2021BCデー結果

土曜

6R  BCジュベナイルターフスプリント(G2)(2歳 芝1000m)

勝ち馬トワイライトグリーミング(Twilight Gleming)

映像 https://youtu.be/BmRM4htwiHs

人気の一角であったトワイライトグリーミングが好スタートから押し切っての勝利。

直線が短い競馬場でのスプリント戦らしいレースとなった。

昨年のゴールデンパルに続き同馬主、同厩舎、同騎手での勝利。

勝ち馬は事前の紹介にも合った通り6月の英国遠征にて2着にきており、個人的にも覚えていたのでこの勝利はうれしいこと。来年もロイヤルアスコット開催を目指すとのことなので要注目。

 

7R BCジュベナイルフィリーズ(G1)(2歳牝馬 ダ1700m)

勝ち馬エコーズールー(Echo Zulu)

映像 https://youtu.be/k16sjVDzJu8

逃げたエコーズールーがマイペースでラップを刻むと最後の直線入ったところで勝負あり。あとは突き放す一方で2着に5馬身近い差を付ける楽勝劇。2番人気のジュジュズマップは2着、3番人気のヒドゥンコレクションは4着だった。

文句なしに今年の2歳牝馬チャンピオンといっていいだろう。

勝ったエコーズールーはこれで4戦4勝。父はガンランナーで本年が初年度産駒。初年度産駒から怪物クラスを出現させただけにガンランナーの株はうなぎのぼり。さらに同レースは牡馬同条件のジュベナイルより時計が速かったという点が大きく評価されたいる。来年の牝馬路線の中心といって間違いないだろう。

 

8R BCジュベナイルフィリーズターフ(G1)(2歳牝馬 芝1600m)

勝ち馬ピッツァビアンカ(Pizza Bianca)

映像 https://youtu.be/LiM5N1IQwB4

ジョッキーCAM https://youtu.be/L0DmogCtpSE

道中は後方インを追走していたピッツァビアンカが直線内に持ち出されるとスルスルと馬群を抜けてきて最後は先に抜け出したカシェットを捉えると後続も抑え込んだ。

勝ったピッツァビアンカは前走カナダのG1を使い2着からの参戦だった。

鮮やかな差し切りっぷりは見事だったが同レースはなんといっても鞍上Jオルティスの好騎乗に尽きる。狭いデルマー競馬場で内を突き捌き切る神騎乗。普段乗りなれているジョッキーだからこそなしえる技だったかもしれない。

 

9R BCジュベナイル(G1)(2歳牡馬騙馬 ダ1700m)

勝ち馬コーニッシュ(Corniche)

映像 https://youtu.be/AG1WarI8Y50

人気を集めていたジャッククリストファーが回避となったことで1番人気に支持されたコーニッシュが人気に応えて快勝。これでデビューから3戦3勝とした。

また、人気のコマンドパフォーマンスは4着に敗れた。日本から遠征したジャスパーグレイトは10着入線。

勝ったコーニッシュはBバファート厩舎のクオリティロード産駒。お馴染みMスミス騎手とのタッグ。ただ、人気に応えての快勝ではあったが、上記でも挙げたように時計が牝馬限定よりも遅かったのを見るにレベル的には疑問。来年の中心とまでは言えないかもしれないだけに年内の牡馬2歳重賞はまだ見ていく必要がありそう。

 

10R BCジュベナイルターフ(G1)(2歳牡馬騙馬 芝1600m)

勝ち馬モダンゲームス(Modern Games)

映像 https://youtu.be/N_1od1PLa68

色々と話題になったレース。1番枠に入っていたモダンゲームスだが隣の2番枠で同厩舎のアルバーがゲート内で暴れて出走取り消しに。それと同時にどんな手違いかはわかりませんが1番にモダンゲームスも出走取り消し扱いに。

ただ、主催者側は出走取り消しと判断したものの実際は出走できる状態であり、陣営も問題なしと判断した為出走可に。

しかし、一度取り消しとした馬を再度馬券発売対象にはできない為、取り消し扱いながらレースに出走という日本では考えられないような展開。

そして不幸にもモダンゲームスが勝ってしまい、賞金だけをきっちりゲット。レース上の勝ち馬としてはモダンゲームス。ただ、馬券上としてはモダンゲームスはいないもの扱いなので2着のティズザボムが単勝払い戻しとなり、2-4着までが馬券の的中対象の扱いとなった。

ちなみに後から追加したのか元からあったのかはわかりませんがJRAが馬券発売した際にスクラッチ馬が出たがレースに出走してきた場合は出走取り消し扱いとするという風な記載がありました()

