2022/9/25中央競馬回顧+今週の出来事

中山6R 3歳以上1勝クラス)(ダ1200m) 勝ち馬パウオレ牝3(父ヘニーヒューズ)

デビュー2戦目となった4月の同条件未勝利を快勝したパウオレ、ここも好スタートから先頭に立つと直線も楽な手ごたえで後続を寄せ付けず完勝。4馬身差を付けてのゴールとなった。

4月の未勝利勝利後https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173は東京、福島を使い3.3着と敗れたものの相性のいい条件で再び強いレースを見せた。この条件ならもっと上のクラスも狙えそう。

 

新馬評価 1~6段階で表示

中山1R2歳未勝利(牝)(ダ1800m)ピッチパーフェクト(父マジェスティックウォリアー)4

中山2R2歳未勝利(芝1200m)クリノゴッホ(父マツリダゴッホ)2

中山3R2歳未勝利(芝1800m)マイネルカンパーナ(父ゴールドシップ)3

中山4R2歳新馬(ダ1200m)トモジャシーマ(父シャンハイボビー)3

中山5R2歳新馬(芝2000m)ストラグドス(父ハーツクライ)5

中京2R2歳未勝利(ダ1800m)メイクザビート(父マインドユアビスケッツ)3

中京3R2歳未勝利(芝1400m)モズライフセーバー(父シルバーステート)3

中京4R2歳未勝利(ダ1200m)ルクルス(父ハーツクライ)4

中京5R2歳新馬(芝2000m)バロッサヴァレー(父ハーツクライ)4

 

中山5Rはシルクの評判馬ポーラライツとコントレイルの半弟インタクトの対決に注目が集まっていたが、その2頭に割って入るように2番人気となったストラグドスが好位3番手追走から直線先頭に立つと、しぶとく脚を使って後続を完封。どこまでいっても抜かれなそうな印象で距離もあったほうがよさげ、パワータイプで中山も合いそう。今後も注目。

 

 

今週の出来事

20年かしわ記念勝ち馬で大井競馬に移籍したワイドファラオ(牡6)が引退

19年京都金杯勝ち馬パクスアメリカーナ(牡7)が引退→レックススタッド種牡馬入り

(全姉に12年VM勝ち馬ホエールキャプチャ、3代母に87年エリザベス女王杯勝ち馬タレンティドガール)

韓国で種牡馬として活躍していた12年マイルCS勝ち馬サダムパテック(牡14)が亡くなる

韓国で種牡馬として活躍していた中央、地方通算でG1を7勝したアドマイヤドンが(牡23)が亡くなる

 

16年ジャンリュックラガルデール賞勝ち馬で種牡馬として活躍していたナショナルディフェンス(National Defence)(牡8)が亡くなる

愛チャンピオン3着のヴァデニ(Vadeni)(牡3)が凱旋門賞出走の可能性が浮上

ニエル賞を制したシムカミル(Simca Mille)(牡3)は凱旋門賞には出走せずJCが目標

 

 

コティリオンS(G1)米3歳牝ダ1700m
勝ち馬ソサエティ(Society)(牝3)
映像https://youtu.be/rgzsjLq4EQk

人気は条件戦を4連勝してきた上がり馬グリーンアップ(Green Up)とケンタッキーオークスの覇者https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438089625023シークレットオース(Secret Oath)が人気を集めていた。

しかしレースでは逃げたソサエティが軽快に飛ばしていき、3.4角では5馬身以上のリードを保って直線へ。

追っていきたい後続各馬であったが、どの馬も脚が上がり前との差を詰められず。結局逃げたソサエティが2着のモーニングマッチャ(Moning Matcha)に5 3/4馬身差を付ける圧勝でG1初制覇。人気を分けたシークレットオースは3着、グリーンアップは4着となった。

勝ったソサエティはこれで6戦5勝。条件戦3連勝で挑んだ7月のCCAオークスでは勝ったネスト、シークレットオースから離された4着と敗れたが、前走G3を快勝し重賞初制覇。勢いそのままにG1も奪取。シークレットオースも逆転してもせた。

 

 

ペンシルベニアダービー(G1)米3歳ダ1800m    
勝ち馬テイバ(Taiba)(牝3)    
映像https://youtu.be/5wqdg8LNliE

