーチが最後まで譲らず、ゴール付近では後ろはさらに突き放しての快勝でG1勝利。前走からの連勝でG1は2勝目となった。

2着にはテネブリズムが入り3着にはゴルディコヴァ産駒のゴルディスタイル(Goldistyle)、パールズガロアーは5着に敗れた。

 

モーリスドゲスト賞(G1)仏3歳以上芝1200m    
勝ち馬ハイフィールドプリンセス(Highfield Princess)(牝5)    
映像https://youtu.be/tkuGsphxlDw   

ジュライC組が上位人気を占め再戦ムードとなった同レースだが、人気はパーフェクトパワー(Perfect Power)が最終的には1番人気。こちらは今年のコモンウェルズCの勝ち馬。前走ジュライCは7着と敗れたがスタートが決まらなかったこともあり負けたが、2歳時には同競馬場のモルニ賞を制しており逆襲は十分とみられていた。

これに豪からの遠征馬でプラチナジュビリー、ジュライCと連続で3着となっているアルトリアス(Artorius)、プラチナジュビリーで大穴をあけ、ジュライCでも2着に入ったネイヴァルクラウン(Naval Crown)が続いた。また、日本からはキングエルメスジュライCに続き続戦となった。

レースは日本のキングエルメスが先手を取り、ネイヴァルクラウンは好位、パーフェクトパワーは中団馬群の中、アルトリアスはスタートは五分のスタートもそこからが進んでいかずかなり狭くなるシーンもあり後方からのレースとなった。

残り400mを切ったあたりでキングエルメスが捕まりネイヴァルクラウンとハイフィールドプリンセスが交わして抜け出す。しかしネイヴァルクラウンをハイフィールドプリンセスが並ばせず先頭に立つと後続の追撃を抑えて勝利。7番人気という低評価を覆し初G1初制覇となった。

2着以降も穴馬が突っ込み2着には昨年の英チャンピオンスプリント3着馬ミンザール()、3着には地元の前哨戦を勝利したギャラス()が入り、ネイヴァルクラウンは5着、アルトリアスは6着、パーフェクトパワーは7着に終わった。またキングエルメスは11着という結果に。

 

フィーニクスS(G1)愛2歳牡馬、牝馬芝1200m    
勝ち馬リトルビッグベアー(Little Big Bear)(牡2)    
映像https://youtu.be/euB5OUKav7E

今年の開幕2歳G1。人気順ではまずブラッドセル(Bradsell)、前走ロイヤルアスコットのコヴェントリーSを快勝しここが3戦目。これにデビュー戦2着の後、3連勝でここに臨んできたリトルビッグベアー、コヴェントリーS2着の後、ジュライSを制しここに臨んできたペルシアンフォース(Persian Force)が続いた。

レースではスタートでブラッドセルが大きく立ち遅れ最後方から。逃げたのはリトルビッグベアーであったが、盛り返したブラッドセルも含め5頭一団のまま残り400mを通過。人気3頭が後ろを突き放し残り200mで3頭の争いに見えたが、ここから一気の加速。最後は7馬身差を付ける圧勝でG1制覇を飾った。

2着にはペルシアンフォースが入りブラッドセルは最後失速して4着だった。

勝ったリトルビッグベアーはこれで4連勝。非常にインパクトのある勝ち方で今後にかなり期待が持てる結果となった。

 

オークス(G1)独3歳牝馬芝2200m    
勝ち馬トスカーナベル(Toskana Belle)(牝3)    
映像https://youtu.be/wxnzorVQloQ

レースは全勝戦のG3を3着としたトスカーナベルが逃げの手を打つと最後までしぶとく粘り、追い込んできたワグニス(Wagnis)の猛追を凌ぎ勝利。人気の愛オークス2着馬トイ(Toy)は全く見せ場を作れず7着と敗れた。

 

 

2歳メイドン(米) ダ1100m

勝ち馬プランク(Prank) 

映像https://twitter.com/thenyra/status/1553832333819756546?s=21&t=hgfuqixTgJIIKm7vVbFv1g