 

日曜

2R サラブレッドアフターケア アライアンスS(G2)(3歳以上 ダ2600m)

勝ち馬ローンロック(Lone Rock)

映像 https://youtu.be/Hlv3q6pTVAE

人気二頭のワンツーとなったが、同レースはローンロックに軍配。

6月のブルックリンSに続きこの路線では安定した強さを誇る。6歳馬ではあるが、同路線はなかなか強い馬も出てこないので現役続行するなら来年もこの馬はこの路線における大きな存在となりそう。

 

3R ゴルディコヴァS(G2)(3歳以上牝馬 芝1600m)

勝ち馬ゴーインググローバル(Going Global)

映像 https://youtu.be/LU2Q-TCnSCE

前走デルマーオークスを勝っての参戦となったゴーインググローバルが快勝。今年に入って一度も連を外していない安定感の同馬がここでもきっちり結果で応えてみせた。

牝馬相手ならもう十分力を見せてきてるのでぜひとも来年は牡馬相手にレースをして欲しい所。

 

4R BCフィリー&メアスプリント(G1)(3歳以上牝馬 ダ1400m)

勝ち馬シーシー(Ce Ce)

映像 https://youtu.be/7yAhQl4otZQ

前に行ったガミーンとベラソフィアの2頭がハイペースで止まったところを後方から末脚一閃で追い込んできたシーシーが一気に突き付けての快勝。ガミーンは3着。ベラソフィアは4着だった。

昨年G1を2勝しているものの、今年は成績的には今一つで人気も3.4着馬の2頭から少し離れた3番人気だっただけに勝つまでは至らないだろうと思われたいただけに痛快なレース結果。

人気のガミーンとベラソフィアはさすがにハイペースが応えたのか直線はさっぱりだったが、能力差で劣っているわけではないので展開ひとつといったところか。

 

5R BCターフスプリント(G1)(3歳以上 芝1000m)

勝ち馬ゴールデンパル(Goldebn Pal)

映像 https://youtu.be/on4XADVue6w

ロケットスタートでハナを取り切ったゴールデンパルが最後までリードを保ち切ってのゴール。昨年のジュベナイルスプリントに続き快速スプリンターが圧巻のレース。

実況に「ロケットスタート」と評されるほど圧巻の速さでスタート100mで勝負ありというようなレースっぷりであった同馬は以外にもこれがG1は初制覇。3歳馬ということもあり来年も現役は続けそうな感じなので今年ナンソープSでは7着と敗れたが、来年の遠征も期待したい所。

注目所だと、スプリントカップを制したエマラーティアナは4着。

前走アベイユドロンシャン賞(G1)を制したアケースオブユーは5着

昨年の同レース勝ち馬のグラススリッパーズは8着。

アルクオズスプリントを制したエクストラヴァガンキッドは9着だった。

 

6R BCダートマイル(G1)(3歳以上 ダ1600m)

勝ち馬ライフイズグッド(Life Is Good)

映像 https://youtu.be/weTir7RXs7I

断然人気に支持されたライフイズグッドがハナを取りハイペースでレースを進めると最後は突き放す余裕も見せ圧勝。幻のダービー馬と評されていた同馬が圧巻のレースでG1初制覇。

半マイル通過44.94のハイラップでかっ飛ばすと最後まで止まるところか最後は差を付けてのゴール。正直パフォーマンスだけでいえばクラシックのニックスゴーをも上回るレベルのパフォーマンス。来年は距離を伸ばしてきそうなのでクラシックはこの馬かもしれない。

順調ならペガサスに出てきそうなのでニックスゴーとの対戦を期待。

日本から遠征したピンシャン、ジャスパープリンスは共に7.8着。

 

7R BCフィリー&メアターフ(G1)(3歳以上牝馬 芝2200m)

勝ち馬ラヴズオンリーユー

映像 https://youtu.be/bAWGPBwd74o

中団からレースを進めたラヴズオンリーユーが先に抜け出したマイシスターナット、ウォーライクゴッデスを真ん中から抜け出してきてゴール寸前で差し切り勝ち。

日本馬初のBC制覇となった。

勝ったラヴズオンリーユーは説明不要ではあると思いますが、5歳の牝馬で今年のQE2世カップの勝ち馬、前走の札幌記念2着からの参戦となったが、見事のレースをしてくれた。個人的には川田騎手が喜びを爆発させてたのが印象的。

 

8R BCスプリント(G1)(3歳以上 ダ1200m)

