2022/2/13中央競馬回顧+今週の出来事

東京5R3歳未勝利(芝1800m)勝ち馬ローシャムパーク(牡3 父ハービンジャー)

3番手追走から、レース途中で先頭に立ったローシャムパークは直線さらに差を広げていき、4馬身差を付ける快勝。3戦目で初勝利をあげた。

前走は共同通信杯にも出走したジュンブロッサムに展開の差で敗れたが、互角かそれ以上のレースをしていた。同レース後にはなるが、共同通信杯で4着になったジュンブロッサム相手に互角以上にレースをしているだけに、さすがに未勝利では相手がいなかった。レースを重ねるにつれ折り合い面に怪しさは出てきつつあるが、先手に立ってからは落ち着いてレースを運べていたので折り合いにはまだ不安がありそうではあるが、1勝クラスでも勝ち負けになるだろう。ペースは違うが共同通信杯よりも早い時計で勝利したことも評価が高い。

 

 

東京11R共同通信杯(芝1800m)勝ち馬ダノンベルーガ(牡3 父ハーツクライ)

少頭数ながら好メンバーが揃った共同通信杯。道中中団からの追走で直線は外に持ち出されたダノンベルーガが一気の差し脚でジオグリフ相手に1 1/2馬身差を付ける完勝。

一気にクラシック有力に名乗りをあげた。初戦でも高評価していたダノンベルーガ

ここでも十分勝負になると思ってはいたが、想像以上のパフォーマンス。

朝日杯5着のジオグリフを2戦目の同馬が完封して見せた。

かなり衝撃的なパフォーマンスで先週のドゥラドーレス同様またもダービー有力候補が現れた。鞍上松山騎手が「捕まっていただけ」と言わしめるレースぶりで去年のエフフォーリアを思い出すようなレース。

皐月賞というイメージはわかないが、ダービーは大注目の一頭となるだろう。

2着ジオグリフは1kg重い負担重量ながらしっかりと2着は確保して見せた。

さすがに力があるところは示したが、依然として距離に対する不安はありそうで喉鳴りもどこまで持つのかというのが難しい所。

今後のレース選択には注目したい。

東スポ杯2着のアサヒは出遅れが響き5着。朝日杯3着のダノンスコーピオンは状態がよくなかったという戦前のコメントの通り全く伸びず7着だった。

 

阪神5R3歳未勝利(芝1600m)勝ち馬ディオ(牡3 父リオンディーズ)

これが4戦目となったディオが超スローペースの中3.4番手を追走すると、直線は内を突き、上がり3F32.9の脚で快勝。4戦目で初勝利となった。

これまでは切れず決め手がなく惜敗がつづいていたが、目覚めたのか強烈な上がりで快勝だった。今後も期待できそう。

 

阪神6R3歳未勝利(芝2000m)勝ち馬ショウナンアデイブ(牡3 父ディープインパクト)

これが5戦目となったショウナンアデイブが待望の初勝利。

こちらも決め手がない印象だったが、ようやく動けるようになってきたのかスムーズに加速していき1 3/4馬身差を付ける快勝だった。これまでのレースとは違うレースぶりでようやく良くなってきた印象。セリで5億以上の値がついた同馬。今後の活躍を期待したい所。

 

今週の出来事

19年葵S,21年福島牝馬S勝ち馬ディアンドル(牝6)が引退→繫殖入り

21年チャレンジカップ勝ち馬ソーヴァリアント(牡4)が骨折,全治6か月

スパイツタウン産駒の米種牡馬スパイツター(牡10)が馬房内の怪我で安楽死

(現役時代は4戦3勝、主な勝ち鞍ドワイヤーS(G3))

19年愛ダービーソブリン(牡6)がアルゼンチンで種牡馬入り

04年JCD含むG1 5勝馬タイムパラドックス(牡24)が亡くなる

19年函館記念勝ち馬(牡8)が引退→乗馬入り

21年桜花賞2着馬サトノレイナス(牝4)が引退

マルシュロレーヌ、ラヴズオンリーユーの2頭が21年エクリプス賞モーメントオブザイヤーを受賞

ラブズオンリーユーが21年エクリプス賞最優秀芝牝馬部門を受賞

ルアーブル(Le Havre)(牡16)が健康上の理由で種牡馬引退

代表産駒:アヴニールセルタン、ラクレソニエール、ワンダフルトゥナイト

母父としてはパイルドライバー、デゼル、セリフォス等

 

C.FオーアS(G1)豪3歳以上    芝1400m    
勝ち馬トファン(Tofane)(牝6)    
映像https://youtu.be/N_YZ5kJdM50

逃げた6歳牝馬のトファンがいったいったで逃げ切って4度目のG1制覇。
同馬はこれが4度目のG1制覇だが、4戦すべてが1400mという1400mのスペシャリスト。
今秋シーズンをもって引退し、繫殖入りする予定とのこと。