中山10R 北総S(3歳以上3勝クラス)ダ1800m
勝ち馬ホールシバン牡3(父パイロ)
1人気ホールシバン 3.0 4枠6番 津村明秀
2人気エマージングロール 4.6 4枠5番 横山武史
3人気ブラックヘイロー 4.9 5枠8番 大野拓弥
9人気ブライトンロック 54.5 1枠1番 菅原明良
10人気 ヴィーダ 59.3 2枠2番 勝浦正樹
1着 ホールシバン
2着 ヴィーダ 1 1/2
3着 ブライトンロック 4
6着 エマージングロール
8着 ブラックヘイロー
中団から追走していたホールシバンが、直線外に持ち出されると、内から抜け出したヴィーダを勢いよく差し切って快勝。これで2勝クラスから連勝、通算成績を6戦4勝とした。勝ったホールシバンはパイロ産駒の3歳牡馬。
初戦は3着と敗れたが、2戦目の未勝利で初勝利を挙げると、続くもちのき賞では現OPクラスのダノンハーロック、JDD2着のゴッドセレクションを撃破。4戦目となったホープフルSは大敗。
前走は腱鞘炎の影響で11か月ぶりのレースを制すると、ここも勝って2連勝でOP入り。
過去のレースでは砂をかぶらないようなレースをしていたが、同レースでは砂をかぶっても問題なくレースを運べておりOPクラスでもいいレースができそうな印象。世代屈指の実力馬がようやく頭角を現してきた。
阪神7R 3歳以上1勝クラス 芝1800m
1人気シーニックウェイ 3.4 1枠2番武豊
2人気ヤマニンサンバ 6.1 2枠3番Mデムーロ
3人気サトノペルセウス 7.1 6枠11番藤岡佑介
5人気パタゴニア 8.3 8枠17番Cデムーロ
1着サトノペルセウス
2着シーニックウェイ 1 1/2
3着パタゴニア 1
4着ヤマニンサンバ 1 1/2
好位追走のサトノペルセウスは直線外に持ち出されると、勢いよく前で粘るパタゴニアを捉えると、後続を抑えきって快勝。通算成績を4戦3勝とした。
3歳馬ながら今年8月にデビューしたサトノペルセウスは地方で2連勝した後、中央へ転入し11月に初の芝レースとなった1勝クラスで3着、転入2戦目で待望の中央初勝利となった。
サトノペルセウスはセレクトセール出身で約1億7000万の値がついた高額馬。
元々は中央藤原英厩舎におり、調教過程を見る限りデビュー直前までいったが、放牧というのを繰り返しており、おそらく騙馬になっている点から気性的な問題があった、また調教がめちゃくちゃ軽いことからここまで始動が遅れたと思われる。
騙馬となったサトノペルセウスは門別のダート1200mでデビューするという価格を考えると中々異質なデビューではあるが、門別の2戦は力の違いで大楽勝。中央初戦の前走は敗れはしたものの、勝ち馬とはコンマ1秒差の3着で、かつ過去2戦を1200m,1000mを使ったということを考えると決して悲観するようなレースではなかった。
今回の1勝クラスは1000m通過が58,9の早い流れを好位追走から34.3の上がり2位でまとめて見せた。
騙馬というのが血統的に少し残念ではあるが、確実に素材はいいものを持っている。
こういう成績で結果を出していく芝馬も中々いないというのでぜひとも成功例として今後も活躍してほしいもの。
新馬評価 1~6段階で表示
中山1Rゼンカイテン3
中山2Rキボウノホシ2
中山3Rブルトンクール2
中山5Rアオイモエ4
中山6Rスコラーリ3
中山7Rエールトゥヘヴン4
阪神1Rヴァレーデラルナ3
阪神2Rクールココナヒメ2
阪神3Rヒロノシュン2
阪神6Rデシエルト4
中京1Rマルカアトラス2
中京4Rスカイトレイル3
中京5Rモズゴールドバレル3
中京10Rグットディール4
中団から追走したドウデュースが直線外に持ち出されると、先に抜け出したセリフォスを捉えて無傷の3連勝でG1取り。鞍上武豊騎手が初の朝日杯制覇。2着にセリフォス、3着にダノンスコーピオンが入り無敗馬3頭の1.2.3となった。
