2022/2/12中央競馬回顧

東京11RクイーンC(芝1600m)勝ち馬プレサージュリフト(牝3 父ハービンジャー)

道中後方待機のプレサージュリフトは直線大外に持ち出されると、一気に末脚で前を飲み込み、ゴール前で粘るスターズオンアースをクビ捉えての勝利。

新馬戦からの連勝で通算2戦2勝とし、クラシック候補に名乗りを上げた。

勝ったプレサージュリフトは新馬戦で6点の満点評価をした1頭。

初戦同様後方からのレースとはなったが、強烈な差し脚で前をすべて捉え切った。

現状の形では、展開に左右される所があり、もまれた時どうかという点もあるが、力を出し切った時のレースはG1でも通用するレベルの末脚。ハービンジャー産駒ではあるが、母父であるディープインパクトの切れ味をしっかりと引き継いだという印象。

おそらく次走は桜花賞と思われ、初輸送など問題はあるが、乗り切れるようなら本番の有力候補の一頭になるだろう。

 

2着スターズオンアースはこれが5戦目。前走フェアリーS2着からの続戦でここも惜しい2着となった。2歳時は後方からの競馬でいい脚を使っていたが、近走はポジションを取りに行って結果も出している。直線で若干進路確保に手間取ったことで末脚比べに屈したが、プレサージュリフト、前走はライラックと互角のレースをしており、G1でも堅実に好走してきそうなタイプ。個人的には後方からの競馬の時の方が迫力あるレースをしていたのでもう一度末脚を生かす競馬を見たい所。

 

3着ベルクレスタは阪神JF6着以来となるレース。クイーンCは一時最後方までポジションを下げたが、上がり3F33.4の豪脚で3着まで食い込んだ。進路もスムーズに開かずでレースとしては勝てた可能性もあったかなという印象。負けはしたが、さすがにG1で6着にきているだけあって力があることは証明した。また、阪神JF6着馬がここでも上位にきていることから桜花賞戦線においても阪神JF組が中心に回っていくのではないかと感じた。

 

阪神3R3歳未勝利(ダ1800m)勝ち馬ノットゥルノ(牡3 父ハーツクライ)

道中3番手外から早々4角前から先頭に立ったノットゥルノが直線も後続からの差を詰めさせず、2着に5馬身差を付ける快勝。3戦目、初ダートで待望の初勝利を挙げた。

単純な比較ではあるが、同日同条件の1Rと1000mの通過はほぼ同じだったが、後半800mは1Rに比べ1.3秒早く脚力が全く違ったというレースだった。

時計面での優秀さもあるが、道中も引っ掛かり、直線も内に刺さりながら楽勝だったので伸びしろを考えるとかなり期待できそう。たしかな成長があれば重賞クラスまで上がってきそう。

 

 

阪神5R3歳未勝利(芝1800m)勝ち馬マイシンフォニー(牝3 父ディープインパクト)

初戦で高評価していたマイシンフォニーが4戦目でようやく初勝利。正直ここまで勝ち上がるのに時間がかかるとは思わなかったが、ついに初勝利。

高速馬場の上がりの早い決着が合うだろう馬だが、ようやくこの馬向きの馬場でのレースとなった。距離はこれ以上持たなそうなので将来は1400-1600あたりがベストになりそう。ただ、内容的には同レースがデビュー戦のヴィスパメンテの末脚が光った。

こちらも次走は注目。