2022/7/31中央競馬回顧+今週の出来事

新馬評価 1~6段階で表示

新潟1Rスクーバー(父ヘニーヒューズ)5

新潟2サトノヴィレ(父デクラレーションオブウォー)3

新潟5Rダノントルネード(父ハーツクライ)5

新潟6Rフルメタルボディ(父マインドユアビスケッツ)2

札幌1Rソアラ(父ヤマカツエース)2

札幌5Rウェイビー(父サトノアラジン)3

 

新潟1Rは前走1400mを使い6着と敗れたスクーバーが距離短縮で圧勝。時計は1.11.0の2歳レコードで良馬場ながらレコードを塗り替えて見せた。強烈なパフォーマンスだったので1200m路線では注目の存在。

 

新潟5Rは上位人気2頭の熾烈なたたき合いとなったが外のダノントルネードがハナ抑えて勝利。勝ったダノントルネードも上がり32.4の脚を使い素晴らしい内容だったが、位置取りで結果が決まったようなレースだった。上位4頭は今後も注目したい。

 

今週の出来事

15年JDD、18年フェブラリーS勝ち馬ノンコノユメ(セ10)が引退

函館記念で4着に入ったウインイクシード(牡8)が中央登録抹消→大井競馬へ移籍

21年日本ダービー4着以来のレースとなり関越Sに出走したグレートマジシャンがレース中に故障し、その後安楽死措置が取られる

20年きさらぎ賞勝ち馬で7/24の中京記念に出走し16着と敗れたコルテジア(牡5)が右手中間手根骨を骨折

20年オールカマー勝ち馬のセンテュリオ(牝7)が繋養先で亡くなる

97.98年キングジョージ連覇のスウェイン(Swain)(牡30)が亡くなる

8/14のジャックルマロワ賞が馬券発売決定

 

キングジョージ2着のトルカータタッソ(Torquator Tasso)(牡5)は昨年と同じくバーデン大賞から凱旋門賞

米所属馬として95年京王杯SCを制したドゥマーニ(Dumaani)(牡31)が亡くなる

22年英ダービー勝利後休養しているデザートクラウン(Desert Crown)(牡3)は今期全休を発表、なお来年も現役は続行の予定

 

 

AGヴァンダービルトH(G1)米3歳以上ダ1200m    
勝ち馬ジャッキーズウォリアー(Jackie's Warrior)(牡4)    
映像https://youtu.be/UDUCWyU6AIE    

ここは圧倒的人気をジャッキーズウォリアーが集め1倍台前半のオッズ、現在G1チャーチルダウンズShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023を含む3連勝で短距離路線の主役となる一頭。

同レースも公開調教ばりの圧巻のレース。好スタートから先手を取ると最後までスピードを違いを見せつけてノーステッキで大楽勝。G1 2勝を含む4連勝。昨シーズンで唯一6着と苦杯をなめたBCスプリントに向けて順調にシーズンを消化していっている。

次走は8/27のフォアゴーSを予定。

 

ジムダンディS(G2)米3歳ダ1800m    
勝ち馬エピセンター(Epicenter)(牡3)    
映像https://youtu.be/7kbuyel0Xso

4頭立てながら好メンバーがそろった一戦。人気順としてはケンタッキーダービープリークネスSで2着となったエピセンター。G1では勝ちきれなかったもののこの路線の中心的存在なことは変わらず仕切り直しの一戦。

これにそのプリークネスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438093033467でエピセンターを撃破したアーリーヴォーティング(Early Voting)、ケンタッキーダービーで3着に入ったゼンダン(Zendon)、同じくケンタッキーダービーで7着の後、G3を勝って同レース参戦のトーニーポート(Towny Port)が続いた。

   

レースは4番ゼッケンがアーリーヴォーティングが主張して先頭に立ち、外からゼンダンが続いて2番手、内のトーニーポートが3番手、エピセンターは最後方からの追走となった。

直線向いたところではアーリーヴォーティングが先頭をキープしていたが、手応え悪く後ろに飲み込まれると、4頭が横並びとなった所の一番外から一気にエピセンターが交わし切って勝利で惜敗に終止符。ゼンダンが2着に入り、トーニーポートが3着、アーリーヴォーティングは4着に沈んだ。

なお勝ったエピセンターは次走に8/27のトラヴァーズSを予定しており、ダービーを制したリッチストライクとの再戦に注目。

 

ビングクロスビーS(G1)米3歳以上ダ1200m    

勝ち馬アメリカンセオレム(American Theorem)(牡5)    
映像https://youtu.be/DtH9WUSrAac

道中は中団外を追走したアメリカンセオレムが4角で早々前を飲み込んで先頭に立つと、後続の追撃を振り切って快勝。前走から連勝でG1は初制覇となった。

 

ナッソーS(G1)英3歳以上牝馬芝2000m    
勝ち馬ナシュワ(Nashwa)(牝3)    
映像https://youtu.be/Ho5mG00KxKs