半兄に今年のベルモントSを制したモードニゴールがいるプランクが逃げて2着に9 3/4馬身差つけて圧勝。4角では鞍上の手がさかんに動いていたが、いつの間にか差が広がっていき最後は流す余裕もあった。血統的なことを考えれば、兄がアンクルモー産駒、本馬がイントゥミスチーフ産駒ではあるが、距離は持ちそうな印象で今後に注目。

2022/8/6中央競馬回顧

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rサイブレーカー(父アンクルモー(Uncle Mo))3

新潟5Rフェイト(父リアルスティール)6

新潟6Rニシノコウフク(父サトノクラウン)3

新潟9Rダリア賞(OP)ミシシッピテソーロ(父ダノンバラード)4

札幌1Rドゥーラ(父ドゥラメンテ)5

札幌5Rメイクアスナッチ(父ルーラーシップ)4

 

新潟5Rフェイトは強い勝ち方。手応えよく前を交わすと早々流しての圧勝。2着以降は弱かったが、それを差し置いても強烈なインパクトだった。新馬にしては1000m通過、1.00.7で流れ早い時計にも対応できた点を高評価したい。

 

札幌1Rはドゥーラが好位追走から逃げたドゥラエレーデをねじ伏せて快勝。デビュー戦は動ききれず4着となったが1度使われて一気の上昇。素晴らしい脚を見せての差し切り勝ちだった。勝った相手を考えればかなり期待してもいい。ドゥラエレーデは正直勝ちに行っての2着だったので正直敗れたのは残念だが、まだ2戦目なので色々な選択肢を試してみてほしい。ダートとか走らせると意外と化けそう。

2022/7/31中央競馬回顧+今週の出来事

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rスクーバー(父ヘニーヒューズ)5

新潟2サトノヴィレ(父デクラレーションオブウォー)3

新潟5Rダノントルネード(父ハーツクライ)5

新潟6Rフルメタルボディ(父マインドユアビスケッツ)2

札幌1Rソアラ(父ヤマカツエース)2

札幌5Rウェイビー(父サトノアラジン)3

 

新潟1Rは前走1400mを使い6着と敗れたスクーバーが距離短縮で圧勝。時計は1.11.0の2歳レコードで良馬場ながらレコードを塗り替えて見せた。強烈なパフォーマンスだったので1200m路線では注目の存在。

 

新潟5Rは上位人気2頭の熾烈なたたき合いとなったが外のダノントルネードがハナ抑えて勝利。勝ったダノントルネードも上がり32.4の脚を使い素晴らしい内容だったが、位置取りで結果が決まったようなレースだった。上位4頭は今後も注目したい。

 

今週の出来事

15年JDD、18年フェブラリーS勝ち馬ノンコノユメ(セ10)が引退

函館記念で4着に入ったウインイクシード(牡8)が中央登録抹消→大井競馬へ移籍

21年日本ダービー4着以来のレースとなり関越Sに出走したグレートマジシャンがレース中に故障し、その後安楽死措置が取られる

20年きさらぎ賞勝ち馬で7/24の中京記念に出走し16着と敗れたコルテジア(牡5)が右手中間手根骨を骨折

20年オールカマー勝ち馬のセンテュリオ(牝7)が繋養先で亡くなる

97.98年キングジョージ連覇のスウェイン(Swain)(牡30)が亡くなる

8/14のジャックルマロワ賞が馬券発売決定

 

キングジョージ2着のトルカータタッソ(Torquator Tasso)(牡5)は昨年と同じくバーデン大賞から凱旋門賞

米所属馬として95年京王杯SCを制したドゥマーニ(Dumaani)(牡31)が亡くなる

22年英ダービー勝利後休養しているデザートクラウン(Desert Crown)(牡3)は今期全休を発表、なお来年も現役は続行の予定

 

 

AGヴァンダービルトH(G1)米3歳以上ダ1200m    
勝ち馬ジャッキーズウォリアー(Jackie's Warrior)(牡4)    
映像https://youtu.be/UDUCWyU6AIE    

ここは圧倒的人気をジャッキーズウォリアーが集め1倍台前半のオッズ、現在G1チャーチルダウンズShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023を含む3連勝で短距離路線の主役となる一頭。

同レースも公開調教ばりの圧巻のレース。好スタートから先手を取ると最後までスピードを違いを見せつけてノーステッキで大楽勝。G1 2勝を含む4連勝。昨シーズンで唯一6着と苦杯をなめたBCスプリントに向けて順調にシーズンを消化していっている。