春のクラシック上位組が人気を集め、中心はテイバ、春は4月のサンタアニタダービーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173を制したが、ケンタッキーダービーでは12着と大敗。しかし、その後のハスケル招待ではサイバーナイフ(Cyberknife)の2着となり実力を証明、2度目のG1制覇を狙う。

これに続いたのがゼンダン(Zandon)、春は4月のブルーグラスShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438081331173を制しG1は取ったものの、その後のケンタッキーダービーが3着、ジムダンディS、トラヴァーズSがそれぞれ2.3着とすこし勝ちきれない印象。ここは2走で敗れたエピセンターがおらず絶好のチャンス。

3番人気には上記でも名前が出たハスケル招待https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889899681623勝ち馬のサイバーナイフが続いた。

道中は4番手イン辺りにテイバ、その少し後ろ6.7番手辺りからゼンダンとサイバーナイフが続いた。

直線では4角回って勢いよく外に持ち出された赤い帽子のテイバが力強く伸びて先頭へ。最内からゼンダンも脚を伸ばすが差は詰まらず、テイバが3馬身の差を付ける完勝でG1取り。2着にはゼンダンが入り、追い込んだサイバーナイフは辛うじて3着確保となった。

テイバはガンランナー産駒の3歳牡馬。コティリオンSに続きガンランナー産駒が同日G1を連勝となった。今後はBCクラシックを目標にするとのこと。

 

チェヴァリーパークS(G1)英2歳牝芝1200m    
勝ち馬レズー(Lezoo)(牝2)
映像https://youtu.be/FEHOdGVi49o

10倍以下となったのは3頭でまずはメディテイト(Maditate)、9/11でのG1出走から、中1週でのG1連戦。前走はタヒーラに敗れたものの、それまでの4連勝の内容がよく、ここも人気の中心。

2番人気が前走取り上げたフライングチルダーズShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889914962306を制したトリリウム(Trillium)、近2走は1000mを使っていたが、ここは1200mに距離を伸ばしてきた。

3番人気はレズー、ここまで4戦3勝。前走7月のG3で初重賞制覇を飾り、次は初G1を狙っての出走となった。

レースは正面から見て奥側にいた三頭が上位を占め、その中でも一番奥から伸びてきたレズーが人気のメディテイト、2走前にレズーに土を付けたモージ(Mawj)の追撃を抑えきっての勝利。G1初制覇となった。

2着にメディテイトが入り、3着にモージ、トリリウムは8着に敗れた。

 

 

ドルパークS(G1)英2歳牡芝1200m    
勝ち馬ブラックビアード(Blackbeard)(牡2)    
映像https://youtu.be/9_e8obiYl5I

人気は2連勝で挑んだ前走G2で2着となったマーシュマン(Marshman)が一番人気となっていたが、これに続いた8月のモルニ賞勝ち馬https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889908775340であるブラックビアード3番手辺りから追走すると勢いよく前を捉え切り、後続も抑えて勝利。G1連勝を含む3連勝。通算成績は8戦6勝、重賞4勝目、G1は2勝目となった。

2着には前走モルニ賞で3着となったジアンタークティック(The Antarctic)が出遅れながらも巻き返し2着に入り入りAオブライエン厩舎ワンツー。3着にはモルニ賞2着のペルシアンフォース(Persian Force)が入り、終わってみればモルニ賞上位1.2.3という結果に。人気のマーシュマンは5着と敗れた。

 

オイロパ賞(G1)独3歳以上芝2400m    
勝ち馬レベルスロマンス(Rebel's Romance)(セ4)    
映像https://youtu.be/IpgeBWuYg2M

10倍を切っていたのは3頭でまずはレベルスロマンス、2連勝で挑んだ8月のベルリン大賞https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889906676145でG1初制覇。ここはG1連勝を狙って挑んだ一戦。これに今年の独ダービーhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889893529435、ダルマイヤー大賞https://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889902629951と連勝し、前走バーデン大賞ではメンドシノ、トルカータタッソの3着となったサンマルコ(Sammarco)、そのサンマルコが制したダルマイヤー大賞で2着となったアメイジンググレイス(Amazing Grace)が続いた。