人気は仏オークスhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102267116を制したナシュワが断然人気。レースはスタート一息で後方からのレースとなったが慌てることなく後方からレースを運び直線では大外も持ち出すと力の違いを見せつけて差し切り勝ち。前走からG1連勝となった。今後はオペラ賞とBCフィリー&メアターフを目標にするとのこと。

 

サセックスS(G1)英3歳以上芝1600m    
勝ち馬バーイード(Baaeed)(牡4)    
映像https://youtu.be/x8G2sK6aooc

コリーバスが回避し7頭立て。

中心はもちろんバーイード、ここまで8戦全勝でG1は4連勝中。世界レーティング首位に立つ最強マイラー。これに前走ジュライChttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889895765891で復活を果たした昨年の勝ち馬アルコールフリー(Alcohol Free)、昨年のBCジュベナイルターフhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438032986193、今年の仏2000ギニーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438091210290勝ち馬モダンゲームズ(Modern Games)、前走G2を快勝したBCマイル勝ち馬オーダーオブオーストラリア(Order Of Australia)などが続き、日本からは今年のゴドルフィンマイルを制したバスラットレオンが参戦した。

 

レースはバスラットレオンが注文を付けて先頭に立ちペースを落としながら運ぶ。バーイードは中団やや後ろといつもよりは後ろからレースを進めた。直線向いてバスラットレオンが一気に後ろを離し押切を図ったが、大外から一頭だけ違う手応えでバーイードが一気に進出してくると粘るバスラットレオン、内から上がってきたモダンゲームズを完封。一気の抜け出しで完勝。9連勝で無敗はここも継続となった。

内から鋭く伸びてきたモダンゲームズが2着に入り、3着にアルコールフリー、4着にバスラットレオンが残り、人気の一角だったオーダーオブオーストラリアは7着に敗れた。

勝ったバーイードは予定通り距離を伸ばし英インターナショナルSから結果次第でQE2世Sか英チャンピオンに向かうとの事。英チャンピオンSに出走となればヴァデニと当たる可能性があるので今から非常に楽しみ。

また4着のバスラットレオンは大健闘の4着。このあと出走予定のジャックルマロワ賞に大きな弾みが付き今後の続戦も楽しみにしたい。

 

グッドウッドC(G1)英3歳以上芝3200m    
勝ち馬キプリオス(Kyprios)(牡4)    
映像https://youtu.be/0YqgqbElM1s

オッズ的にはこの路線お馴染みの3頭が人気を集め、人気順では前走ゴールドChttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438102267116を制したキプリオス、昨年の同レース勝ち馬でここまで5連勝中のトゥルーシャン(Trueshan)、この路線のチャンピオンでここはFデットーリ騎手からAアッゼニ騎手にスイッチしてきたストラディバリウス(Stradivarius)の3頭。

道中は2番手にキプリオス、その真後ろにストラディバリウス、更にその真後ろにトゥルーシャンと人気上位は固まった状態で直線へ。

トゥルーシャンが早めに動きストラディバリウスを蓋するようにキプリオスに並びかけていく。進路を失ったストラディバリウスは内に切り返して前に迫っていく。3頭が抜け出したが、最後はキプリオスが辛くもストラディバリウスを抑えきって勝利。前走ゴールドカップに続きG1連勝。2着にはスムーズさを欠きながらも猛追したストラディバリウスが入り、早仕掛けだったトゥルーシャンは最後力尽きて3着となった。

なおレース後、ここで引退を示唆されていたストラディバリウスは現役を続行し、ロンズデールCを示唆しているとの事。

 

ゴードンS(G3)英3歳芝2400m    

勝ち馬ニューロンドン(New London)(牡3)    
映像https://youtu.be/J18uS4Uyxx0

英ダービー2着以来の一戦となったフーヤマル(Hoo Ya Mal)が注目を集めていたが、これを抑え1番人気となったのがニューロンドン、5月のチェスターヴァーズではチェンジングオブザガードにマイペースでいかれ2着と敗れたがこのレース以外は負けなしでここに臨んできた。レースでは馬場の外から前を飲み込むように先頭に立つと最後は後ろを引き離す強い勝ち方で快勝。初の重賞制覇となった。なお、フーヤマルは鞍上Rムーア騎手が直線半ばでムチを落とし使えない状況だったということもあってか伸びきれず3着となった。

 

ダルマイヤー大賞(G1)独3歳以上芝2000m    
勝ち馬サンマルコ(Sammarco)(牡3)    
映像https://youtu.be/EeETGvwwBX4

前走ドイツダービーを制したサンマルコhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889893529435が好位3番手イン追走から直線鋭く馬群を抜け出し勝利。前走ドイツダービーに続きG1連勝。近年同レースではスカレティ、バーニーロイ、ベンバトルなど遠征馬の勝利が目立っていたが17年イキートス以来久々にドイツ馬の勝利となった。