新潟3R 3歳未勝利(ダ1800m) 勝ち馬エルゲルージ牡3(父ドゥラメンテ)
ここまで4戦芝を使い惜しいレースを続けていたエルゲルージ。ここが初ダートとなったが、2番手追走から直線も楽な手ごたえのまま一気に突き放し6馬身差の圧勝。
抜け出したときの脚が他の馬とは違う回転力で、未勝利ながらまずまずのメンバーが揃ったが全く相手にしなかったOPまではスムーズに上がっていきそう。
新潟11R レパードS(G3)(ダ1800m) 勝ち馬カフジオクタゴン牡3(父モーリス)
非常に好メンバーのそろった一戦。
レースは中団外を追走したカフジオクタゴンが外々を回す強気な競馬を見せながら、人気のタイセイドレフォン、ハピを抑えて初の重賞制覇。鞍上Vホー騎手も来日初の重賞制覇となった。かったカフジオクタゴンは2勝クラスに続き連勝。デビュー戦と4戦目は伏竜Sを制したデリカダの2着があるなどこの世代上位相手に差のない競馬をしており、前走を見てもこの路線の世代では上位争いができる一頭だったのだろう。
2着にはタイセイドレフォンが入った、こちらは2走前の鳳雛Sでハピの2着の後、前走2勝クラスは大楽勝。ここも好位から立ち回り強い内容だった。
3着ハピはJDD4着以来のレース。後方からうまくさばいてきたがあと一歩及ばず3着。個人的にはそれほど切れるイメージがないのでもう少しポジションを取ってほしい。
そして人気ではホウオウルーレットが5着。こちらは位置も後ろだったが、4角での不利も痛かった。もう少しスムーズなら重賞も勝てるレベルにあると思われる。
新馬評価 1~6段階で表示
新潟1Rサイモンオリーブ(父ダイワメジャー)3
新潟2Rフィンガークリック(父マインドユアビスケッツ)2
新潟5Rムーンスカイ(父トゥザワールド)3
新潟6Rミトノオー(父ロゴタイプ)4
札幌1Rサトノミスチーフ(父イントゥミスチーフ(Into Mischief))4
札幌5Rエイトスターズ(父ジャスタウェイ)4
今週の出来事
20年中山牝馬S、福島牝馬Sを制したフェアリーポルカ(牝6)が引退
12年金鯱賞1着、有馬記念2着の実績があるオーシャンブルー(牡14)が亡くなる
21年秋華賞、22年VM2着のファインルージュ(牝4)が引退
シャーガーカップは英愛選抜チームが優勝、個人総合はNカラン騎手が優勝
テストS(G1)米3歳牝ダ1400m
勝ち馬チャイタウンレディ(Chi town Lady)(牝3)
映像https://youtu.be/to42osgoZA0
人気は前走エイコーンを制したマタレヤ(Matareya)が1.3倍の断然人気。レースは
対抗格だったホットペッパーズ(Hot Peppers)がペースを作り、マタレヤは4番手インを追走。
直線は内からポジションを上げ前に取り付いてきたマタレヤがホットペッパーズに並びかけていき交わすかに思えたが、さらに外からものすごい脚で追い込んできたチャイタウンレディが一気の脚で差し切り勝ち。最終的にはホットペッパーズが2着に残し断然人気のマタレヤが3着の敗れた。
勝ったチャイタウンレディは一頭離れた最後方待機から直線勝負で見事豪脚を発揮しての差し切りとなった。チャイタウンレディはここまで重賞で連敗続きだったが思い切った競馬で大きなステップアップとなった。
ホイットニーS(G1)米4歳以上ダ1800m
勝ち馬ライフイズグッド(Life Is Good)(牡4)
映像https://youtu.be/B8ewyEAiiSU
5頭立てながら豪華メンバーのそろった一戦。
1番人気はライフイズグッド、今年のペガサスワールドカップ勝ち馬でフライトラインと双璧をなして米トップを走る一頭。ここの大本命に支持された。
これに重賞4連勝でここに挑んできたオリンピアド(Olympiad)、この路線お馴染みのホッドロッドチャーリー(Hot Rod Charlie)、ここまで9戦して馬券外なしの安定感を誇るハッピーセイバー(Happy Saver)の順
レースは一番外から勢いよく飛び出したライフイズグッドが先手を取り、2番手からホットロッドチャーリー、3番手からオリンピアド、4番手からハッピーセイバーが追走。