直線2.3番手から前を射程に入れたサンマルコが満を持して前を捉えにかかるが、後方にいたゴドルフィンのレベルスロマンスが一気の脚で内ラチに切れながら先頭へ。立て直してからサンマルコも迫るが及ばずレベルスロマンスがっ勝利。2着にサンマルコ、3着のアメイジンググレイスという結果になった。


モイアS(G1)豪3歳以上芝1000m    
勝ち馬クーランガッタ(Coolangatta)(牝3)    
映像https://youtu.be/dby9eQuYutY

同レース唯一の3歳馬で他馬より6.5kg~8.5kg軽い斤量での出走となった

クーランガッタが最内からハナを叩いて先頭に立つと50kgの軽ハンデを生かして古馬を撃破。きわどく迫られはしたが辛くもしのぎ切って見せた。今年3月の2歳最高賞金G1であるゴールデンスリッパーで1番人気を背負い3着と敗れたしたが快速ぶりは披露。今年初戦のG2では3着と敗れたが、叩き2戦目となったここで見事決めてG1初制覇となった。

 


ゴールデンローズS(G1)豪3歳芝1400m    
勝ち馬ジャックノウ(Jacquinot)(牡3)    
映像https://youtu.be/MKyon2MJZuE

道中は中団やや後ろから大外に持ち出されたジャックノウ、直線向いたときは絶望的かに思えたが、一気の末脚で前に迫ると、粘る人気のインシークレット(In Secret)をアタマ捉える豪快な差し切り勝ち。2歳2冠のファイアバーン(Fireburn)は5着、3冠最終戦でファイアバーンの3冠を阻止したシーズエクストリーム(She's Extreme)は6着に敗れた。

勝ったジャックノウは2歳時G1ではブルーダイヤモンドS3着、ゴールデンスリッパー6着と善戦止まりに終わったが、今季初戦のG3を快勝。ここが今期2戦目となりG1初制覇となった。

 

アンダーウッドS(G1)豪3歳以上芝1800m    
勝ち馬アリゲーターブラッド(Alligator Blood)(セ6)    
映像https://youtu.be/1eSMrNB_thU

6頭立てながらG1馬が5頭という好メンバー揃いの一戦。人気では前走9月のマカイビーディーヴァShttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=4207112889914962306を制したアイムサンダーズトラック(I'm Thunderstruck)、豪移籍後、16戦して馬券外は1度のみ、G1を3勝しているこの路線お馴染みのザーキ(Zaaki)、今年4月にドンカスターマイルhttps://blog.hatena.ne.jp/riria29/riria29.hatenablog.com/edit?entry=13574176438079595105で同レース人気のアイムサンダーズトラックを抑えG1初制覇を飾り、現在3連勝中のミスターブライトサイド(Mr Brightside)、前走マカイビーディーヴァSでアイムサンダーズトラックの2着となったアリゲーターブラッド、マカイビーディーヴァS3着のモウンガ(Mo'unga)が続いた。

レースはアリゲーターブラッドが引っ張っていき、ザーキが2番手、モウンガが3番手、ミスターブライトサイドが4番手と縦一列に続いていき、5番手外からアイムサンダーズトラックが追走。

4角回るところで後続がぐっと差を詰めてきて直線へ。直線向いてザーキがアリゲーターブラッドに並びかけるが並んでから交わすどころかむしろ差を広げられていく、ザーキがアリゲーターブラッドから離されていくと、後続各馬が変わるようにして接近。しかし前までは届かずアリゲーターブラッドが押切勝ち。接戦の2着にはモウンガ、3着にザーキ、4着にアイムサンダーズトラックが入り、5着がミスターブライトサイドとなった。

馬主が破産したことにより、一時はジャパンカップの可能性も...?と言われていながら馬主が変更され勝負服も変わり豪に出走が可能となったことで継続して出走を続けている同馬。叩き3戦目で見事なG1勝利となった。

3歳時にG1を制しながらも低迷、しかし5歳シーズンでG1を再び制すると6歳となった今期もG1を制覇。なんとなくロゴタイプを思い出す一頭。今後も動向に注目。