2022/7/17中央競馬回顧+今週の出来事
小倉6R 3歳未勝利(芝1800m) 勝ち馬ヴィスパメンテ牝3(父ドゥラメンテ)
デビュー戦でマイシンフォニーの2着に入ったヴィスパメンテ。前走未勝利が2着の後、ここが3戦目だったがきっちり勝ち切って初勝利。完勝で未勝利を脱出した。
函館10R 駒場特別(ダ1700m) 勝ち馬コパノニコルソン牡3(父コパノリッキー)
前走1勝クラスで取り上げたコパノニコルソン。1勝クラスでのレースぶり以上の強い内容で連勝。1勝クラスでは足踏みしていた同馬だが2勝クラスは1発で突破して見せた。
3勝クラスはなかなか鬼門ではあるがこの勝ちっぷりなら3勝クラスはおろかOPクラスでも期待できそうな走りだった。こちらが思っている以上のパフォーマンスをここでは見せてくれたのが今後が非常に楽しみな一頭。
新馬評価 1~6段階で表示
福島1Rアドバンスファラオ(父アメリカンファラオ(American Pharoah)4
福島2Rスムースベルベット(父ディスクリートキャット)2
福島5Rマスキュリン(父ワンアンドオンリー)2
小倉3Rゴールデンウインド(父ドレフォン)2
函館1Rマルモリディライト(父ダンカーク)3
函館5Rキミノナハマリア(父ハービンジャー)3
今週の出来事
22年ゲイムリーSを制したオーシャンロード(Ocean Road)(牝4)が腱断裂で引退
22年日本ダービー馬ドウデュース(牡3)はニエル賞を挟んでから凱旋門賞の可能性も。
またBCターフを使う可能性も示唆
G1 2着3回のディープボンド(牡5)が今年も凱旋門賞に挑戦。今年は前哨戦を使わず凱旋門賞に直行
22年ダービー2着のイクイノックス(牡3)と22年皐月賞を制しダービー7着のジオグリフ(牡3)は共に天皇賞秋へ、ジオグリフは香港C挑戦も示唆
22年宝塚記念6着のエフフォーリア(牡4)も同じく天皇賞秋へ
21年コーフィールドCを含む9連勝でメルボルンカップに挑み2着の後、怪我で休養しているインセンティヴァイス(Incentivise)は怪我の治りが悪く春シーズンでの復帰を早々に断念
22年宝塚記念9着のステイフーリッシュ(牡7)はドーヴィル大賞典→凱旋門賞へ
英国競馬統括機構がジョッキーのムチ使用ルールを改訂し、ルール違反における失格うや制裁対象を追加
22年安田記念を制したソングライン(牝4)はセントウルSをステップにBCマイルへ
22年安田記念2着のシュネルマイスター(牡4)はスプリンターズS→マイルCSへ
22年英ダービー勝ち馬デザートクラウン(Desert Crown)(牡3)がキングジョージを回避
JDDはノットゥルノ(牡3)が勝利
香港年度代表馬は2年連続でゴールデンシックスティ(Golden Sixty)(セ6)が選ばれる
愛オークス大本命だった英オークス2着のエミリーアップジョン(Emily Upjohn)(牝3)は
北米リーディングを2度獲得し、種牡馬としてロアリングライオン、カメコ、ステファニーズキトゥンなどを送り出したキトゥンズジョイ(牡21)が亡くなる
愛オークス(G1)愛3歳牝馬 芝2400m
勝ち馬マジカルラグーン(Magical Lagoon)(牝3)
映像 https://youtu.be/lHvvxDt4pK0
英オークス1.2着のチューズデイとエミリーアップジョンが回避したことにより混戦模様となった同レース。
人気を集めた前走リブルスデールS勝ち馬のマジカルラグーンが直線半ばで先頭に立つと、迫るトイ(Toy)に並ばれながらもクビ凌ぎきり勝利。前走からの連勝で初G1制覇となった。2着のトイが前走仏オークス12着ということを考えるとレベル的には疑問が残る内容。
なお勝ったマジカルラグーンは日本でもお馴染みノヴェリストの半妹にあたる血統。
ダイアナS(G1)米4歳以上牝馬芝1800m
勝ち馬インイタリアン(In Italian)(牝4)
映像 https://youtu.be/pxvNmbOwXNM
人気は7連勝中で前走ニューヨークSを制したブレーカーストリートが人気を集めた。
レースはそのブレーカーストリートと同じ馬主のインイタリアンが引っ張り、ブレーカーストリートは例のごとく最後方からの追走。
3.4角からピッチは上がっていき馬群も詰まってきて直線へ。
直線に向いても手ごたえ良くインイタリアンが後続を振り切り差を広げると最後まで差を詰めさせることなく逃げ切り勝ち。同馬主のブレーカーストリートを差し置いてまんまと逃げきって見せた。更に勝ちタイムはトラックレコードのおまけ付き。2着には昨年のQE2世チャレンジCSで2着の実績があるテクニカルアナリシス()が入りブレーカーストリートは3着確保が精いっぱいだった。
なお同レース6頭の内4頭だしをしていたCブラウン厩舎管理馬が1~4着までの上位を独占する結果に。
パリ大賞典(G1)仏3歳牡馬、牝馬芝2400m
勝ち馬オネスト(Onesto)(牡3)
映像https://youtu.be/VvkQAiu7ba8
6頭立てとなった同レース。逃げたシムカミル(Simca Mille)がよどみないペースで引っ張っていき直線へ。直線に入った所で一旦後続を引き離し押し切るかに見えたが、道中最後方待機のオネストが外から一気に差し脚を伸ばして先頭に立つと、食い下がるシムカミルをクビ競り落として勝利。前走は初G1挑戦となった仏ダービーで5着だったが、距離を伸ばしてのG1制覇となった。2着にはシムカミルが残し、3着に仏ダービー2着のエルボデゴン(El Bodegon)、人気を背負ったクイーンズヴァーズ勝ち馬エルダーエルダロフ(Elder Eldarov)は4着に敗れた。
本馬の血統を見ると父父がガリレオで母父がシーザスターズなのでガリレオとシーザスターズ2×2の半兄弟クロスというかなり濃い血統。