3.4コーナーでは後続もグーっと押し寄せてきて直線へ。直線向いた所ではライフイズグッドの手応えが怪しく、内から上がってきた同厩舎のハッピーセイバーが強襲。外からはホットロッドチャーリーも迫る。一旦ハッピーセイバーに並ばれたライフイズグッドだったが、ここからしぶとく脚を使って粘り、最終的には2.3着を離して2馬身差をつけての快勝。厳しいレースながらも底力を見せて力を証明した。
きわどくなった2着争いはハッピーセイバーが頭凌ぎこれで5戦連続の2着、3着にホットロッドチャーリー、オリンピアド離された4着に終わった。
サラトガダービー(G1)米3歳芝1900m
勝ち馬ネイションズプライド(Nations Pride)(牡3)
映像https://youtu.be/_K4zhTYuwW8
サラトガダービー
上位10倍以下は4頭おり、まずはネイションズプライド、英国からの遠征馬で前走はベルモントダービーが2着。続戦でのG1初制覇を狙う。これに地元でリステッドを快勝したアナポリス(Annapolis)、ネイションズプライドと同じく欧州からの遠征馬でベルモントダービー3着のストーンエイジ(Stone Age)、そしてベルモントダービー勝ち馬のクラシックコーズウェイ(Classic Causeway)が続いた。
レースは前走同様クラシックコーズウェイがハナを取りネイションズプライドは好位3番手のイン。その集団にストーンエイジ、少し離れた所からアナポリスが続いた。
4コーナー回って手ごたえ良くクラシックコーズウェイが先頭で直線へ。向いたところではクラシックコーズウェイが先頭だったが、外からネイションズプライドが前を捉えると最後は後ろを離しての完勝でG1初制覇となった。1 3/4馬身差の2着には内からスルスルと上がってきた地元のアナポリス、3着に逃げたクラシックコーズウェイが入り、ストーンエイジは見せ場なく5着に敗れた。
クレメントLハーシュS(G1)米3歳以上牝馬ダ1700m
勝ち馬ブルーストライプ(Blue Stripe)(牝5)
映像https://youtu.be/hha8zgtEVog
人気は牝馬ダート路線お馴染みのシーデアズザデビル(Shedaresthedevill)、前走G2を快勝しての参戦で今年初G1勝利を目指してのレースになった。
これに続いたのがプライベートミッション(Private Mission)、ここまでG1勝利はないものの、前走G2のサンタマリアSを制しての参戦。同じくサンタマリアSを使い2着だったブルーストライプの順。
レースは2番手追走の3.4角で手応えよく前を捉えて先頭に変わったが、後ろから勢いよくブルーストライプがシーデアズザデビルを交わして先頭に立つとそのまま後続も抑え切り快勝。2着には4番人気のデザートドーン(Desert Dawn)が入り、最後シーデアズザデビルは伸びきれず3着となった。
勝ったブルーストライプは昨年までアルゼンチンで走っており、昨年秋に米に移籍しBCディスタフは7着と敗れたが、今年に入ってから着実に力を付け5月に米での重賞制覇を飾るとここではG1奪取となった。
ロートシルト賞(G1)仏3歳以上牝馬芝1600m
勝ち馬サフロンビーチ(Saffron Brach)(牝4)
映像https://youtu.be/yQsygnWQlXI
人気は2頭が抜けており、前走G2を快勝し、ここに臨んできた昨年10月のサンチャリオットS勝ち馬サフロンビーチ。これに前走ジャンプラ賞を制したテネブリズム(Tenebrism)が抜けた人気。10倍以下では昨年9月のメイトロンS、10月のフォレ賞で2着に入ったパールズガロアー(Pearls Gaiore)が続いた。
レースは逃げたサフロンビーチが最後まで譲らず、ゴール付近では後ろはさらに突き放しての快勝でG1勝利。前走からの連勝でG1は2勝目となった。
2着にはテネブリズムが入り3着にはゴルディコヴァ産駒のゴルディスタイル(Goldistyle)、パールズガロアーは5着に敗れた。
