2022/6/26中央競馬回顧+今週の出来事

新馬評価 1~6段階で表示

東京5Rミシシッピテソーロ(父ダノンバラード3

阪神5Rカルロヴェローチェ(父シルバーステート)6

函館5Rカワキタマックス(父エピファネイア)2

 

阪神5Rカルロヴェローチェは満点評価。ここまでの新馬の中でも1番といってもいいメンバーが揃ったが、勝ったのは3番手追走から直線楽に抜け出してきたカルロヴェローチェ。道中は少し頭が上がるシーンもあったが、直線は鋭く抜けて快勝だった。

勝ち馬も強かったですが、上位人気5頭が掲示板までを独占しており5着ドゥラエレーデまで今後の注目する価値があるメンバーと内容だったと思います。

 

今週の出来事

大井競馬場で開催されている羽田盃東京ダービーが交流GI(Jpn1)に格上げされJRA所属馬が南関東3冠すべて出走可能に(2024年より施行)

柴田末崎騎手が引退

凱旋門賞4勝のAヘッド元調教師が亡くなる

21年 英1000ギニー勝ち馬マザーアース(Mather Earth)(牝4)が引退

豪短距離G1を2勝しプラチナジュビリーにも参戦したホームアフェアーズ(Home Affairs)(牡3)が引退

金鯱賞勝ち馬ジャックドール(牡4)は札幌記念

22年POW勝ち馬ステートオブレスト(State Of Rest)(牡4)は距離短縮してサセックスS

Cルメール騎手6/27-8/8まで欧州で騎乗

22年 英ダービー8着のロイヤルパトロネージ(Royal Patronage)(牡3)が来月の米ベルモントダービー出走後、そのまま米へ移籍

Fデットーリ騎手とJゴスデン厩舎が距離を置くとの事

18年きさらぎ賞勝ち馬サトノフェイバー(牡7)が中央登録抹消→高知競馬へ移籍

宝塚記念はタイトルホルダー(牡4)が勝利。レース後凱旋門賞挑戦を表明

 

 

 

プリティポリーS(G1)愛3歳以上牝馬芝2000m    
勝ち馬ラペティココ(La Petite Coco)(牝4)
映像https://youtu.be/g6SiP5uVvSg

拮抗したオッズであったが、人気は前走Lを12馬身ぶっちぎって勝利したマイアストラ(My Astra)が人気の支持を集めた。条件戦とリステッドしか使ってはいないものの、ここまで大負けはしておらず前走もド派手な内容であったため注目を集めた。

これに続いたのが3歳牝馬のコンサートホール(Concert Hall)前々走の愛1000ギニーが3着、前走英オークスが4着と3歳路線においては上位争いをしていた存在。

これに愛1000ギニー6着の後、仏のG2を制しここに臨んできたパープルペイ(Purplepay)、ガネー賞を制したドリームルーパー(Dreamloper)などが続いた。

 

レースは残り300m辺りで先頭に立ったラペティココが外から追い込んできたマイアストラの追撃を半馬身抑えて勝利。昨年9月以来久々の一戦となったが、力強く抜け出し4連勝でのG1制覇となった。2着に人気のマイアストラが入り、3着には人気薄のロスカーべリー(Rosscarbery)が入ったもののこれが失格となり、繰り上がりで3着には最低人気のサンダーキス(Thunder Kiss)、コンサートホールが4着、パープルペイが5着、ドリームルーパーが6着となった。

なお3着から失格となったロスカーベリーはどうも前検量と後検量で大きな体重差がでたことから失格とのことだが、調教師側が異議申し立てをするとのことなので詳しくはわからなかったのですが、どうも何か手違いがあり体重差が出てしまったとの事なので着が戻る可能性もありそうです。

 

勝ったラペティココは昨年9月以来の実戦ながら見事なレース。その9月のレースで撃破した相手がラブ(Love)だったことを考えると力通りならこのレースぶりも納得。今後も期待したい。

 

愛ダービー(G1)愛3歳牡馬、牝馬芝2400m    
勝ち馬    ウェストオーバー(West Over)(牡3)
映像https://youtu.be/0MzTFt_O1xo

8頭で行われた今年の愛ダービー

人気は2頭が分け合い、まずは7番のウェストオーバー。今年初戦となったG3を勝利し、前走は英ダービーに出走するも不完全燃焼の3着。ここは鞍上をCキーンにスイッチして盤石の態勢。

対するは、今年の英オークスを制したチューズデイ(Tuesday)。今年初戦の未勝利戦を勝利し、英1000ギニーは3着、愛1000ギニー2着の後、距離を伸ばした前走英オークスを勝利し初のG1制覇。Aオブライエン厩舎の牡馬で出走できそうな馬がおらず、牝馬である同馬をこのレースにぶつけてきた。勝てば94年バランシーン以来の牝馬による勝利がかかった一戦となった。

レースは2番のフレンチクレイムが先手を取り、ウェストオーバーは2番手。チューズデイは後方インからの追走となった。

直線待たずして馬なりで逃げていたフレンチクレイムをウェストオーバーがあっさり交わして先頭に立つと、あとは独壇場。

リードをどんどん広げていき、前走のうっぷんを晴らす7馬身差の圧勝劇。初G1制覇を決めた。2着には英ダービーで12着とたいはいしたピズバディール(Piz Badile)が入り、3着に逃げたフレンチクレイム、人気のチューズデイは3.4角で前が詰まり、直線も進路確保の際に外の馬にぶつかるなどスムーズさを欠き4着に敗れた。

 

 

タタソールズティアラ(G1)豪3歳以上牝馬芝1400m    
勝ち馬スタータンテス(Startantes)(牝3)        

映像https://youtu.be/ahoSwTdGYqQ

道中は最後方集団のインを追走していたスタータンテスが直線馬群の内側に進路を求めると、馬群の中から突き抜けあざやか差し切り勝ち。鞍上の好騎乗もあって見事G1タイトルを奪取して見せた。これまでG1では今年2月のサラウンドSで2着があるものの、その後は馬券にすら絡めず。しかし、ここは距離を伸ばして久々の1600mで結果を出して見せた。