次走は8/27のフォアゴーSを予定。

 

ジムダンディS(G2)米3歳ダ1800m    
勝ち馬エピセンター(Epicenter)(牡3)    
映像https://youtu.be/7kbuyel0Xso

4頭立てながら好メンバーがそろった一戦。人気順としてはケンタッキーダービープリークネスSで2着となったエピセンター。G1では勝ちきれなかったもののこの路線の中心的存在なことは変わらず仕切り直しの一戦。

これにそのプリークネスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438093033467でエピセンターを撃破したアーリーヴォーティング(Early Voting)、ケンタッキーダービーで3着に入ったゼンダン(Zendon)、同じくケンタッキーダービーで7着の後、G3を勝って同レース参戦のトーニーポート(Towny Port)が続いた。

   

レースは4番ゼッケンがアーリーヴォーティングが主張して先頭に立ち、外からゼンダンが続いて2番手、内のトーニーポートが3番手、エピセンターは最後方からの追走となった。

直線向いたところではアーリーヴォーティングが先頭をキープしていたが、手応え悪く後ろに飲み込まれると、4頭が横並びとなった所の一番外から一気にエピセンターが交わし切って勝利で惜敗に終止符。ゼンダンが2着に入り、トーニーポートが3着、アーリーヴォーティングは4着に沈んだ。

なお勝ったエピセンターは次走に8/27のトラヴァーズSを予定しており、ダービーを制したリッチストライクとの再戦に注目。

 

ビングクロスビーS(G1)米3歳以上ダ1200m    

勝ち馬アメリカンセオレム(American Theorem)(牡5)    
映像https://youtu.be/DtH9WUSrAac

道中は中団外を追走したアメリカンセオレムが4角で早々前を飲み込んで先頭に立つと、後続の追撃を振り切って快勝。前走から連勝でG1は初制覇となった。

 

ナッソーS(G1)英3歳以上牝馬芝2000m    
勝ち馬ナシュワ(Nashwa)(牝3)    
映像https://youtu.be/Ho5mG00KxKs

人気は仏オークスhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102267116を制したナシュワが断然人気。レースはスタート一息で後方からのレースとなったが慌てることなく後方からレースを運び直線では大外も持ち出すと力の違いを見せつけて差し切り勝ち。前走からG1連勝となった。今後はオペラ賞とBCフィリー&メアターフを目標にするとのこと。

 

サセックスS(G1)英3歳以上芝1600m    
勝ち馬バーイード(Baaeed)(牡4)    
映像https://youtu.be/x8G2sK6aooc

コリーバスが回避し7頭立て。

中心はもちろんバーイード、ここまで8戦全勝でG1は4連勝中。世界レーティング首位に立つ最強マイラー。これに前走ジュライChttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889895765891で復活を果たした昨年の勝ち馬アルコールフリー(Alcohol Free)、昨年のBCジュベナイルターフhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438032986193、今年の仏2000ギニーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438091210290勝ち馬モダンゲームズ(Modern Games)、前走G2を快勝したBCマイル勝ち馬オーダーオブオーストラリア(Order Of Australia)などが続き、日本からは今年のゴドルフィンマイルを制したバスラットレオンが参戦した。

 

レースはバスラットレオンが注文を付けて先頭に立ちペースを落としながら運ぶ。バーイードは中団やや後ろといつもよりは後ろからレースを進めた。直線向いてバスラットレオンが一気に後ろを離し押切を図ったが、大外から一頭だけ違う手応えでバーイードが一気に進出してくると粘るバスラットレオン、内から上がってきたモダンゲームズを完封。一気の抜け出しで完勝。9連勝で無敗はここも継続となった。

内から鋭く伸びてきたモダンゲームズが2着に入り、3着にアルコールフリー、4着にバスラットレオンが残り、人気の一角だったオーダーオブオーストラリアは7着に敗れた。

勝ったバーイードは予定通り距離を伸ばし英インターナショナルSから結果次第でQE2世Sか英チャンピオンに向かうとの事。英チャンピオンSに出走となればヴァデニと当たる可能性があるので今から非常に楽しみ。