ちなみに5月生まれでの朝日杯制覇は09年のローズキングダム以来。
1800m以上のレースしか使っておらず、初の1600mがG1だった馬が勝利した例は2010年以降だと、ダノンシャンティ、トーセンラー、リオンディーズ、ソウルスターリング以来の5例目。
ということで今週も振り返り
勝ったドウデュースは新馬→アイビーS→朝日杯と3連勝。新馬戦、アイビーSはクビ差、朝日杯は1/2馬身差とすべて2着馬と差のない決着をしており、人気2頭からは少し離れた3番人気であったが、結果で示して見せた。新馬戦はクビ差で2着馬を競り落としたレースでさほど派手ではなかったが、5点、アイビーSも5点と一貫して高評価をしており、新馬で説明した3Fからゴールまで加速ラップを踏んでいる体力と持久力を同レースでも発揮してみせた。これは初戦、2戦目の内容を考えると高評価できていてよかったと思います。
2着セリフォスは朝日杯が4戦目。これまで新馬→新潟2歳→デイリー杯と3連勝でここに臨んできた。新馬は4点、新潟2歳は5点、デイリー杯は5点評価。
2戦目が個人的に非常に強いと感じたレースで個人的にかなり評価しているアライバル(怪我してるらしい)に勝ったという点で高評価をしていた。朝日杯は出していった分かかってしまい、最後は伸びを欠いた印象。完成度は高い馬だが、気性的な成長がなければ3着馬以降にも逆転されそうな感じ。厩舎的に伸びしろは期待できなそうなので気性的な成長次第
3着ダノンスコーピオンは新馬→萩Sと連勝しての参戦。新馬、萩Sともに5点評価。
こちらもドウデュースどうよう2戦とも接戦を制しており、派手なパフォーマンスではないが、2戦とも強い相手に勝ってきた点、とくに前走は6点評価を付けたキラーアビリティを競り落としたという所から高評価していた。
朝日杯はセリフォスの真後ろにつく絶好の位置取りだったが、結果的に後ろをついていった分追い出しが遅れてしまい、少し不完全燃焼の3着といった感じ。進路がスムーズならもう少しきわどかったかもしれない。
まだ、成長の余地があるなかでこのパフォーマンスは素晴らしいの一言。だた安田隆行厩舎ということもあり、短距離馬になる可能性は高い。
6点評価をしたジオグリフは後方から追い込んでくるも5着が精いっぱい。
新馬→札幌2歳の2連勝で同レース参戦。新馬は4点、札幌2歳は6点。
スタート後は出していかずに後方からの追走は過去2戦と同じ。ただ、当日は例えば7Rの芝1800mを例に出すと、1000m通過58.9の早い流れでも前に言った馬が残るようなレースが続いていただけに、さすがに届かないという位置取りではあった。
直線では前のドーブネが寄れたことでブレーキを一度かけた不利が多少響いたがそれでも4着が精一杯だっただろう。ジオグリフもセリフォスと同じく出していくと引っ掛かってしまうタイプの馬なのかもしれないが、喉鳴りの影響でだしていくと止まってしまうため出していけないのかもしれない。
レースを見ると距離が短いという意見をかなり見たが、(当事者なので詳しいレベルはわかりませんが)距離を伸ばすと影響が大きくなるという考えからの朝日杯の選択肢だったのかもしれない。今後は喉鳴りの影響度合いでかなり変わってくるかもしれない。
総合的にみると阪神JFに比べ高評価した馬が上位を独占したので少しホッとしています。
今週の出来事
・香港ヴァーズ2着にパイルドライバーはサウジCを目標
・新オーナーに購入されたJC5着のグランドグローリーは引退を撤回し、サウジCを目標
・香港マイル勝ち馬ゴールデンシックスティは来年の安田記念を春の大目標
・Oマーフィー騎手が度重なるアルコール検査陽性などを騎手免許を一時返上
・20年パリ大賞典、香港ヴァーズ勝ち馬モーグルが引退→障害用種牡馬入り
・全日本2歳優駿はドライスタウトが勝利