勝ち馬アロハウエスト(Aloha West)

映像 https://youtu.be/4YxMifQP5ls

道中は中団からレースを進めたアロハウエストがゴール寸前で粘るドクターシヴィルを捉え切って鮮やかな差し切り勝ち。これが重賞2度目の挑戦で初重賞はG1となった。

アロハウエストは今年デビューの4歳馬で今年の9月までは条件戦でうろうろしてたような馬。前走重賞初挑戦のG2で2着に来ると一気の天下取り。最後の差し脚は見事だった。

断然人気だったジャッキーズウォリアーはハイペースで沈み6着。日本のマテラスカイは5着だった。

 

9R BCマイル(G1)(3歳以上 芝1600m)

勝ち馬スペースブルース(Space Blues)

映像 https://youtu.be/QEsZgXAc_as

好位追走のスペースブルースが直線早々抜け出しての完勝。ラストランを勝利し、有終の美を飾った。

昨年のモーリスドゲスト賞、今年のフォレ賞を制したスペースブルースはこれでG1を3勝目。父Dubawiと同じゴドルフィンの生産馬。前走のフォレ賞は後方一気の競馬であったが、打って変わって好位追走からの押切りでこれをされては他はかなわないというようなレースであった。この辺はさすがビュイック騎手といったところ。今開催でもゴドルフィン、アップルビー、ビュイックコンビで勝ちまくり今年を象徴するような結果となった。

日本から参戦したヴァンドギャルドは12着だった。

 

10R BCディスタフ(G1)(3歳以上牝馬 ダ1800m)

勝ち馬マルシュロレーヌ

映像 https://youtu.be/QhelSh5SKSI

道中は後方からレースを進めたマルシュロレーヌが直線早々先頭に立つと、最後は内から差を詰めたダンバーロードを振り切ってG1制覇。歴史的な1勝となった。

あまりにも信じられないようなレースの結末でこの日はずっと興奮してたくらい衝撃的なレース。合田さんも大興奮しており、ライブ中継はなかったものの海外通の方があれだけの喜び方をしているぐらいの衝撃的なレースであった。

日本では残念ながらダートは芝の次で二流みたいな所があるので中々認知されてない所はあるが、個人的には凱旋門賞を勝つことよりも難しく名誉のあることだと思っていました。展開ドンピシャとはいえ同競馬場初騎乗で結果を残したマーフィー騎手はさすがといったところ。

人気どころだとレトルスカ、シーデアズザデビルはハイペースでぶっ飛ばしたこともあり揃って止まったが、個人的にはマラサートがマルシュロレーヌと同じような位置にいながら3着止まりだったのが以外な結果だった。3歳牝馬勢は結果的にはあまり強くなかったのかもしれない。

 

11R BCターフ(G1)(3歳以上 芝2400m)

勝ち馬ユビアー(Yibir)

映像 https://youtu.be/M7goVYNgl7c

先に抜け出したブルームを後方から追走していたユビアーが豪快に差し切って3連勝で一気のG1制覇。人気のタルナワは12着に敗れた。

ユビアーはゴドルフィン生産のDubawi産駒でマイルを制したスペースブルースと同じ父を持つ3歳馬。騙馬になってから別馬のようによくなったというコメントがあるように近3走は本当に素晴らしいレースをしている。小回りのデルマーの後方一気で差し切るという圧巻のレースぶりで来季も期待したい所。

人気のタルナワは大きく大敗してしまったが、どうも前走の疲労が抜けなかったというようなコメントであった。このレースをもって引退するようだが、状態さえ間違いなければセントマークスバシリカにあわやまで迫った一頭。いい仔を生んでほしいものです。

 

12R BCクラシック(G1)(3歳以上 ダ2000m)

勝ち馬ニックスゴー(Knicks Go)

映像 https://youtu.be/MhuszVeh86I

昨年はダートマイルをぶっちぎったニックスゴーが今年はクラシックを完勝。

10Fでもさすがのレースぶりでこの路線の決着をつける形となった。

昨年BCマイルを圧勝するとペガサスワールドカップも連勝。しかし、サウジカップで4着と敗れると続くメトロポリタンハンデでも4着と敗れ終わったかと思われたが、その後は同レースを含めて4連勝。この路線では文句なしに今年のチャンピオンといっていいだろう。来年はペガサスを使って引退し種牡馬入りとのことなのでライフイズグッドとの最初で最後の対決をたのしみにしたい。

2着にはメディナスピリット、3着にはエッセンシャルクオリティ、4着にはホッドロッドチャーリーが入った。