また4着のバスラットレオンは大健闘の4着。このあと出走予定のジャックルマロワ賞に大きな弾みが付き今後の続戦も楽しみにしたい。

 

グッドウッドC(G1)英3歳以上芝3200m    
勝ち馬キプリオス(Kyprios)(牡4)    
映像https://youtu.be/0YqgqbElM1s

オッズ的にはこの路線お馴染みの3頭が人気を集め、人気順では前走ゴールドChttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102267116を制したキプリオス、昨年の同レース勝ち馬でここまで5連勝中のトゥルーシャン(Trueshan)、この路線のチャンピオンでここはFデットーリ騎手からAアッゼニ騎手にスイッチしてきたストラディバリウス(Stradivarius)の3頭。

道中は2番手にキプリオス、その真後ろにストラディバリウス、更にその真後ろにトゥルーシャンと人気上位は固まった状態で直線へ。

トゥルーシャンが早めに動きストラディバリウスを蓋するようにキプリオスに並びかけていく。進路を失ったストラディバリウスは内に切り返して前に迫っていく。3頭が抜け出したが、最後はキプリオスが辛くもストラディバリウスを抑えきって勝利。前走ゴールドカップに続きG1連勝。2着にはスムーズさを欠きながらも猛追したストラディバリウスが入り、早仕掛けだったトゥルーシャンは最後力尽きて3着となった。

なおレース後、ここで引退を示唆されていたストラディバリウスは現役を続行し、ロンズデールCを示唆しているとの事。

 

ゴードンS(G3)英3歳芝2400m    

勝ち馬ニューロンドン(New London)(牡3)    
映像https://youtu.be/J18uS4Uyxx0

英ダービー2着以来の一戦となったフーヤマル(Hoo Ya Mal)が注目を集めていたが、これを抑え1番人気となったのがニューロンドン、5月のチェスターヴァーズではチェンジングオブザガードにマイペースでいかれ2着と敗れたがこのレース以外は負けなしでここに臨んできた。レースでは馬場の外から前を飲み込むように先頭に立つと最後は後ろを引き離す強い勝ち方で快勝。初の重賞制覇となった。なお、フーヤマルは鞍上Rムーア騎手が直線半ばでムチを落とし使えない状況だったということもあってか伸びきれず3着となった。

 

ダルマイヤー大賞(G1)独3歳以上芝2000m    
勝ち馬サンマルコ(Sammarco)(牡3)    
映像https://youtu.be/EeETGvwwBX4

前走ドイツダービーを制したサンマルコhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889893529435が好位3番手イン追走から直線鋭く馬群を抜け出し勝利。前走ドイツダービーに続きG1連勝。近年同レースではスカレティ、バーニーロイ、ベンバトルなど遠征馬の勝利が目立っていたが17年イキートス以来久々にドイツ馬の勝利となった。

 

 

 

 

2022/7/30中央競馬回顧

新潟10R 豊栄特別(芝1600m) 勝ち馬ママコチャ牝3(父クロフネ)

かなりの好メンバーが揃った同レース。道中は好位追走のママコチャがあっさり抜け出して完勝。1勝クラスからの連勝で2勝クラス突破を決めた。

2歳時はファンタジーS3着、3歳春はエルフィンS2着と結果を出しながらも爪の不安で無理せず春は休み夏から始動したママコチャ。春無理しなかったことがしっかりと結果に表れ1600mの距離延長にも対応して見せた。全姉にソダシがいる血統で姉同様妹も注目の存在となってきそう。

 

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rシルバーデューク(父シルバーステート)4

新潟5Rリバティアイランド(父ドゥラメンテ)5

新潟6Rニシキギミッチー(父ヘニーヒューズ)2

札幌1Rアネモス(父ビッグアーサー)4

札幌5Rブライトファントム(父カレンブラックヒル)3

 

新潟5Rのリバティアイランドは道中中団待機から直線外に持ち出されると上がり31.4の末脚を繰り出し2着に3馬身差を付けて快勝。上がり3Fの異常な時計は素晴らしいが新潟の軽い馬場専用機の可能性もありそうな気がするので少し評価は下げた。同レースでは4着のイコノスタシスも追い出し遅れながら32.1の脚を使っておりこちらも今後追いかけたい。