モーリスドゲスト賞(G1)仏3歳以上芝1200m
勝ち馬ハイフィールドプリンセス(Highfield Princess)(牝5)
映像https://youtu.be/tkuGsphxlDw
ジュライC組が上位人気を占め再戦ムードとなった同レースだが、人気はパーフェクトパワー(Perfect Power)が最終的には1番人気。こちらは今年のコモンウェルズCの勝ち馬。前走ジュライCは7着と敗れたがスタートが決まらなかったこともあり負けたが、2歳時には同競馬場のモルニ賞を制しており逆襲は十分とみられていた。
これに豪からの遠征馬でプラチナジュビリー、ジュライCと連続で3着となっているアルトリアス(Artorius)、プラチナジュビリーで大穴をあけ、ジュライCでも2着に入ったネイヴァルクラウン(Naval Crown)が続いた。また、日本からはキングエルメスがジュライCに続き続戦となった。
レースは日本のキングエルメスが先手を取り、ネイヴァルクラウンは好位、パーフェクトパワーは中団馬群の中、アルトリアスはスタートは五分のスタートもそこからが進んでいかずかなり狭くなるシーンもあり後方からのレースとなった。
残り400mを切ったあたりでキングエルメスが捕まりネイヴァルクラウンとハイフィールドプリンセスが交わして抜け出す。しかしネイヴァルクラウンをハイフィールドプリンセスが並ばせず先頭に立つと後続の追撃を抑えて勝利。7番人気という低評価を覆し初G1初制覇となった。
2着以降も穴馬が突っ込み2着には昨年の英チャンピオンスプリント3着馬ミンザール()、3着には地元の前哨戦を勝利したギャラス()が入り、ネイヴァルクラウンは5着、アルトリアスは6着、パーフェクトパワーは7着に終わった。またキングエルメスは11着という結果に。
フィーニクスS(G1)愛2歳牡馬、牝馬芝1200m
勝ち馬リトルビッグベアー(Little Big Bear)(牡2)
映像https://youtu.be/euB5OUKav7E
今年の開幕2歳G1。人気順ではまずブラッドセル(Bradsell)、前走ロイヤルアスコットのコヴェントリーSを快勝しここが3戦目。これにデビュー戦2着の後、3連勝でここに臨んできたリトルビッグベアー、コヴェントリーS2着の後、ジュライSを制しここに臨んできたペルシアンフォース(Persian Force)が続いた。
レースではスタートでブラッドセルが大きく立ち遅れ最後方から。逃げたのはリトルビッグベアーであったが、盛り返したブラッドセルも含め5頭一団のまま残り400mを通過。人気3頭が後ろを突き放し残り200mで3頭の争いに見えたが、ここから一気の加速。最後は7馬身差を付ける圧勝でG1制覇を飾った。
2着にはペルシアンフォースが入りブラッドセルは最後失速して4着だった。
勝ったリトルビッグベアーはこれで4連勝。非常にインパクトのある勝ち方で今後にかなり期待が持てる結果となった。
独オークス(G1)独3歳牝馬芝2200m
勝ち馬トスカーナベル(Toskana Belle)(牝3)
映像https://youtu.be/wxnzorVQloQ
レースは全勝戦のG3を3着としたトスカーナベルが逃げの手を打つと最後までしぶとく粘り、追い込んできたワグニス(Wagnis)の猛追を凌ぎ勝利。人気の愛オークス2着馬トイ(Toy)は全く見せ場を作れず7着と敗れた。
2歳メイドン(米) ダ1100m
勝ち馬プランク(Prank)
映像https://twitter.com/thenyra/status/1553832333819756546?s=21&t=hgfuqixTgJIIKm7vVbFv1g
半兄に今年のベルモントSを制したモードニゴールがいるプランクが逃げて2着に9 3/4馬身差つけて圧勝。4角では鞍上の手がさかんに動いていたが、いつの間にか差が広がっていき最後は流す余裕もあった。血統的なことを考えれば、兄がアンクルモー産駒、本馬がイントゥミスチーフ産駒ではあるが、距離は持ちそうな印象で今後に注目。