チェルトナムフェスティバルDay1

せっかくなのでG1だけでも4日間取り上げていこうと思います。

 

海外障害のざっくりとした定義は過去の記事を参照

 

1R Sky Bet Supreme Novices' Hurdle(G1 障3298m)

勝ち馬コンスティテューションヒル(Constitution Hill)(セ5)

出馬表、映像https://www.racingtv.com/results/uk/372035-cheltenham/15-Mar-2022/1330

ウィナーズエンクロージャ

https://twitter.com/cheltenhamraces/status/1503728942976540672?s=21

 

人気は3頭が集めており、1頭抜けて人気だったのが、2番のコンスティテューションヒル(Constitution Hill)。デビュー戦で2着に14馬身差を付けて勝利すると、前走Unibet Tolworth Novices' Hurdle(G1 障3213m)https://www.racingtv.com/racecards/sandown-park/371462-unibet-tolworth-novices-hurdle-grade-1-1?sort=price&non-runner_display=false

でも12馬身差を付ける圧勝でここも人気最有力だった。

2番手はここまで4戦4勝でG2を2連勝してここに臨んできたジョンボン(Jonbon)

3番手はこちらも同じく4戦4勝で前走G2を勝利しここに臨んできたダイサートダイナモ(Dysart Dynamo)が続いた。

 

レースはダイサートダイナモが速いペースで飛ばしていき、2番手にジョンボン、3番手にコンスティテューションヒルと人気3頭が引っ張る形。

かなり速いペースをかかり気味で進んでいったのが影響したのか残り3障害地点でダイサートダイナモが落馬。そこからはジョンボン、コンスティテューションヒルが並走しながら進んでいくが、残り2障害を越えたところで一気にコンスティテューションヒルが引き離していき結果的には2着ジョンボンに22馬身差を付ける大楽勝。ノーヴィスハードルかつ、馬場状態もGood to Softということを考えると驚異のスピード能力を見せた。2着にはジョンボンが残り、3着にはキルクルード(Kilcruit)が入った。

 

2R Sporting Life Arkle Challenge Trophy Novices' chase(障3198m)

勝ち馬エドワードストーン(Edwardstone)(セ8)

出馬表、映像https://www.racingtv.com/results/uk/372036-cheltenham/15-Mar-2022/1410

ウィナーズエンクロージャ

https://twitter.com/asymondsjourno/status/1503740754971217930?s=21

 

人気の中心はここまで4連勝中で前走G2を勝っての参戦となったエドワードストーン。2番人気にリヴィエレデティール(Riviere D'etel)。こちらは3連勝で挑んだ前々走のRacig Post Novice Chase(G1 障3419m)https://www.racingtv.com/racecards/leopardstown-ireland/365656-racing-post-novice-chase-christmas-grade-1?sort=price&non-runner_display=false

がファーニーホロウ(Ferny Hollow)の2着。前走Patrick Ward&Co Sokictitors Irish Arkle Novice Chase(G1 障3459m)https://www.racingtv.com/racecards/leopardstown-ireland/372023-patrick-ward-co-solicitors-irish-arkle-novice-chase-grade-1?sort=price&non-runner_display=false

が同レースにも出走しているブルーロード(Blue Lord)の2着で、同レースで初G1制覇を狙っていた。

3番人気がブルーロード。こちらは3連勝で同レースに臨んできた。前走はリヴィエレデティールを破ってG1初制覇しここに臨んだ。

レースは第4障害で目の前の馬が落馬する危機的状況を回避したエドワードストーンが、先頭に立ったリヴィエレデティールを捉えて最終障害を先頭で飛越すると、最後は後続を突き放して4 1/4馬身差を付けて勝利。

2着にガヴィナコ(Gabynako)が入りブルーロードが3着、リヴィエレデティールは5着に敗れた。

 

 

4R Unibet Champion Hurdle Callenge Trophy(G1 障3299m)

勝ち馬ハニーサックル(Honeysuckle)(牝8)

出馬表、映像https://www.racingtv.com/results/uk/371682-cheltenham/15-Mar-2022/1530

ウィナーズエンクロージャ

https://twitter.com/cheltenhamraces/status/1503763032597487624?s=21

 

人気は2頭が抜けていたが、その中でも断然の1番人気に支持されたのがハニーサックル

ここまで15戦15勝で無敗という強烈な成績。前走は2月のChanelle Pharma Irish Champion Hurdle(G1 障3218m)https://www.racingtv.com/racecards/leopardstown-ireland/372031-chanelle-pharma-irish-champion-hurdle-grade-1?sort=price&non-runner_display=falseを快勝しての参戦。昨年も同レースを制覇しており、ここは連覇のかかった一戦となった。

 

対抗に挙げられたのはアプリシエイトイット(Appreciate It)。

こちらは8戦6勝、2着1回、3着1回で昨年のチェルトナムフェスティバル開催Sky Bet Supreme Novices' Hurdle(G1 障3298m)https://www.racingtv.com/racecards/cheltenham/310289-sky-bet-supreme-novices-hurdle-grade-1-1?sort=price&non-runner_display=false

では2着に24馬身差を付けて圧勝する圧倒的なパフォーマンスを見せた。しかし、1年ぶりのレースということが事前の予想では不安視されていた。

 

レースはアプリシエイトイットが逃げて、ハニーサックルは少し後ろを追走。

4角地点で一気にポジションを押し上げていったハニーサックルが残り2障害を越えたところで先頭に立ち、一気に突き放していくと最後は差を広げていき2着のエパタント(Epatante)に3 1/2馬身差を付けて快勝。無敗記録を16に伸ばした。人気のアプリシエイトイットは7着に敗れた。

勝ったハニーサックル牝馬で鞍上が女性騎手のRブラックモア騎手ということもあり人気が非常に高い一頭。8歳馬ながら抜けていくときの瞬間的なスピードは群を抜いておりここがこの馬の大きな武器の一つと思われる。

どこまで連勝記録を伸ばせるか楽しみにしたい。

 

 

 

5R Close Brothers Mares' Hurdle(G1 障4005m)

勝ち馬マリーズロック(Marie's Rock)(牝7)

出馬表、映像 https://www.racingtv.com/results/uk/372037-cheltenham/15-Mar-2022/1610

 

人気は非常に割れていて混戦模様と思われていた同レース。

1番人気は前走G2を勝ちここに臨んできたストーミーアイランド(Stormy Ireland)。2番人気は2頭並んでおり、前走G3を2着からここに出走したクィーンズブローク(Queens Brook),さらには前走G3 3着からここに来たテルメサムシングガール(Telamesomethinggirl)が続いた。

レースはストーミーアイランドが1.2番手でレースを運び中盤以降は4.5番手辺りを追走、その後ろにぴったりとクイーンズブローク、テルメサムシングガールは後方からのレースとなり、勝ったマリーズロックは中団インを追走していた。

レース終盤、スーッと前に取り付いてきたクィーンズブロークが残り2障害で先頭に。この障害で前の馬が落馬したあおりを受けてテルメサムシングガールが落馬。クィーンズブロークが先頭で直線へ。最後の障害を越えるあたりで抜け出しにかかったクイーンズブロークの後ろからマリーズロックがスーッと迫ってきて最終障害を飛越。一旦は合わせに行って抵抗したクイーンズブロークだが最後はマリーズロックに離されての2着。

勝ったマリーズロックは最終的に2着のクイーンズブロークに1 3/4馬身差をつけての勝利。これまで条件戦を多く使われており、初G1挑戦だったが、見事な走りだった。人気のストーミーアイランドは4着。